声:水橋かおり
概要
リィンの前に現れた謎多き女性。
子供のような外見だが、年寄りじみた話し方をする。
※以下ネタバレ注意
本名はローゼリア・ミルスティン
その正体は《魔女の眷属》の長にして同じ魔女であるエマやヴィータの育ての親
エマからは「お祖母ちゃん」、ヴィータからは「婆さま」と呼ばれている。
実年齢は約800歳、吸血鬼の真祖でもあり200年前の吸血鬼事件の際も教会と協力。
この時のエピソードを元に小説として現代にも語り継がれているのが劇中では有名な小説である《赤い月のロゼ》である。
元々はもっと大人の姿であったが本人曰く「眷属を分けた(2人の弟子の使い魔であるセリーヌとグリアノスであると推測)」後に今の姿になったとのこと。
800年前、暗黒竜の災厄で先代の長が命を落とした後に生まれ、当時帝国の皇帝で《緋の騎神》の起動者であったヘクトル帝の暗黒竜討伐に協力、その後暗黒竜の瘴気により呪われた
《緋の騎神》を当時の地精の長と共に皇城の地下に封印する。
250年前の《獅子戦役》ではドライケルス皇子やリアンヌ・サンドロットと協力、
リアンヌが《銀》の起動者になるための導き手も務め、それ以降も彼女とは交友を続けていたが
あることをきっかけに20年前から疎遠となる。
そのこともあってか、弟子であるヴィータが同じように自分の元から離れた時にはひどく後悔した
らしい。
閃の軌跡Ⅲにおいて《魔女》の長として教会と共にリィン達と協力、《巨いなる黄昏》を阻止するために結社や地精と戦うことになる。
見た目通りの年齢でなく年寄りめいた喋り方をするが普段の振る舞いや嗜好は外見相応であり偏食でエマを悩ませる一面もあり、基本だらしない生活態度であるため魔術以外の事柄に関してはエマに頭が上がらないのである。
ただし特定の場にいる時や本気を出す際には本来の姿である成人女性の体形(ランディ曰くお嬢並のプロポーション)に変化することが可能、その際には見た目だけではなく感覚や嗜好も大人になるようである。(子供体型では苦手な野菜も大人の姿になると食べられるようになる)
閃の軌跡ⅣではⅦ組達に自らの拠点であるエリンの里の施設と人員を提供して長年の因縁でもある黒の工房に決着を付けるため全面協力をする事になる。最終戦闘ではアンゼリカ、ジョルジュ、シャロンとともに幻想機動要塞の障壁を砕くべく、障壁のひとつを司る塩の杭へ向かいこれを制圧した。
バトルスタイル
魔女の長にふさわしく、魔法攻撃力の高さはエマ・ヴィータ・オリヴァルト・ティオ・ミュゼ・アルフィン・ナーディアらシリーズ登場魔法使いキャラでも一二を争うトップレベルにあり、クラフト・『血塗れの牙』はおそらくは前述の吸血鬼のいわれとなった技で、ダメージによって敵を攻撃しつつHP、CP回復という優れた性能である。
固定属性スロットは火×2、水×1で、自由にクォーツを装備できる『創』では火属性・水属性の詠唱軽減やロストアーツを装備するなど、アーツ使いとして有効なクォーツを装備しておきたい。
Sクラフト・「終極魔法・紅月」は魔力発動とともに成人体型となり、赤い月を召喚して炎を敵に降り注ぎ、場を溶岩として敵を沈めるという豪快な技である。
余談
同シリーズのキャラクター・ティオ・プラトーはCVがローゼリアと同じく水橋かおりが務めており、パーティキャラとして共闘する創の軌跡では、こんな掛け合いがある。
ティオ「ふふ、何やらお互い波長が合いますね。」
ローゼリア「なんでかの?今度ポテチを一緒につまむか。」
また、ランディ・オルランドとの掛け合いでは、ランディから「ロゼっち」と呼ばれるが、相当嫌がっており「誰がロゼっちじゃ!!」と返すほどだった。
関連タグ
千堂伽耶…吸血鬼・幼い外見だが長寿・CVと共通点の多いキャラクター。
※Ⅳ中盤以降のネタバレ注意
《魔女の長》とはまた別の彼女の『真の姿』
それは長年行方をくらましていたとされていた焔の至宝《アークルージュ》を見守りし存在。
《翼ある灼獣》の名を冠する女神の聖獣である。
元は900年前まで先代の長の使い魔としていたが地精の裏切りにより先代が消滅、生前の言葉により魔女が管理していた月霊窟の《月冥鏡》の力により先代の記憶の一部と使命を受け継ぎ現在の姿である『2代目ローゼリア』となったのである。
聖獣としての姿は蒼い翼を携えた巨大な黒猫であり自らの一部から作られたセリーヌとグリアノスはその聖獣としての姿の一部を受け継いでいたのである。(空の軌跡the 3rdに出てきたちびレグナートも恐らくは同じ原理で生まれたものと思われる)
黄昏による呪いの真相の解明と自身に万一の事があった際に眷属であるセリーヌに跡を継げるようにするために聖獣の姿でⅦ組達と戦う事になる。