概要
迷宮都市オラリオに存在するデメテルが主神を務めるファミリア。エンブレムは麦と女神の側面像(プロフィール)。
生産系及び商業系の派閥で、戦闘員が皆無の為なのか、派閥の等級は「C」と低い評価を受けているが、実際はむしろオラリオ全体の生命線…特に食糧事情に関わる程の重要な存在であり、このファミリアに万一の事態があれば、「多くの人々が飢え、迷宮都市には『永遠の冬』が訪れる」とさえ言われている。
眷族達の中に「戦闘員」と呼べる者は存在しないが、主神のデメテルが「豊饒」を司る女神である事から、ファミリアもオラリオにおける農業を担当しており、穀物や野菜、果物等、オラリオに出荷されている農産物の殆どが生産されている。
ヘスティアのバイト先で作られている「ジャガ丸くん(オラリオ風のコロッケ)」の材料となるジャガイモや、ディオニュソスが造っている神酒の葡萄酒の原料となっている葡萄も、【デメテル・ファミリア】の農場で作られた物である。
派閥の形態故に、眷族の中には『神の恩恵(ファルナ)』の恩恵を受けている者だけでなく、都市外の大農場で普通に農業を営んでいる非戦闘員もおり、それらも含めると、規模に関しては都市最大の派閥とされている【ガネーシャ・ファミリア】をも凌駕する。
詳しい組織構造は不明だが『豊饒の女主人』のルノア・ファウストが恩恵だけもらっている。