概要
以下、ネタバレ注意
BADENDながら、かなり人気のあるEND。
Heaven's_Feel中盤、間桐桜の正体を知った衛宮士郎はその理想・信念から、彼女を殺して周りの人々を救う「正義の味方」になることを迫られる。
そのときイリヤが士郎に対し、桜を助け「桜の味方」にもなれる、という新しい選択肢を与える。
しかし、それでも「正義の味方」を張り続けるとこのENDにたどり着く。
桜の介錯こそ凛に譲ったものの、その選択を知った言峰は士郎が聖杯戦争の勝者になることを断言。根拠として「今のお前は衛宮切嗣だ。それが勝てない筈はない」と告げ、結果その通りに士郎は、臓硯・イリヤ・凛を下し聖杯戦争を終わらせることになる。
言峰が「衛宮切嗣」と例えたその意志だが、このENDにおける士郎の「正義の味方」の徹底具合はおそらく切嗣以上。
そこには、心を剣(てつ)にしたままの士郎がいた。
タイガー道場においても、イリヤは寂しそうに「…ばか」とぼやくのだが、タイガは一つの選択としてほぼアドバイスなしという結末になっている。
関連リンク
剪定事象、異聞帯…近年のFateシリーズで発覚した「正史ではない世界」。
エミヤ・オルタ…彼の可能性。「嗤う鉄心」なるスキルを持つ。ただし彼自身はFate/EXTRAシリーズに通じる因縁の持ち主であるため関連は不明。
スパークスライナーハイ…鉄心ENDと並ぶ衛宮士郎が「桜の味方」を選ばないEDの一つ。ただしこちらはBAD END扱いではなく、桜が凛・ライダー・イリヤによって救われる可能性を残している。
正義のためなら人間はどこまでも残酷になれるんだ…顔も知らない誰かのために顔も知らない悪を憎む行い、正義のためにどんな代償でも払える人間の業を端的に表した言葉