「ギブソンに本田Jrの成長を見せられればいいじゃない!本田吾郎のゴールは理想の形じゃなくなったのかもしれないけど……、茂野吾郎のゴールはこんなとこじゃないだろ!?」
プロフィール
概要
漫画『MAJOR』『MAJOR2nd」』および、アニメ『メジャー』の登場人物。初登場時の学年は小学4年生であり、佐藤寿也に続いてかなり古参となる。
男勝りで勝ち気な性格だが、根は一途で純情。リトルリーグ時代から本田吾郎(茂野吾郎)に心を寄せていた。しかし、強気な性格が災いして彼と衝突する事もあった。
家族構成は、学生時代にラグビーをやっていた父親と専業主婦の母親、2歳年下の弟にして中盤以降のメインキャラとなる清水大河の4人家族。
小学生時代は吾郎の他には小森大介や沢村涼太と同じクラスであり、このころは運動神経が疎かった。だが、吾郎との出会いや彼との特訓により運動能力が向上し、小森や寿也等と同じように彼の剛速球を受けられるキャッチャーとしてのポジションを得た。
しかし、小学5年生の頃に彼が黙って転校した真実を知って傷心。吾郎と野球を憎んでいたが、中学3年生の頃に彼が神奈川に戻り、投手として再起を目指していたことを知ってからは和解し、吾郎を見守る存在となる。彼と和解してからも小学生時代と同様たまに喧嘩をする描写は変わっていないが、同様に吾郎の良き理解者にもなっている。中学生以降ではソフトボールをやっており、クラブのキャプテンを務めピッチャーとして投げる等、運動音痴だった小学生時代と違って運動神経がかなり向上していた。
前述のトラウマから、学生時代から成人するまでに吾郎と同じ場所に行こうとする動きが多く、吾郎と同じように偏差値の高い海堂学園高校に行こうとする(ただしソフトボール部が存在していないため断念)、大学時代ではメジャーリーグに挑戦するために渡米する吾郎に続くかのように自分もアメリカに行こうとする事等があったが、後者ではその資金集めの為のバイトにも集中した影響でソフトボール部の練習にも身が入らず、そのことに腹を立てたキャプテンから「ソフトボールに集中する覚悟ができるまで、来なくて結構!」と謹慎処分を受けた事もあったが、初心に戻って練習に励み、最上級生になってからはキャプテンになった。
大学2年の頃、薫の心情を理解した吾郎とは時々デートに行き、もう一度日本に帰国した吾郎からプロポーズを受け、快諾。数年後(正確な時期は不明)には結婚し、27歳の頃に茂野いずみが、30歳の頃に茂野大吾を設ける事になる。
結婚後は気の強い面も変わらないが独身時代のボーイッシュな雰囲気も影をひそめて、女性語を使えるほどすっかり女性的となり、世話を何かと焼かす夫・吾郎や息子・大吾の面倒をキッチリとみる良き妻・良き母になっている。一方、脳天気が災いして大吾の内向的な性格に対してどう対応すればいいのかがよく分からず、荒療治に走ってしまう面が多かった。
ちなみにいずみからは「ママ」、大吾からは「かーさん」と呼ばれている。大吾との特訓では右肩に激痛が走り投げられなくなってしまったが、実際には四十肩であった。
余談
彼女に限ったことではないが、原作漫画のみの特徴として何かと下着姿が多い事が挙げられる。単なる着替えシーンの他にも、
- 小学生時代、小森を巡って沢村と喧嘩した際には彼によってスカートをめくられる
- 同じく小学生時代、吾郎と共にジョー・ギブソンに合うために初めて渡米した後、2日目を迎える際にパンツ丸出しの状態で吾郎と寝る
- 大学生時代には着替え中の彼女が吾郎に見られるも動じていない
等といった描写が多く、ストーリー以外の意味で印象に残った人も多いのではなかろうか。