当記事は本作品におけるメインストーリー第2部のネタバレが含まれています。
プロフィール
概要
ゼーンはCygamesのスマートフォンRPG『プリンセスコネクト!Re:Dive』のキャラクター。
メインストーリー第2部より登場する。
無印版では登場しない、Re:Diveの新規キャラクター。
人物
ギルド【レイジ・レギオン】のギルドマスターを務める寡黙な口調の青年。
ギルドの目的として「七冠(セブンクラウンズ)」を狩ることで各々の「願い」を叶えるというものがあり、それによって各七冠の身柄を狙う敵対勢力として現状は描かれている。
ゼーンは本作の主人公と同じく、何らかの原因によって過去の記憶を失っており、それを取り戻すことが彼の「願い」となっている。
しかし、ゼーンの場合は他メンバーほど願いに対する切実さは無いらしく、記憶を取り戻す手段も他に無いとは限らないため、仮に自身の願いを叶える分の席が無いとしたら他のメンバーに譲ることも構わないようである。
種族は現状希少なものとして扱われている「ドラゴン族」となっており、ドラゴン族が持つ能力である「覚醒」も、戦闘で追い込まれた際は使用している。
ただ、物語の比較的早い段階で登場したドラゴン族である【ドラゴンズネスト】のメンバーは「世界の再構築」が行われる前のランドソルの記憶を保持しているようだが、ゼーンの場合はその辺りの記憶も失っているようで、自身の出所が分かっていない。その特徴は後に登場したドラゴン族であるシェフィと一致しており、シェフィもゼーンと対峙した際は浅からぬ関係性を感じ取っているようだが…。詳細はネタバレ防止のため後述する。
得物の武器は「魂喰い(データロガー)」という名前を持つ大剣。その名称からただの大剣ではないと推測されるが、現状それ以外の詳細は不明。
戦闘の実力はかなり高く、その大剣を使った力押しの戦法をよく用いている。
会話の中には時おり「王手飛車取り」や「穴熊」といった将棋に関する言葉が出てくる。
本編での動向(ストーリー)
第1章第9話にて、一時的に身を退いたカリザの前に現れたシーンが初登場。ランドソルを攻撃しようとするカリザに対して忠告をした。
第3章では、王宮内に幽閉された覇瞳皇帝の身柄を狙うためランドソルへ赴く。
道中では【サレンディア救護院】に向かって急ぐペコリーヌやジュンと遭遇。ゼーンの目的地が王宮であると気づくと彼女らはゼーンを止めようとするが、圧倒的な実力差でジュンや王宮騎士団の兵士、プリンセスフォームに変身したペコリーヌですら一蹴する一騎当千ぶりを見せつけた。
その後ついでのようにゴウシン議長や彼が率いる兵隊を難なく退けて王宮の入り口へと到着すると、待ち構えていた迷宮女王ラビリスタと邂逅。
「願い」のために覇瞳皇帝を狙うゼーンと、王家の威信を利用したいために覇瞳皇帝を防衛するラビリスタとの戦闘の火蓋が切られた。戦闘シーンの一部はアニメムービーとなっており、ラビリスタのオブジェクト変更による攻撃に対抗するシーンなどが描かれている。
しかし時間稼ぎを終えたラビリスタは、覇瞳皇帝が幽閉されている位置をオブジェクト変更した後に撤退。ゼーンは覇瞳皇帝も迷宮女王も仕留められず仕舞いとなった。
第7章第8話で語られるラジラジ戦では、詰みの一手を引き受けた模様。
第3章以降しばらく大きく動くことはなかったが、第8章にてメインで登場。
ランドソルから行方不明になった誓約女君クリスティーナ及び変貌大妃ネネカを奪還するために、【レイジ・レギオン】の拠点となる砦がある島へと辿り着いた主人公一行の前に立ちはだかる。
「プリンセスフォーム」へと変身して先手必勝の戦法で攻撃するヒロイン達だが、ゼーンは自身が持つ能力「覚醒」を使用。一行を追い詰めるが、シェフィと小競り合いをした際に怯んだことがきっかけとなりヒロイン達から総攻撃を食らう。ゼーンは覚醒が解除されるも、残された力で反撃を行いヒロイン達のプリンセスフォームも解除する。
そして彼女達にとどめを刺そうとするが、主人公が間へ入りゼーンへ攻撃。消耗しすぎたことで動けなくなったことで、主人公に押し出されて断崖絶壁の下にある海へと落下してしまった。
レギオンウォー
2021年8月に開催となる特別イベント「レギオンウォー」ではボスエネミーとして登場。
他メンバー4人とのバトルの後に解放される最終決戦でのバトルとのことなため、王都終末決戦における覇瞳皇帝戦と同様のポジションであると推測される。
関連イラスト
関連項目
プリンセスコネクト!Re:Dive / レイジ・レギオン(レギオンウォー)
カリザ / ランファ / ミソラ / アゾールド…同じギルドに所属。
シェフィ…同じく記憶を失ったドラゴン族。彼女とはとある関係が示唆されているようだが…。
ネタバレ
ここから先は特に物語の核心に触れる部分に触れます。
シェフィのキャラクターストーリー第4話やメインストーリー中に挿入される「あちらの世界」こと「現実世界」におけるシーンでは、シェフィの現実世界の姿である阿賀斗紫布菜とのやり取りにて、現実世界のゼーンと思わしきセリフが見られる。
キャラストーリーにおけるそのセリフの人物に対して紫布菜は「兄さん」と呼んでおり、実際に声はゼーンのものとなっているため、実はゼーンとシェフィは兄妹であることが示唆されている。第8章の幕間の中におけるやり取りではさらに紫布菜が「善兄さん」と呼んでいるためより確信的となった。
また、ゼーンとシェフィが兄妹であるとするならば、現実世界におけるゼーンの本名は「阿賀斗善」になるのだと思われる。