「ジェットマン、罪を償え。僕を、僕を馬鹿にした罪だ!」
演:久我未来
概要
次元戦団バイラムの幹部で、超能力を使う少年。
人間換算で9歳。ゲーム感覚で作戦を立案し、相手の被害はおろか、味方の犠牲などですら「ゲームを楽しむためだけの要素」と捉える冷酷な性格。「ジェットマンを倒した者が、バイラムの頂点に立つ」というルールも彼の考案によるもの。
腕に装着したキーパッド・メタルトランサーによって発動するサイコキネシスでジェットマンを度々翻弄した。いつもはゴーグルをして顔を隠しているが、サイコキネシス使用時にはゴーグルを展開させて素顔を現す。
年少の子供であることにある種の劣等感を持っており、第36話でジェットマン(特にレッドホーク)から子供ゆえに情けをかけられ上記の台詞を言ってアリバズーカもけしかけるも結局は敗れ、他の幹部からもそれを蔑まれたことでコンプレックスが爆発し、急成長を遂げる。
デザイン画では髪を逆立てていたが、ヘアセットがうまく行かず実現しなかった。
余談
トランが劇中で急成長する事は演者の久我氏にも途中で告げられたらしく、久我氏は「悪役とはいえヒーローが子供を倒す描写はできない」故の配慮と理解していたものの、後に成長したトランが予想していたものの遥か斜め上をいく壮絶な末路を迎える様を本放送で見届けた際には流石にショックを隠せずにテレビの前で愕然としたという。
ちなみに久我氏は後に『3年B組金八先生』第4シリーズで2年後の作品の追加戦士と同級生となる。