概要
武装親衛隊に所属した師団のひとつ。ドイツ人のみで編成された武装SS師団としては最後のもので、青少年団体「ヒトラーユーゲント」から選抜された青年を中心に、第1SS装甲師団LSSAHと国防軍から出向してきた士官、強制徴募により集められた多数の未成年の少年たちから構成されたため、下級兵士の大半が16歳以上の未成年であった。
未成年の兵士が大半だったので、煙草の代わりに戦時には貴重品であるチョコレートやキャンディーなどが支給された。
WW2末期、ノルマンディー上陸作戦に伴うフランスでの戦闘、バルジの戦い、春の目覚め作戦などに参加。
連合軍は、子どもと言っても良い年齢の兵士ばかりのこの部隊を二線級の部隊と軽く見ていたが、ひたすら実戦的訓練を積まされ、経験豊富な将校・下士官に率いられた師団は予想をはるかに上回る勇猛ぶりを発揮した一方、多くの犠牲が生まれた。
師団章は、第1SS装甲師団の師団章にルーン文字の「S」を重ねたもの。