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ジュリックの編集履歴

2021-08-10 13:31:39 バージョン

ジュリック

じゅりっく

ジュリックは、雑誌企画『MSV-R』に登場する水陸両用モビルスーツ(MS)。

機体データ

形式番号MSM-06
所属ジオン公国軍
開発ツィマット
生産形態試作機
全高18.7m
本体重量84.6t
出力不明
推力不明
最大速度(水中)67kt
装甲材質チタン・セラミック複合材
固定武装メガ粒子砲×10、フリージーヤードミサイル、アイアンネイル×2

機体概要

型式番号MSM-06

雑誌企画『MSV-R』に登場。


ジオン公国軍一年戦争中に開発した水陸両用モビルスーツ(MS)の最終機とされる機体。

元はツィマット社が水陸両用MSの二次採用を狙いゴッグの後継機として開発していた試作プランだったが、同時期に開発されたズゴックアッガイの良好な性能ゆえに中断されていた。

その後、一年戦争後半になって改めて試作が承認され、宇宙世紀0079年11月に1号機と2号機がロールアウトした。なお、5機の発注が記録されていることから3号機から5号機も製造されたという説も唱えられているが、実機は確認されていない。

また、開発中断時には基本設計段階だったとも、既に1機の試作機が完成しており、海洋探査開発機器評価会「ETEDO」で行われた模擬戦でプロトタイプアッガイに敗れたことが開発中断に影響しているともされる。


設計はゴッグを基本としつつ、ズゴックやアッガイといった同時期の他社製水陸両用MSの長所を盛り込む形で進められた。

見かけに反して性能は決して低くなく、冷却システムの性能向上のため陸上稼働時間が大幅に増加。腕部にはフレキシブル・ベロウズ・リムを参考にした伸縮機構を備え、陸上での俊敏さを確保している。

また、上半身の内部機構にはアッガイと同様にザクⅡとの互換性があり、コスト低減が図られている。


熱核反応炉自体にも改良が加えられたことで、ゴッグのものの収束率を向上させたメガ粒子砲を腹部に8門、腕部に2門の計10門装備することが可能になった。ただし、10門すべてを同時に斉射することはできない。

その他の武装として、頭頂部にゴッグと同様のフリージーヤードを、両腕部にズゴックのものを参考にしたアイアンネイルを備えている。


また、アイアンネイルを格納することでゴッグと同様に巡航形態に変形することが可能だが、速度こそ優れるものの、水中における機動性はそこまで高くない。


ロールアウトした2機は南米大陸に移送され、仮設基地などで各種試験に従事した。うち1号機は2機のゴッグを伴って試験運用中にジム2個中隊と接触し、1時間の交戦の後に撃破されている。残る2号機は一年戦争を生き延び、終戦後に地球連邦軍に鹵獲されている。

なお、本機の存在を確認した連邦軍は、一時期はジュアッグをはじめとするジャブロー攻略用の特務MSのひとつであると誤認していたという。


関連項目

MSV-R 大河原邦男

ジオン水泳部


ハイゴッグ - ジュリックと同様、ゴッグを元に開発された発展型。

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