長鯨(艦隊これくしょん)
ちょうげい
図鑑データ
※1:運営によると初参加のニューフェイスとのこと
※2:迅鯨の姉妹艦なので赤坂ゆづ氏が担当と思われるが現時点では未確定
「提督、迅鯨型潜水母艦二番艦、長鯨です!
いつも姉が大変お世話になっています!
はいっ! 潜水艦のお世話はあたしにお任せですよ?」
概要
2021年8月20日より開始された2021年令和三年度夏イベ『増援輸送作戦!地中海の戦い』で実装された迅鯨型の二番艦。前年の梅雨&夏イベントにて実装された迅鯨の妹艦である。
姉と同じくドロップ限定艦で、同イベントの『E1 アレクサンドリア沖/クレタ島沖入手』で入手が可能。
姉と異なり、通常艦隊による6隻または遊撃部隊による7隻で出撃できるうえ、輸送ゲージボスマス【Oマス】および戦力第2ゲージボスマス【Vマス】と複数個所でドロップが見込め、いずれもドロップなし(いわゆるガシャン)の事例が無い。
なお、【Oマス】は道中1戦で到達でき、輸送ゲージ完了後なら輸送装備を下ろして全艦を攻撃へ参加させられる。装備や基地航空隊の活用しだいではS勝利も難しくなく、資源消費を抑えつつ安定した周回ができる反面、疲労がたまり易く周回効率を上げづらいうえ、ドロップ率も若干低めなのが難点。
一方の【Vマス】は道中2戦で疲労がたまりづらくドロップ率も比較的良い反面、資源消費が重いうえ、ボス前で夜戦マスを通らねばならず、加えてボスマスが連合艦隊となっている点が若干の不安材料。
顔ぶれが豪華な海外艦のドロップを道中・ボスの副産物として狙いつつ周回するなら【Vマス】、ボスマスでの長鯨1点狙いなら【Oマス】といったところか。
総じて入手には提督のリアルラックが試されるが、姉の時よりは心理的に掘りやすいと見てよいだろう。
艦名が『長鯨』なので他の『長〇』と名がついてる艦との取り違えての誤解体・誤改修に注意したい。
ただし、実装時点唯一の「長」の字で始まる補助艦艇であるため、以下の手順で容易に区別できる。
- 「編成」での艦船選択画面を出す。
- 艦種ソートを「補助艦艇」のみにする。
- 表示順を「NEW」にして一番新しく入手した艦娘が一番上に来るようにする。
この状態で入手後すぐにロックをすれば誤解体を防げる筈である(ながら作業で艦これをプレイするなどし長鯨がドロップした事自体にそもそも気付いていなかった場合は防ぎようがない点に注意)。
容姿
髪の色は赤茶色で、前髪は右目の上で左右に分けられている。また、後ろ髪は二房の三つ編みおさげを渦状もしくは輪っかにして、白のリボンで留めている。そしてさらに、頭頂部からはアホ毛が伸びている。
瞳の色は青みがかったグレーで、姉の迅鯨よりも快活な印象を受ける。
この辺りは特殊攻撃【潜水艦隊攻撃】時に表示されるグラフィックが顕著に表れており、長鯨は右手を強く握り力強く潜水艦達に指示を飛ばしている姿を披露する。
服装、艤装については迅鯨と基本的に同じで、違いを述べるとするのなら、姉とお揃いの鯨を模した髪飾りが右目側に付いている点、茶筒の代わりにドラム缶を装備している点、および上着の袖をたすき掛けにして短くしている点である。オーバーニーソックスが黒なのも違いである。
それと、改造を行うと、艤装部分がグレーの単色だったのが、下のほうが波をかぶったかのように白くなる。
なお、体格については、迅鯨に負けないほどの豊かな胸部装甲の持ち主である。脚は迅鯨よりもわずかに細いようにも見えるが、白色は膨張色で黒色は収縮色の為2隻のイラストを並べて比較すると相対的に迅鯨の方が太く見え長鯨の方が細く見えているだけでは?との指摘もある。
ちなみに、彼女が中破した際には、迅鯨ほど派手に脱げるようなことこそないものの(中破時の際は実艦の被弾状況の差。潜水母艦時代の損傷が殆どない大鯨はもっと露出が低い)「服のシミが透けた乳首に見える」という疑惑が提起されている。さらには、特殊攻撃グラフィックにおいてスカートの左脚の部分が透けているようにも見える。
性格
一人称は「あたし」で、提督のことは「提督」と呼ぶ。接し方であるが、上官としての敬意を持ちつつもかなり気安い感じで、はきはきとした快活な言い回しの中にですます調とタメ口が程よく混じっている。
艦娘との接し方については、雪風や初霜、酒匂に対してはさん付けなので、これが基本と思われる。理由については、雪風たちが前線で戦っていたのに対し、内地で練習艦を務めていたことによる遠慮があるものと思われる。
反面、普段から面倒を見ているのであろう潜水艦娘たち(特に第一潜水隊の面々)に関しては呼び捨てで接している。その際、赤ちゃんをあやすような言い回しになることもあり、姉よりもよっぽど潜水母艦しているように思える。
(現在実装されている潜水艦で一番の年長である伊168ですら進水日が1933年6月26日、一方の長鯨の進水日は1924年3月24日と9年以上前である。まして第一潜水隊の面々はいずれも戦中に進水・就航しており、長鯨からみたら生まれたばかりに見えても仕方ないのかもしれない)
その僚艦を甘やかすような言動から、某お馬ゲーに出てくる母性あふれるあの娘を連想する提督もいる模様。誰が呼んだか「泳ぐ西松屋」。
秘書艦業務の際には、深夜の書類整理は問題なくこなし、休憩時にもお茶を淹れてくれるなど至れり尽くせり。食事に関しても、朝は炊き立ての銀シャリに赤味噌で味付けされたジャガイモの味噌汁、昼は塩むすびと味噌汁、夜は潜水艦娘たちが揃ったところで鍋パーティーを開催する。その際、例によってイヨが一升瓶を持ち込むのだが、提督が許可したからなのか、少し疑問に思いつつも受け入れている。ただし、夜が更けた頃にはお開きにしており、潜水艦娘の面々が素直に従っていると見受けられることから、かなり慕われているものと思われる。
なお、艤装の木箱にはジャガイモ、人参、玉ねぎが入っており、提督が元気がない時にはそれらを使ったカレーを振る舞ってくれたりもする。
ちなみに、日中で接する回数が一番多いのは迅鯨で、相当心配しているというのが容易に推測できる。ただ、どういう意味で心配しているのかは定かではないが。
また、その際のやり取りから、長鯨自身は姉の危険な一面に気づいていないというのが察せられる。それゆえ、自覚なしに提督への好意を口にしてしまい、提督への愛情溢れる迅鯨をやきもきさせていると思われる場面もあったり……。
編成ボイスは無印時が「第二潜水戦隊、旗艦長鯨」で改の場合は「第七潜水艦隊、旗艦長鯨」となるが「第十一潜水戦隊」に関する編成・出撃ボイスは確認できない。これは第十一潜水戦隊としては訓練は行っていたものの長鯨が伊400達を率いて出撃する事が最後まで無かった事に関係していると思われる。又お互いに面識のない伊203には母港ボイス・時報ボイスでも一切触れていない(最も潜水艦娘中最大の問題児である伊14が隷下にいるので潜水艦全員にまで目が行き届かいのかもしれない)
性能
姉と同じく改造後も潜水母艦として運用が可能なのは共通。しかし改造可能レベルが迅鯨のLv45から2上がりLv47にならないと改造可能とならない点に注意。
改造後は火力が姉より-1の【39】だが対空は逆に+2の【36】耐久が-1の【37】だが誤差の範囲。
一方、戦没艦と生存艦の違いは運に表れている関係上、強運エピソードを持たない為に改造後の初期運は【20】(姉は【16】)どまり。それでも改修すれば最大で【97】迄に成長する。運の値は生存性に関与する為、他の艦の運の改修が一段落しているならチャレンジしておくのもいいだろう。
なお、運の最大値が幸運艦並みに高いが、これは舞鶴に疎開している際のエピソードを拾った為かもしれない。
(史実において舞鶴に疎開していた際、艦橋部等を被弾し中破したことがある。その後舞鶴工廠で修理を受けることとなり、雪風に先導され工廠へ向かうこととなった。この際に雪風が触雷してしまったのだが、雪風と長鯨のちょうど中間地点で爆発し僚艦には被害がなかったとのこと。)
余談
長鯨のボイラーは廃艦となった加賀型戦艦二番艦「土佐」の物を流用している。また「長鯨」という名は同じく廃艦となった天城型巡洋戦艦一番艦「天城」が空母改装後に名乗るはずだった予定艦名でもあったという(もっとも、天城の空母開始が決まった頃にこちらの長鯨も命名がなされていたため、実際にはどこまで決定的だったかは不明)。そう考えるならば、長鯨は一航戦の二人の未成姉妹艦の両方と縁があると言えなくもないのかもしれない。
長鯨が進水し防護巡洋艦平戸(海防艦「平戸」の先代)より第二潜水戦隊旗艦を引き継い頃に撮られたと思われる迅鯨と並んで停泊している写真が残っているが2隻の細かな差異を事前に知っていないと見分けるのは困難だった模様。
大戦を生き抜き戦後は復員輸送に従事した。この時雪風や福江と同じ様に新しい命の誕生に立ち会っている。図鑑でも少しふれている。