概要
1886年、薬剤師のジョン・S・ペンバートン博士により、米国ジョージア州アトランタで誕生。以降120年以上にわたり、国境や文化を越えて世界中の人々に愛されており、その規模は200以上の国や地域に及ぶ。
ディズニー、ジーンズ、ナイキのスニーカーと並ぶアメリカ文化の象徴的存在。
「コカ・コーラ」という名前は、発売当時経理を担当していたロビンソン氏が、リズミカルで覚えやすい名前がいいと考えてつけたもの。
登場時は味わいを出す為未精錬のコカイン葉が使用されており、名前の由来のひとつだったが、その後本国を始めほとんどの先進国でコカインが違法化された為、カフェインに取って代わられた。
なお、コカインが禁止されるという事態に対して当初コカコーラ社が使用した対策法は「コカイン成分を徹底的に洗い流したコカの葉をアルコールに漬け、そのアルコールを微量添加する」というウルトラCであったという。現在でもこれを行っているのかどうかは不明。
そのレシピは極秘となっており、一部が流出するだけでも大変な騒ぎとなる。
また、「コカコーラの完全なレシピを知っている人は全世界で二人しかいない」という噂があるが、実際には何人が知っているのかすら判明していない。この噂が勘違いされて「コーラのレシピを知っている人は全世界で二人しかいない」という話にすり変わってしまうことがあるが、もちろんこれは間違い。
ローカライズ
コカ・コーラは日本人に最も馴染み深いと思われるコーラで、日本国内でのコーラ=コカコーラと言っても過言ではない。
これはコカ・コーラの日本進出に当たって徹底したローカライズが施された事が功を奏したものである。
炭酸の強さを若干抑え、代わりにシロップ濃度をあげる事で味をしっかり感じられるようにし、基本的に炭酸飲料にも爽快感と同時に味わいを求める日本人の好みにマッチさせたもの。
米本国仕様のコーラは「COCA COLA CLASSIC」の商標名で1990年頃から輸入・販売されるようになったが、こちらの味は、表現するならペプシコーラにより近いものになっている事がわかる。
このような徹底したローカライズがコカコーラの強みで、「海外で強いコカ・コーラ」「国内(アメリカ)で強いペプシコーラ」という構図になっている。
ちなみに日本の文献で最初にコカ・コーラについて言及しているのは、収録作品に「コカコオラもう一杯」というものがある、詩人の高村光太郎による作品集「狂者の詩」(1914年発表)であるとされる。高村は明治末期に渡米しているため、この際に飲用した感想であろう。
関連動画
2011年以降AIの「ハピネス」がテーマソングとして起用されている。
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加山雄三:最初のCMタレントとして「ランチャーズ」とともに出演。