曖昧さ回避
- 豪華なこと。裕福なさま。(Rich)
- 『サガフロンティア2』のキャラクター⇒リチャード・ナイツ
- 『アドベンチャータイム』のキャラクター。
- 『グランブルーファンタジー』の星晶獣。→リッチ(グラブル)
リッチ(Lich)とは
また、その多くは長い年月を生きた知恵と高度な知識を兼ね備えた偉大なる賢者であり、畏れるべき存在である。
アンデッドは通常、偶発的、あるいは他人の手によって発生するものだが、リッチは自らの意思でアンデッド化した存在であるため、生前の自我や記憶や経験をほぼ完全に引き継いでいる。
生前から強力な魔法使いであったリッチは、死後も更に研鑽を重ね、より強力になっていく。
必然的に、リッチはアンデッドの中でも際立って強大な存在となる。
ヴァンパイアをアンデッドの貴族と呼ぶなら、リッチこそはアンデッドの王と呼べる者なのである。
リッチとなる方法は色々あるが、自身の魂を魔力を秘めた道具に封じ込める方法が一般的であるようだ。
容貌は原典のダンジョンズ&ドラゴンズでは骸骨やミイラのような姿が多かったが、女性は元の美しさを保持しているものも多い。
リッチとなるには極めて高度な儀式や魔法を要求する。
そのため裕福(Rich)であったほうが良いが必須ではない。
アンデッドではあるが必ずしも邪悪な存在とは限らないため、もし出会うことがあるならば話し合いで解決を試みるのも良いのかもしれない。
余談
- 元々の意味は古代英語(lich, lych)で死体を意味する言葉であったが、(おそらく)ダンジョンズ&ドラゴンズやファンタジー小説等のイメージから現在の意味へと変わったらしい。
- 同じくダンジョンズ&ドラゴンズが原典のビホルダーを登場させたことにより、版元よりクレームを受けたファンタジー漫画BASTARD!!では、HRバンドアイアン・メイデンのエディをもじった「エデ・イーのリッチー」というキャラが登場するが、「リッチーというのはあくまでこのキャラの個体名で、エデ・イーが種族名なんです」という、かなり強引な主張で版権問題を回避している(種族が解説されているのと同一のコマ内に「ほんとはリッ『ピー』ってゆーんだよ~」と書かれているが)。
- ファイナルファンタジー1作目もダンジョンズ&ドラゴンズの影響が強く、土のカオス(中ボス)として登場している。
- 国産TRPGソード・ワールドにおいて、類似したアンデッドは「ノーライフキング」と呼ばれている。
関連項目
ヴォルデモート…分霊箱により擬似的な不死となった強力な闇の魔法使いとして、リッチに近しい存在と言える。
アドベンチャータイムのリッチ
太古の昔から存在し、宇宙中の生命の根絶を目論む邪悪な魔物。
ボロボロのフードを被った、死神のような風貌をしている。
シリーズ通して最悪の敵として登場し続けている。
動向
大昔、隕石に乗ってアドベンチャータイムの星に衝突し、眠っていたが、マッシュルーム戦争の際に爆弾の爆発によって目覚めた。
英雄ビリーの活躍によって封印されていたが、その状態でも催眠波を放ち続けていた。
これまでは対策を施すことでどうにか無事に過ごしていたのだが、そうとは知らず近づいたかたつむりを利用して復活、フィンたちと戦い、敗北した。
死んだかと思われたが、他者に乗り移る能力を持ち、プリンセス・バブルガムの肉体を乗っ取って再度復活、バブルガムを攻撃できないフィンを苦しめるが、アイスキングの言葉を受けて倒した。
バブルガムは再生したが、リッチもまた、かたつむりの肉体を乗っ取って生き延びていた。
本格的に登場するのはシーズン2最終回からだが、実はシーズン1から一瞬だけ登場していた。
と言っても、ビリーに一撃で倒されるシーンなのだが…。
しばらくはかたつむりのままだったが、今度はかつての敵ビリーの肉体を乗っ取り、彼を尊敬していたフィンを騙して多元宇宙への入り口を開かせた。
そこにいた全能の神プリズモに、「この世のありとあらゆる生き物を消し去れ」という願いを叶えさせた。
だが、後を追ってきたジェイクの願いとプリズモの機転により願いはなかった事になり、リッチはその場で静止した状態で放置された。
後にプリズモの本体であり眠れる老人が連れてこられると、突然目覚めて彼をプリズモ諸共殺害。
その罪によって多元宇宙の監獄シタデルへ連行されるが、難なく脱出。
宇宙の犯罪者たちを解放し、宇宙中の生命体を残らず殲滅するために旅立とうとしたが、回復薬になるシタデルの監視兵の血を浴びたことで命を宿してしまい、邪悪な意思の消えた赤ん坊スイート・ピーへと生まれ変わった。