概要
P.A.WORKS製作のオリジナルアニメーション。2021年7月からTOKYOMX、AT-XばかりかBSフジとかTBS系列局約2局とかフジテレビ系列局約1局にて放送されている。
もともとは沖縄県南城市のちいさな水族館を舞台に、2人の少女の絆や葛藤、成長を描いた作品として発表された。
その後、前半と後半で作風の異なる2クール作品であった事も明かされ、幻想的な演出と現実のシビアさを描く展開が両立した、独特の路線へと進んでいく事になる。
あらすじ
東京でアイドルグループに所属していた少女・宮沢風花は、ある理由から干され解雇される事となり、故郷の盛岡に帰ろうとしていた。
しかし地元への負い目と行き場のない思いから、誰にも告げず一人思いたったままに沖縄へと向かってしまう。
一方、沖縄に住む女子高生・海咲野くくるは学生生活の傍ら、祖父が営む閉館の近い「がまがま水族館」の業務を館長代理として手伝っていた。
旅中に偶然水族館を訪れた風花はそこで不思議な体験をし、出会ったくくるに対しここで働かせて欲しいと頼み込む。
愛した場所の喪失に抗う少女。
夢破れ一人で逃げた少女。
果たして、彼女らはどんな経験をし、どんな選択をする事になるのだろうか。
登場人物
沖縄に住むまっすぐで明るい性格の女子高校生。
思い入れが強い『がまがま水族館』の館長代理を務めており、立て直しに奔走する。
真面目で一生懸命な、元アイドルの少女。
アイドルの夢を諦めてやってきた沖縄でくくると出逢う。
がまがま水族館の近所にある定食屋の娘。
くくるとは小学校以来からの付き合い。
あだ名は名前の「つきみ」にかけて「うどんちゃん」。
南城市職員で市の観光協会に出向している。
くくるの同級生で、よき理解者。漁師の息子。
「がまがま水族館」の飼育員。
一見無気力そうに見えるが、仕事の腕は確か。
同年齢の女性と接するのが苦手。
「がまがま水族館」の飼育員。通称「ウミやん」。
髭面のいかつい大男だが、腰の調子が良くないようだ。
かなりのアイドルマニアでもある。
「アクアリウム・ティンガーラ」の飼育員。
飼育員の仕事には強い思い入れを抱いている。
研修のためがまがま水族館を訪れるが、くくるとは打ち解けられなかった。
おじい(CV:家中宏)
くくるの祖父で、「がまがま水族館」の館長。
性格は優しく、風花も家に受け入れる。
一部では「伝説の飼育員」と呼ばれているようだ。
おばあ(CV:定岡小百合)
くくるの祖母。
風花の母親。
照屋さつき(CV:儀武ゆう子)
月美の母親。定食屋「カメ一」を経営する傍ら副業で占い師もしている。
なお声の儀武は本作の方言監修も担当している。
仲村真帆(CV:広瀬さや)
櫂の妹。小学生。少々おませで生意気。
くくるとはあまり仲が良くなく、風花に憧れている。
知念類(CV:北守さいか)
真帆の同級生。海洋生物が好きで、がまがま水族館の常連客。
空也とは変に意地を張り合っている。
星野晃(CV:てらそままさき)
「アクアリウム・ティンガーラ」の館長。開館準備に追われていた。
おじいと懇意だったため、がまがま水族館廃業の際、飼育していた生き物たちや、従業員を受け入れる事を約束している。
キジムナー(CV:儀武ゆう子)
道端に祀られている精霊らしき存在。幼い子供の姿で現れる。
劇中には演出以上の影響をもたらさない狂言回し。
主題歌
OP曲『たゆたえ、七色』
歌:ARCANA PROJECT / 作詞:田淵智也 / 作曲:草野華余子 / 編曲:堀江晶太 / ストリングスアレンジ:宮野幸子
ED曲『月海の揺り籠』
歌:Mia REGINA / 作詞・作曲:草野華余子 / 編曲:中山真斗
スタッフ
原作 | projectティンガーラ |
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監督 | 篠原俊哉 |
キャラクター原案 | U35 |
シリーズ構成 | 柿原優子 |
キャラクターデザイン・総作画監督 | 秋山有希 |
美術監督 | 鈴木くるみ |
美術監修 | 東潤一 |
美術設定 | 塩澤良憲 |
撮影監督 | 並木智 |
色彩設計 | 中野尚美 |
3D監督 | 鈴木晴輝 |
編集 | 髙橋歩 |
特殊効果 | 村上正博 |
音楽 | 出羽良彰 |
音楽制作 | ランティス |
音響監督 | 山田陽 |
プロデュース | infinite |
アニメーション制作 | P.A.WORKS |
関連動画
ティザーPV
第1弾PV
第2弾PV
外部リンク
関連タグ
- 色づく世界の明日から:制作アニメスタジオが同じであるが故にスタッフの半数が共通している。また、兵庫県におけるネット局も本作と同じ
- シンスメモリーズ 星天の下で:メモリーズオフシリーズの(実質)9作目。メインキャラクターデザインが共通。