ピクシブ百科事典

スペイン風邪

すぺいんかぜ

スペイン風邪とは20世紀初頭に世界規模で流行したインフルエンザである。
目次[非表示]

概要

この風邪が流行した時期の世界は第一次世界大戦中で情報統制による情報伝達が行われなかったため、最終的に当時の人口18億~20億人に対し、感染者5億人、死者5千万人~1億人にまで流行してしまった。
もちろん日本も例外ではなく、当時の人口5500万人に対し、死者39万人~48万人とされている。

背景

発生の起源はアメリカフランス中国と挙げられているものの、決め手となる証拠が見つからず、仮設の域を出ていない。
当時はあたかもスペインが発生源のように思われたが、戦時下の連合国と同盟国の双方は士気に関わるとの理由から検閲による報道管制で病気の存在を伏せていた。しかし、スペインは中立国で自由報道がされており、国王が感染した際に大々的に報じられたことでスペインが発生源として名称の由来となった。要するに風評被害も甚だしい話である。
そのため、後に2020年代に現れる新型コロナウイルス感染症の名称に、地名や人名や動物名ではなくCOVID-19の名称が採用された理由になっている。

経過

先述の通りウィルスの起源は未だ不明だが、記録上最初の出現は(もちろん、これ以前に記録されていない出現した存在の可能性は否めない)アメリカのカンザス州にある陸軍基地で確認されている。基地のそばの湿地帯はカナダから飛来する渡り鳥の休憩地で、ここで人間への感染が起こったとするのがアメリカ説の根拠とされる。
ここから国内の別の基地に感染が広がり、感染者とともに欧州へ出征し、そのまま西部戦線へ送られた。劣悪な衛生環境の塹壕では瞬く間に感染が拡大。白兵戦で敵のドイツ軍も感染。両軍ともに戦死を上回る病死で兵力が損なわれ、戦況が膠着と長期化する要因となった。またロシア北アジアトルコイランなどの中東南米アフリカに拡大。
さらに欧州各国がアジア植民地から招集した現地民の兵士たちが故郷へ帰還し、さらに日本が日英同盟の下に参戦して派遣した軍艦も帰還。それによって東アジアまで感染が広がり、世界規模のパンデミックに悪化した。日本ではこの時にマスクが定着するようになった。
戦後処理を決めるパリ講和会議に参加した米国大統領ウィルソンもスペイン風邪に感染。英仏の主張した莫大な対独賠償案を止められなかったのは病気で気力を損なわれてたからとも言われる。

亡くなった人(日本・50音順)

池田禎政(侯爵)
井戸泰(医学者)
宇治朝子(宝塚歌劇団団員)
大須賀乙字(俳人)
大山捨松(華族、教育者)
折田彦市(教育者、文部官僚)
後藤慶二(建築家)
近藤廉平(男爵、日清汽船社長、日本郵船会社第3代目社長、貴族院男爵議員)
西郷寅太郎(華族、陸軍軍人、西郷隆盛の嫡男)
島村抱月(劇作家、文芸評論家、演出家、小説家、詩人)
末松謙澄(ジャーナリスト、政治家、歴史家)
竹田宮恒久王(皇族、陸軍軍人)
辰野金吾(建築家、東京駅をデザイン)
徳大寺実則(公卿、官僚)
野口シカ(野口英世の母親)
野村朱鱗洞(俳人)
走り坊主(僧侶)
平田佐十郎(実業家)
三島中洲(漢学者)
三好愛吉(教育者)
村山槐多(画家)
諸井春畦(実業家、書家)

関連タグ

風邪 インフルエンザ 新型インフルエンザ パンデミック

鳥インフルエンザ:凍土に埋葬された患者の遺体からの採取と分離によって、鳥インフルエンザの突然変異による新型インフルエンザと判明した。

コロナウイルスCOVID-19(2019年新型コロナウイルス感染症):致死率は低いが感染力が非常に強く世界中で被害を出している点が共通している。また、スペイン風邪と同様に風評被害を煽る者(通称コロナ脳)も現れている。

外部リンク

スペインかぜ - Wikipedia

関連記事

親記事

新型インフルエンザ しんがたいんふるえんざ

子記事

pixivに投稿された作品 pixivで「スペイン風邪」のイラストを見る

このタグがついたpixivの作品閲覧データ 総閲覧数: 2350

コメント