概要
伊豆急行が、東京急行電鉄から8000系44両と8500系1両(※旧・デハ8723号の1両のみクモハ8152号へ改造編入)を譲り受けて改造したもの。
1990年代、開業時に用意した100系の老朽取替用として東急8000系が候補に挙がっていたものの8000系の廃車計画が無かったため、繋ぎとしてJR東日本から113系と115系を譲り受け、200系として整備・投入した。
2000年代に入り、8000系の廃車がスタートしたことで当初の計画通り8000系を譲り受けることとなり、200系全車とリゾート21の一部を置き換えた。
改造内容
登場時は2両編成と4両編成に組成された。先頭部と側面にはハワイアンブルーの帯がラッピング。連結器は東急時代の密着自動連結器から電気連結器付の密着連結器へ換装した。
内装は東急時代から徹底リニューアルされ、海側の座席がロングシートからボックスシートへ改造された。このボックスシートは西武10000系ニューレッドアローのリニューアル工事で発生したリクライニングシートの流用で、回転機構やリクライニング機構は封印されている。山側の座席はロングシートそのまま。
- 長時間乗車を想定してモハ8200形にトイレを新設し、またトイレ向かい側に車椅子スペースも設けた。
- 2両編成については中間電動車の旧・東急デハ8100形へ運転台を取り付け、クモハ8150形として組成。クモハ8150形の増設運転台は急行灯や側面のコルゲート板が存在しない事以外はオリジナルに準じている。相方となる旧・東急クハ8000形も電装され、クモハ8250形となった。こちらは電装化に際してパンタグラフが新設されたが、搭載が考慮されていなかったために運転台側のエアコンを1機撤去してその跡地へシングルアーム式パンタグラフを搭載した。
3両編成への組成変更
当初計画では8000系を50両投入する予定だったが、投入計画の変更により2008年から4両編成と2両編成を3両編成に組み替え。最終的に3両編成15本45両の陣容となった。
組み換えに際しては4両編成を2両ずつ、2両編成を1両ずつに分割し、それを組み合わせて3両編成とした。
- 3両化に際して、伊豆急下田向きのクハ8000形へトイレが新設された。