咲き誇るのよ、踊り続けるの!
いきますわよ──『百合の王冠に栄光あれ(ギロチン・ブレイカー)』!
概要
- ランク:A → A+
- 種別:対軍宝具
- レンジ:1~50
- 最大補足:50人
栄光のフランス王権を象徴した宝具。
外見は、フランス王家の紋章(百合の花の紋章)があしらわれたガラスの馬。真名解放時に出現し、輝く光のつぶてを振り撒きながら戦場を駆け抜け、王権の敵対者を蹂躙する。同時に味方のバッドステータスを解除し、体力や魔力を回復させる。
アーケード版では、相手をガラスの結晶に閉じ込めて動きを封じ、ガラスの馬で踏み砕く、という演出がなされている。
旧名はフルール・ド・リス。
お月見イベントにてデオンが「マリーの馬車」と発言していたことから、馬とは別に荷台や乗車部分も存在する模様。また、荷台にはほぼ無制限になんでも入るらしく、数トンにも及ぶバカでかいお月見団子が荷台に入っていた。
マリーが王宮からの脱出時に使おうとしたベルリン馬車が原典と考えられ、この馬車には王室一家のみならず夫ルイ16世のために大量の食糧とワインを積んでいたという。そのせいで馬車の行列自体が大きくなりすぎてしまい、さらに御者の土地勘不足も手伝ってあっさりと革命派に捕まってしまった。
おそらく、宝具化に際して以前の失敗から魔改造を施し、荷台の空間を四次元化したものと思われる。
なぜガラスの馬なのかについてだが、おそらく宝塚版『ベルサイユのばら』の劇中に登場するガラスの馬車に由来していると思われる。
(ちなみにマリーがライダークラスを充てがわれた理由は、別荘内に回転木馬を作らせたためとされる。)
別マガのコミカライズ版では荷台付きで登場。空中を駆けることも可能な描写があり、ドラ娘コンビとアマデウスを馬車に乗せ、藤丸たちの危機に颯爽と駆けつけた。
バーサーク・アサシンを相手にこの宝具で強烈な一撃を叩き込み、撤退に追い込んでいる。
ゲーム内性能
カード種別はQuick、効果は「敵全体に強力な攻撃&味方全体のHP回復+弱体状態解除」。
敵にダメージを与えつつ味方を癒すというなかなか使い勝手の良い宝具で、スキルや宝具に弱体またはステータス異常のデメリットがあるサーヴァントのサポートに適している。
特にジャンヌとは相性がよく、彼女の宝具による無敵付与&HP回復に加え、マリーの宝具でHPを回復しつつ、ジャンヌの宝具のデメリットである2ターンのスタンを解除できるため、噛み合わせは良かった。
後にジャンヌに絆クエストによる強化が入り、デメリットであったスタンがなくなったうえに弱体解除効果まで獲得したことで、効果がカブって嚙み合わせが悪くなってしまった。
2018年3月1日にようやく強化クエストが追加。
これにより、かねてから指摘されていた威力とHP回復量が向上し、さらに「3ターンの間、味方全体にクリティカル威力アップ」のバフ効果も追加された。
クリティカル威力の補正値は固定だが、基本的に腐りにくいため、よりサポーターとしての色が濃くなった。
欠点があるとすれば、マリー自身の攻撃力があまり振るわない事による、宝具としての威力がまずまずである点、そして何よりマリー自身のNP獲得量の低さがネックとなって回転速度に問題がある点だろう。
ただ、マリーの強化は今回の宝具強化が初という事実を考えると、三度に渡ってテコ入れされたマルタの例もあるので、まだまだ伸び代はあると言える。