プロフィール
年齢 | 20歳 |
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身長 | 167cm |
所属 | 民間軍事会社 マルドゥック総合警備保障→アークライド解決事務所(長期出向) |
CV | 石川由依 |
概要
本作のメインキャラクターの一人。
オレド自治州に本社を置く民間軍事会社(PMC)《マルドゥック総合警備保障》の広域サービスコンシェルジュ(SC)を務める女性。
容姿は水色の髪を靡かせたクールな印象を抱かせる美人だが、人当たりが良く淑やかな物腰で対応し常に丁寧語で会話を行う。着用しているMK社の制服がメイド服に酷似しているためか、メイドと勘違いされることがある。
職務態度は真面目で本業のSCの業務は勿論の事各種業務手続きもお手の物で非常に優秀であるが、職務中でもしれっと冗談を言う等の茶目っ気も持ち合わせている。そのためノリが良く悪ふざけなどにも嬉々として乗ることがあるため、普段の真面目な態度とのギャップから後に同僚となるアニエスに「もっと真面目な常識人だとおもっていました」と嘆かれている。
《アークライド解決事務所》の所長であるヴァン・アークライドとは社外テスターとしてビジネスライクな関係を築いており、通信越しであるが三年近くの付き合いで彼からはその人柄と責任感の強さを信頼されている。
黎の軌跡
第二章序盤からヴァンとの通信で音声のみで登場。撃剣と《メア》の使用状況を報告する『定期査定』の時期であったため、ヴァンから使用状況のデータを送られるがバイタルとホロウコアの数値が異常な値であった為に何か問題が起きている事を察知するが、ヴァンが何も言わなかったためはぐらかされてしまう。
第三章ではアークライド解決事務所の面々が出張業務のために共和国南東にある遊興都市サルバッドに導力車で赴く直前で、映像通信でヴァンに連絡を取る。その際にヴァン以外のアークライド解決事務所のメンバーと顔を合わせている。
前回の定期査定で提出されたデータが異常な数値だったため、サービス担当として心配になり連絡してきたのだった。ヴァンとしても本当の事も言うわけにも行かず、出張業務で出かけるからと強引に連絡を絶っている(その際に周りに居たアニエス達から疑惑の眼差しを向けられる羽目となった)。
その後ヴァン達がサルバッドで4spgの依頼を受け地下水路に巣食う魔物の討伐に赴き、植生型の魔物が《オクト=ゲネシス》の一つを身体に貼り付けていた事で戦闘となり魔物を討伐寸前まで追い詰めるが、途中で介入してきた天使型の傀儡が魔物に止めを刺し、《ゲネシス》を奪ってしまう。
そのままヴァン達と戦闘となるが傀儡の戦闘能力が高く、ヴァンが身体を張って仲間達を庇おうとする。窮地に陥った事でメアが出現しヴァンが《グレンデル》に変身するが、普段と違う赤紫色の光に包まれグレンデルとなったヴァンは絶叫を上げ、動くことすらままならなくなってしまう。傀儡の攻撃をフェリやアーロンが食い止めようとするが間に合わず、ヴァンとアニエスが襲われる瞬間に導力銃の弾丸が傀儡を射抜きそこへリゼットが戦闘に介入。
シャードを展開すると圧倒的な超加速とブレードと導力銃を使いこなす戦闘力で傀儡を肉薄する。結果として《ゲネシス》は奪われたが、撤退させることに成功する。その際に今まで居なかった第三者の声が響き、傀儡に乗るとそのまま飛び去っていった。
そしてリゼットは三年間映像通信でしか会話した事がないヴァンと邂逅を果たす。その際に通信では分からなかったメアやグレンデルといった「興味深い事象」を知ることとなった。
戦闘後ヴァン達が宿泊している宿場に一旦戻り、改めてヴァン以外のメンバー達に自己紹介をする。そしてヴァンから何故広域SCであるリゼットがサルバッドにやって来たか問われる事となる。その問いに対して、リゼットは微笑むと先程天使型の傀儡に奪われた装置である《ゲネシス》とヴァンが変身したグレンデルの情報と引き換えで良いかと問い返されてしまう。その言葉に何も言えなくなるヴァンであったが、リゼットは笑顔で先程の言葉は冗談であると答え、自身がサルバッドに赴いた理由を語り始めた。
リゼットがサルバッドにやって来た目的は社外テスターであるヴァンと改めて接触する事と、今回開催される「サルバッド映画祭」と先日テロ騒動で中止になった「メッセルダム映画祭」との因果関係を調査するため。
カルバード共和国独自の文化である「導力映画」。そして毎年開催される伝統と名誉ある「メッセルダム映画祭」。しかし今年はテロ予告の脅迫状と相次ぐ火災によって中止に追い込まれたという。
MK社がメッセルダム映画祭の違約金を支払った現地の警備会社から依頼を受け、映画祭の中止を受けて想定以上に注目される今回の「サルバッド映画祭」とのテロの関係を調べるためにスタッフが現地調査に赴く必要が生まれた。そしてMK社の「危機管理評価」の更新をするために広域SCであるリゼットが現地入りし、調査を行うこととなった模様。
最年少のフェリは言葉の意味が理解出来なかったが、それまで黙って説明を聞いていたアニエスからは共和国全体の安全保障リスクを分析し、「必要になりそうな状況」で「必要なサービス」を提供する準備していると評されアーロンには「《黒月》の長老達と同じような考え方」と言わしめリゼットに対し胡乱な眼差しを向ける。
二人の理解力の高さにリゼットは感心し、ヴァンに対して後進の育成をきちんとしていると称賛しているが当の彼からはただのアルバイトだと返されている。
MK社のやり方に顔を顰めるアニエス達に対し、リゼットもMK社が戦争や犯罪のリスクを“ビジネス”に変換している事について否定せずに同じように顔を顰めている。
しかしMK社の業務が一部地域の治安維持に確実に貢献出来ていると語り、更には国際的な犯罪結社やあり得ないレベルで強度が上がった犯罪組織への対策も出来ていると自分たちの仕事が一定の成果を出していると告げている。
それまで話を聞いていたヴァンはリゼットに対して行動を共にする肩書は「派遣社員」の体裁で良いかと問い、リゼットはその言葉の意味を理解し笑顔で頷き了承する。
唐突に協力関係を結んだ二人に対しアニエス達は驚愕することに。しかしヴァンは打てる手は打っておきたいという事と、《ゲネシス》を奪っていった天使の傀儡使いのやり方が確証がないが今まで戦ってきた《アルマータ》のやり方に重なると説明する。その言葉にアニエス達も思い当たる節があるのか、押し黙ってしまう。
彼らのやり取りを聞いていたリゼットからは、MK社の分析でもサルバッド映画祭で起きた脅迫状騒ぎが《アルマータ》の可能性は低くないと語り、その一方で他の勢力である可能性も切り捨てるべきではないと告げ、リゼット自身もSCとしてまだ至らない部分もあるがヴァン達に助力したいと考えていると語る。
先ほど《メア》が可視化出来る状態で顕現した事象や、ヴァンが異様な密度のシャードに全身を覆われた「想定外の暴走」であるグレンデル化に対して何らかの対処療法を提示できるかもしれないと説明し、この問題に対しては担当SCではなくリゼット個人として何とかしたい述べる。
リゼットは今回の三日間の出張業務だけでいいので協力させてほしいとアニエス達に頭を下げて懇願し、そのひたむきさにアニエス達は一旦矛を収め協力関係を結ぶことを了承する。
その後リゼットはヴァン達から今まで起きた出来事を教えられ、驚きつつも「出向先の守秘義務」としてそれらの情報を無断で“出向元”に送らないと固く誓い、真摯で誠意ある対応を取ることで事務所メンバーの信用を得る事となった。
「派遣社員」名目でヴァン達と行動した際には4spgの依頼をチェックし、必要に応じて対応する事で『現地の情報を肌で得る』という《裏解決屋》のやり方をあっという間に理解している。その適応力にアニエスからは自分の役割を奪われるかもしれないという危機感を抱かれ、アーロンからは適応が早すぎと呆れられ、フェリからはずっと前から一緒に居たみたいだと評されている。それからサルバッドでの三日間では様々な事件に遭遇する事となり、「サルバッド映画祭」の影で動いていた《アルマータ》の企みにアークライド解決事務所の一員として立ち向かっていく事となった。
「サルバッド映画祭」での事件解決後はオレド本社に帰還し各種報告とリスク分析を終えた後、極めて異例であったが現地SCとしてサポート業務継続が必要であると判断し上層部に《アークライド解決事務所》への「長期出向」を申請。無事に申請許可が下りたことで旧市街にあるアークライド解決事務所に赴き、正式に事務所のメンバーとなった。
居住地はフェリやアーロンと同じく3階の空き部屋に賃貸契約を行っている。アークライド解決事務所の様々な事情をMK社に報告せずにサポートを行うだけでなく、メンバーに様々なサービスのテスターの協力を依頼している。
アークライド解決事務所ではサポートスタッフ及びソフトウェア担当を担うことになった。
なおその一連の経緯は例の如く所長であるヴァンには全く知らされておらず、出張業務終了後は元のテスター契約に戻ると思われていた為、頭を抱える羽目になった。
バトルスタイル
得物は大型拳銃&ブレードギア。接近戦ではブレードギアによる斬り付けと追撃での銃撃を行うスタイルである。
外見とは裏腹に、一線級の猟兵を上回るほどの超人的なスピードとパワーを秘めており、実際、物理防御力はヴァンやアーロンよりも上回り、パーティの盾も担える前衛アタッカーといえる。
また、クラフト「コバルトカーテン」は相手の物理攻撃を耐久値限定ながらも完全に防ぐことができ、対強敵戦の要になる性能を持つ。
衣装
リゼットの衣装はメイド服がデフォルトであるが、
Amazon店舗特典DLCではバトルメイドスーツなるマルドゥック社が開発したという設定のパワードスーツが用意されている。
ネタバレ
実は四肢は「擬体」と呼ばれる義肢である。元々はバーゼル理科大学とMK社が協力して研究していた「生体義手」の試作品をMK社が独自の技術でアップデートした物で、超人的な出力と身体能力を持つのはこのため。
守秘義務があるため詳しい事情は話せないが、本人によるとこの「身体」を手に入れてからまだ1年弱しか経っていない模様。
通信モニター越しで三年間の付き合いがあるヴァンは彼女との会話の映像が擬似的なものであることを見抜いていた。更に嘗て撃剣の戦術指南を受けるためにオレド自治州にあるMK社に赴いた際には、リゼットには所用で会えなかったらしい。
サルバッドで「本人」と邂逅した際に彼女が見せた「勁」とは違う動きや身体加速能力を見て、その正体を朧気に察していた模様。また人の気配を察知出来るフェリからも変わった『息吹』をしている事に気付いていた。
また四肢だけでなく五感も再現されたものらしく、ヴァン曰く「かなりの割合」で身体が機械化していると推測している。
リゼットとのコネクトイベントではヴァンと共に喫茶店に寄った際に店員のミスで常人には熱くて飲めないコーヒーを「少し熱い」程度にしか感じていない場面があった。
爆発によって露出した擬体部分を見たメルキオルからはクロスベル再事変で現れた皇帝の模倣擬体の技術が使用された可能性があるとのこと。
関連タグ
ギリアム・ソーンダイク - マルドゥック社ゼネラルマネージャー。リゼットの上司にあたる人物だが、底知れないものがある。
シャロン・クルーガー…見た目は只のメイドだが、高い戦闘力の持ち主という共通点を持つ。
サラ・バレスタイン…同じく銃とブレードを武器として扱う帝国のA級遊撃士。