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シルエットシステムの編集履歴

2021-06-21 10:48:33 バージョン

シルエットシステム

しるえっとしすてむ

シルエットシステムは、TVアニメ『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』に登場する架空の武装換装システム。

概要

ストライクガンダムストライカーパックシステムを参考に開発したザクウォーリアウィザードシステム、そのシステムをさらに発展させたインパルスガンダム専用の換装システム。これはストライクと同様にバックパックを換装する事で様々な戦況に対応する機構であるが、インパルスは条約によって生まれた制約から単機で補完しきれない機能を分割した意味合いもある。

アニメ本編では高機動型の「フォース」、火力重視の「ブラスト」、近接戦闘用の「ソード」の三種類が登場しており、それぞれの特化形態ではザフト・ファーストステージの核機動ガンダムに匹敵または凌駕する。地球連合軍が開発したPS(フェイズシフト)装甲を発展させたVPS(ヴァリアブルフェイズシフト)装甲の「装甲に流す電流の量を調整・最適化する」という性質により、装着したシルエットによって機体の色が変化する。


各シルエット

フォースシルエット

中近距離戦闘を想定した機動力強化用のシルエット。このシルエットに換装した形態がフォースインパルスである。

フォースシルエットは大推力のスラスターと複数のバーニアスラスターを持ち、機動戦闘能力ではフリーダムと同等である。放熱板を兼ねた6枚の翼を備え、宇宙空間や大気圏内を問わず高い飛行能力を発揮する。また装備としてビームサーベルを2本搭載し、機動力と合わせて格闘能力も向上させる。


フォースインパルスは高い機動性とライフルにシールドとサーベルというスタンダードな武装、加えて大気圏内での飛行が可能な点からも汎用性が高く、第2話で初登場して以来最も使用頻度の高い形態である。VPS装甲の色は、シルエットを装着していないインパルスと同じく白と青を基調とするものとなっている。


A-M941 ヴァジュラビームサーベル

フリーダムやジャスティスに装備された「MA-M01 ラケルタ」を改良したビームサーベル。セカンドステージシリーズのMS用に開発されたものであり、セイバーカオスガイアも同じものを装備している。

一部資料では連結形態の「アンビテクストラス・ハルバード」モードも存在するとされている。


MMI-710 エクスカリバー レーザー対艦刀

34話でのフリーダム戦で、フォースシルエットの状態のままソードシルエットを射出させ、フォース状態のままでエクスカリバーを1本使用してフリーダムを撃破したのはかなり印象的である。その影響か、後に発売したMGのフォースインパルスのガンプラではエクスカリバーが付属していたり、ゲームなどではフォースインパルスの武装に加わっていたりと、フォース状態でのオプションとして取り上げられている。

大気圏内での飛行が可能なフォース状態に、高い切断能力を持つエクスカリバーとの相性は意外とよく、エクスカリバーを持っての突撃はゲームなどでも必殺技の様に演出されている(後継機のデスティニーにもアロンダイトの突撃があるが)。


ソードシルエット

対MS格闘戦を想定した格闘戦用シルエット。このシルエットに換装した形態がソードインパルスである。

ソードシルエットに搭載される追加装備は全て近接戦闘用のものだが、機体本体のビームライフルはそのまま使用でき中距離戦闘にも対応可能。

追加装備を全て取り外したソードシルエットの形状は非常にシンプルであり、デッドウェイトとなる部分は殆ど無く、機体の運動性能を損なわない。VPS装甲の色は白と赤が基調となっている。

劇中では活躍頻度こそフォースに劣るがシンの初のSEED発現やルナマリアが搭乗してのデストロイ撃破など見せ場がある。

また、Gジェネレーションではシン・アスカのベーシック機体がこの形態であると、エール特化のストライクと違いインパルスを象徴する形態となっている。


MMI-710 エクスカリバー レーザー対艦刀

2本装備されたレーザー対艦刀。二刀流で振り回す事もできるが、柄同士を連結させた「アンビデクストラスフォーム」にする事で、槍やランスのように間合いをとった戦いにも対応できる。


RQM60 フラッシュエッジビームブーメラン

ジャスティスに搭載されていた「RQM51 バッセルビームブーメラン」の改良発展型で、2つのブーメランの本体部分を結合する事でビームではなく実体の刃を持ったブーメランとして使用する事もできる。


ブラストシルエット

対艦攻撃・火力支援を想定した火力強化用のシルエット。このシルエットに換装した形態がブラストインパルスである。

ブラストシルエットは多種多様の火器を搭載しており、単純な破壊力と射程距離は全シルエット中最強といえる。

また、中距離以下での戦闘を考慮した装備も備えられており、ある程度は格闘能力と機動性も保たれている。ブラストインパルスのVPS装甲は白と黒および緑が基調となっている。大出力ビーム砲「ケルベロス」を使用するにあたり、エネルギーの激しい消耗に対応するためにVPS装甲の通電量を減らし、エネルギーを節約することで対応している。

また、黒い部分はよく見ると通電していない状態の装甲の色に酷似しているため、この部分は通電を切っていると思われる砲撃メインなので近接を想定しない設定なのだろう。


M2000F ケルベロス高エネルギー長射程ビーム砲

2門備えられたビーム砲。ガナーウィザードのオルトロスの改良型。


MMI-M16XE2 デリュージー超高初速レール砲

肩部に装備された2門のレールガン。フリーダムに採用されたクスィフィアスの系列モデルで、プラズマを投射する事も可能としている。ケルベロス、もしくは4連装ミサイルランチャーと同時発射も可能。


GMF39 四連装ミサイルランチャー

ケルベロスと一体になっているミサイルランチャー。AGM141「ファイヤーフライ」誘導ミサイルの発射管が2門の砲身に4つずつ、計8つ備えられている。ケルベロスの砲口と正反対の位置に付いている為、ケルベロスとの同時発射はできない。


MA-M80 デファイアントビームジャベリン

ケルベロスの砲身内部に収納されている格闘兵装。柄が長いため敵機との間合いを稼ぐ役割も持つ。


局地戦対応のシルエット

カオスインパルス

カオスと同様の機動兵装ポッドを背負う形のシルエットを装備。腰部サイドアーマーと両碗のシールドがクローに変形する。MA形態への変形も可能だが、脚部を切り離す必要がある。

なお、カオス・アビス・ガイアのシルエットについては構想のみで終わっており、実機は存在しない。


アビスインパルス

アビスインパルス

アビスの特徴である両肩部シールドを装備したシルエットと、専用のレッグフライヤーを装備。アビス同様に水中用MAへの変形も可能。全身が青基調のVPS装甲となっている。


ガイアインパルス

フレーム強度に問題が生じるため、ガイアとは異なり、MS形態時の腕部をMA形態の前脚部とする可変機構は除外されている代わりに、バックパックを前脚部とする可変機構を搭載しているため、下半身のみで四足の形態に変形させることが可能となっている。その為かシルエットとレッグフライヤーが一体化している。


統合兵装型シルエット

デスティニーインパルス

フォース、ソード、ブラストの全シルエットの特性を備えた万能型モジュール「デスティニーシルエット」に換装した形態であり、ストライクのI.W.S.P.またはマルチストライカーに相当する統合兵装システム試験運用型とされている。

詳細ははデスティニーインパルスを参照。


デスティニーインパルスR

デスティニーインパルスの計画を引き継いだ民間企業が独自のコンセプトを加えて完成させた機体。

詳細はデスティニーインパルスRを参照。


関連タグ

インパルスガンダム

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