「死なない覚悟はおありですか?」
概要
アラバスタ王国護衛隊隊長で王女ネフェルタリ・ビビの世話係のような役割も兼ねている。ビビと共に犯罪組織バロックワークスに潜入していた時にはMr.8(表向きの名前はイガラッポイ)と名乗っていた。
プロフィール
本名 | イガラム |
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異名 | Mr.8(BW潜入時)、イガラッポイ(ウィスキーピーク町長としての偽名) |
年齢 | 48歳→50歳 |
身長 | 218cm |
所属 | アラバスタ王国護衛隊長 |
能力 | 無し |
出身地 | 偉大なる航路 サンディ島 アラバスタ王国 |
誕生日 | 12月6日(イ→1、ガ→2、ラ、ム→6) |
血液型 | X型 |
好物 | ちくわ |
CV | 園部啓一、橋本晃一(ゲーム「グランドバトル」) |
人物
フォーマルウェアに身を包んだ長身の中年男性。
髪は金色で、バロック時代の音楽家のカーリーヘアを極端に強調したような髪型が特徴。三段重ねのカールが異様に大きく、ルフィからは「ちくわのおっさん」と通称される。また、痰で喉を詰まらせることがよくあり、その度に咳をして「ま~~~♪ま~~~♪ま~~~♪」と発声練習を行う癖がある。
イガラッポイ(もといMr.8)としては、普段は町長として物腰柔らかで丁寧に客人を饗す好人物として振る舞いつつ、賞金稼ぎとして指名手配犯を仕留めるためなら闇討ちもいとわない冷徹さをみせ、捕鯨に失敗したMr.9&ミス・ウェンズデーペアにも皮肉を織り交ぜた言い回しで蔑んでいる。
一方、本来のイガラムは古くからアラバスタ王家に仕える忠義心溢れる人物で、特にビビに関しては「過保護」ともとれる言動が多く、幼少期の彼女の外出時には手ぬぐいを泥棒かぶりした姿で物陰からコッソリ見守っていることが多かった。なお、ビビの父であるコブラ王もイガラムと同じくらい過保護で、よく同じ姿でビビを追っているところをバッタリ出くわすこともあった。とある事件で、ペルがビビに平手打ちした際には真っ先に声を上げ「クビにするぞクビに!!!」と激昂したこともあった(なお、この一件はペルの心情を即座に汲み取ったコブラに窘められ不問とされた。)
また、ときにはビビの影武者を買って出て、彼女の衣装を着込んで陽動作戦を決行しているが、元の見た目からして似ても似つかないせいもあり、ゾロからは「そういう趣味の変態」と認識されてしまっている。
実は既婚者であり、妻は同じく王家に仕える宮殿給仕長のテラコッタ。
見た目が夫と非常に似ており、初対面時にはゾロはじめ麦わらの一味の面々から女装したイガラムと勘違いされていた(一応、よくよく見るとほうれい線が薄かったり瞳が大きかったり髪のカールが逆巻きだったりなどの違いはあるのだが…)。因みにTVアニメ版では声まで一緒だった。
能力
攻撃の時はサックスの型をした銃器『イガラッパ』を使い、更に危機的状況に陥った時はカールした髪からマシンガン『イガラッパッパ』の銃口を飛び出させて乱射する。
- イガラッパ
一見するとただのサックスだがショットガンにもなっており、吹くことによって朝顔管の吹き出し口から発砲される仕組みになっている。吹き続けることによってマシンガンの如く連射することも可能で、散弾を雨あられのように飛ばすため妙に火力が高い。
- イガラッパッパ
カールした髪の内部に内蔵された銃口を展開し、一斉射撃する。襟の紐ネクタイの紐がトリガーを兼ねており、ここを引っ張ると発砲される仕組みになっている。こちらも紐を引っ張り続けると連射が可能で、通常の弾丸なので遠距離にも届く。弾幕と火力はイガラッパ以上。
活躍
最初は一味にとって偉大なる航路最初の冒険地となるウィスキーピークで賞金稼ぎ達をまとめ上げる町長として登場し一味と敵対していたが、バロックワークス上層部にビビの正体がバレ粛正のためのエージェントがやってくると一変して、ゾロに高額の報酬と引き替えにビビの保護を要請し、ナミが独断でこれを承知した。これがきっかけで一味とビビの航海が始まることになる。
そしてナミとの契約成立後、イガラム本人はバロックワークスの追っ手を引きつける為にビビの変装をしてウィスキーピークを出航し、出航直後にバロックワークスNo.2の女性エージェントミス・オールサンデーにより船を爆破され生死不明となるが、それから話が進んだアラバスタでの対バロックワークス戦終了後、広場に子供を抱いて現れ無事だという事がわかった。なお、ビビ姫帰還の式典の日にビビが一味との別れを告げるため島外れの港街に赴いていた間、彼が王女に化けてその場を誤魔化していた(すぐにバレたが)。
上記のビビの変装からゾロに女装趣味の変態と思われている。