「え?もしかして俺、ハメられた? ムッカ~!」
概要
高額の金銭を払えば憎む相手を年寄りに変えてしまう「老けさせ屋」を名乗る占い師・相馬卓がシュラウドから与えられたオールドメモリを左脇腹に挿して変身したドーパント。
相手を老化させる精神干渉波「オールドクリーク」を手から発生する能力を持つ。
老化させられた相手は身体能力も見た目相応に落ちてしまう(声は老化前のまま)。また、オールドクリークの効果を上げれば相手を殺す(おそらくは寿命死)させることも可能なようだ。これを使い移動する事も可能。
しかし耐性を持つ人間には効果が無い。耐性のない左翔太郎は攻撃を受けて老人と化してしまった。
また、この能力はテラー・ドーパントのテラー・フィールドに良く似たものであるため、シュラウドはvsテラー・ドーパントを想定した疑似テラー・ドーパントの意味合いで相馬卓に渡し、照井竜にぶつけるつもりだったようで、彼女の期待通り、精神干渉攻撃に耐性を持つ照井竜には足止め程度の効果しかなかった。
また、背面にも顔が存在し、切り替えながら戦い敵を翻弄する。
その為、ウルトラシリーズのとある怪獣を思い起こした人もいるかもしれない(体色もよく似ているし…)。
最後はサイクロンジョーカーエクストリームのプリズムソードの一撃をもらい、トドメにアクセルトライアルの『マシンガンスラッシャー』でメモリブレイクされたが、変身者の相馬卓は倒れてから出番が終了したため、身柄や消息はどうなったかは不明。
メモリブレイク後は老けさせられた人々も元に戻っている。
ちなみにモチーフは老木。
余談
設定上の存在であるヤング・ドーパントはこのドーパントとは逆の能力を持ち、相手を若返らせるらしい。
オールド・ドーパントによって老人となった左翔太郎を演じた名取幸政氏は当時68歳10ヶ月で、最高年齢仮面ライダーを更新し、2019年時点でも最高齢である。
ただし、能力による老化という特殊な状況であるため、カウントされない場合もある。
尚、この話で一番恐ろしいのは犯人である相馬ではなく、相馬に娘を老けさせるよう依頼した母親達である。最初に良枝の娘みゆを老けさせた光子の動機は「みゆが児童劇団の主役に選ばれたから」、そして仕返しと言わんばかりに良枝は光子の娘・久美の老化を依頼している。
また、シュラウドも今回の主役と言っていい扱いである為、43話から44話は『母親が自分の子を思う余りに、凶気の引き金を引いてしまう』事がテーマになっているものと思われる。
ちなみに醜い争いを繰り広げた母親達とは対照的に、久美とみゆの仲は終始良好であった。
関連タグ
仮面ライダーW ドーパント シュラウド テラー・ドーパント ゴキブリ男
ザ・グレイトフル・デッド:他者を老化させる能力繋がり
カマキリ・デッドマン&メガロドン・デッドマン:関わった人物2人が醜い争いを繰り広げた怪人繋がり