概要
正式名称は「ガマ星雲第58番惑星 宇宙侵攻軍特殊先行工作部隊」。ケロン軍が地球(ペコポン)侵略のために派遣した。
ケロロ軍曹を隊長として、タママ二等兵・ギロロ伍長・クルル曹長・ドロロ兵長の5人で構成されている。
元々は、侵略の前に文化や社会・軍事・環境などを調べ、侵略をしやすくするための小隊であった。
しかし、日向冬樹を始めとしたペコポン人に存在を知られ準備前の衝突を危惧した本隊が撤退した事、各地で別行動していた隊員が集結に前後して接触したペコポン人と仲良くなってしまったこと(当のケロロは「捕虜」と言っている)をきっかけで、以降侵略を彼らに任せている。
彼らはそれぞれ優秀な性質をもったケロン人とされ、実際(フルに活かせさえすれば)皆非常に高い能力を持っている。
経歴で言えば希少な隊長素質及びあの頃伝説かつ超エリートの息子・幼年訓練所のあこがれの的・有数の上級軍人ガルルの弟にして自身も成績優秀・かつて幼くして前列のない早さで少佐に昇り付いた有数のメカニシャン・アサシントップの軍人である等。
この他にオペレーター的な立ち位置としてアンゴル=モアがいるが、彼女は正式なメンバーではない。
階級だけでいえばクルルの曹長が一番上であるが、曹長の階級は実質的な意味は薄いものとされている。
ケロロはケロン軍でも希少な隊長の素質の持ち主で(これはより優秀な実績をあげているガルル中尉さえ持ち合わせていない模様)単純な階級以上の意味があるとされ彼が隊長を務めている。
そこが軸となっており、指揮代理が生じる場合の対応者は一定していない。
故郷であるケロン星では知らないのはおかしいとされる程大人気であり、ファンレターを送られることもあった。
一方部隊を編成されて初の任務が地球でありほぼ地球に手を出せていない事、そのため定期報告が質の悪いものであるのが(しかも期限スレスレが多い)大半。
つまり達成した任務が皆無で功績が碌にない事からか、軍内での(少なくも6段階だがAより更に上もある模様)評価はF級とされている。上記の本星一般人にも、難航している現状を隠すべくかなり捏造された活躍を送られている。
それでも彼らは地球の事・地球人達の把握で本隊より一歩リードしていること、代行にされそうだった基本レベルが上の筈の部隊が彼らに譲ったこと、本部が地球の厄介な要素に臆し気味な事などから、滅多に役割を取って代わられる恐れは生じない。
また、ペコポンは発達が遅れているが他の宇宙人から優しく見守られている星であり、どんなにエリートであろうと"円満に"侵略するのは困難である事を本部も自覚しているのも大きい。
基本的には侵略者のため悪役だが、地球人を抹殺したりと大それた非道行為を働けるようなタイプではない者ばかり。結果メンバー全員が地球人に味方するため、悪役としては中途半端だが、正義のヒーローとしては一流である。
メンバー(括弧内はマーク)
●ケロロ軍曹(星印マーク):隊長
●タママ二等兵(左右逆色の初心者マーク):突撃兵
●ギロロ伍長 (ドクロマーク):機動歩兵
●クルル曹長 (渦巻きマーク):作戦通信参謀
●ドロロ兵長 (行方不明時に改名したもので正式な肩書きとは認められておらず本部では本名のゼロロ兵長のまま登録されている)(十字手裏剣マーク):暗殺兵
タママ・クルルは地球侵攻決定・出軍に伴い編成されたメンバーでありそれ以前は直接の面識はなかった。また、アニメでは身体検査が時折行われるためにプルル看護長が一時加入もしていた。
地下秘密基地
ケロロ小隊の秘密基地は日向家の地下にある「ケロロの部屋」の冷蔵庫に見せかけた「超空間ゲート」の先に存在する。元々は誰にも気付かれないように基地を作っていたが、今ではほぼすべての地球人(ケロロ小隊を知る人物たち)に知られてしまっている。
また、地球侵略のためにも作られたらしいが、完全に侵略とは無関係なものも設立されている。
ケロロ小隊としてのコラボ
アプリ版けものフレンズにおけるコラボイベントでは、正体全員がフレンズ化して参戦。設定としては、ジャパリパークに不時着してしまったケロロがバラバラになってしまった他の小隊メンバーを探す為、サーバル達と活躍するというもの。また、フレンズ化により身も心も女の子になった為か、ゲーム内の担当声優はそれぞれアニメ版と異なる。ケロロは普段と変わらない口調となっているが、他メンバーのほとんどはフレンズ化に伴い女の子口調になっている。その他、各メンバーの詳細についてはケロロフレンズも参照。