概要
属性 | ウィルス |
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世代 | 究極体 |
種族 | 神人型 |
必殺技 | サウザンドフィスト |
通常技 | スピリチャルエンチャント |
デジタルワールドの一部を支配する究極体であるデジモン。オリンポス十二神族の一体。
巨大な人狼を思わせる姿をしたデジモンで、デジタルワールドで1、2位を争う俊足の持ち主である。
この為、肉眼で彼を捉えるのは不可能に等しく、目に見えているのは全て残像とも言われている。
必殺技は超連打で敵を滅多打ちにする「サウザンドフィスト」、得物の「アステカ」で空間を引き裂き異世界の魔物を呼び出す「スピリチャルエンチャント」が必殺技。
活躍
デジモンセイバーズ
声:廣田行生
ザガンダ大森林の無限氷壁に住む究極体デジモン。側近にゴツモンを侍らせている。
10年前に人間であるイクトを赤ん坊の頃に始末しようと考えていたがユキダルモンの強い意思により見逃す。そのイクトを捜索する為にデジタルワールドに訪れた大門英と真っ向から拳で語り合い、デジモン達と人間が共存できる世界を作る事を誓い合う。英にユグドラシルに謁見するように勧めたのも彼である。
その後、倉田軍団がデジタルワールドに侵攻しデジモン達を虐殺した事件を許さず、人間達に裏切られたと思い込み、強い憎悪を持つが、攻撃派のサーベルレオモンらとは違って不干渉派であり、ユキダルモンの死後は部下として息子のようにイクトを育てた。彼がイクトを大切に育てたのも、英から親子の素晴らしさを教わっていた為である。
DATSメンバーはデジモンは倒されるとデジタマに還る=死なないことを知っている一方で、倉田軍団の侵攻を全く知らない為、お互いの認識に齟齬が生じてしまう。齟齬が生じた最大の要因は倉田軍団はギズモンを使ってデジモン達を殺害し、デジタマへの転生を不可能にしたせいである。
不干渉を貫き、無限氷壁に座し続ける道を選んだのには理由があり、倉田が次元振動爆弾でデジタルゲートを開けてしまい、不用意に仲間達が人間界に侵入しないように番人を買って出た為。
初登場時はプワモンを回収するために現れたファルコモンを連れ戻すために人間界にリアライズし、大たちを戦力差を見せつけ、知香を守ろうとしたピヨモンをデジタマに還してしまった。その後もデジタルワールドにて完全体への進化を果たした三体のパートナーデジモンと交戦した際もその高い戦力は健在であり、DATSメンバーもイクトらを連れて一時撤退を余儀なくされた。なお、この時初めて、大を英の息子だと実感するに至る。
本心はデジモンと人間が共存できる世界がイクトにとって一番幸せだと考えており、ギズモン:ATによって致命傷を受けながらも反撃したが、ギズモン:XTの攻撃で完全に死亡した。この出来事がきっかけでイクトはファルコモンを完全体に進化させる事が可能になり、人間とデジモンの共存のために戦う事を決意させた。
もう少しで分かり合えたかもしれない父の友人の死は大にも少なからず影響を与え、一連の元凶である倉田への怒りを燃やした。
原作は一箇所に留まる事を嫌う性格という設定があるがオミットされており、作中では玉座に座っている場面が多く戦闘シーンを含めほとんど動いていない。ファイトスタイルも巨体から繰り出す拳と拳から発する光線を主力にしたもので得物であるはずのアステカが登場しない。
この他にも手から放つオーラでデジモンを進化させる能力がある(しかし、このオーラは半端に残った知香への思いを消去する為のものであり、進化自体はデジタマに残っていたデジソウルの影響だと思われる)。
デジモンストーリー
2作目の「サンバースト・ムーンライト」から登場。元ネタが商業の神だからか、グランドラクモン達と共に「クーロン商会」を営んでいる。ムーンライト版でのみ登場し、口調はかなり軽い。
3作目「ロストエボリューション」ではプレイヤーキャラとして使用可能になった。
デジモンクルセイダー
アイギオモンの前に現れ、敵軍である筈のミノタルモンと組んで襲いかかって来たが、彼の本心はアイギオモンを強くさせる為に試練を与える事である。
セイバーズを意識してかゴツモンと行動を共にするシーンもある。
進化ルート
主にウィルス種のガブモンから進化する(デジライズでは通常種から進化)。
「デジモンアクセル」ではもう一つの進化ルートとして初代ファルコモンやテイルモンからも進化するが、こちらの場合は完全体がアンティラモンである為、色々カオスなことになっている。
カードゲームではパイルドラモン、マメモン、ガルダモン、ヤタガラモンなど明らかに進化元にそぐわないデジモンが進化系に据えられている(ヤタガラモンとガルダモンが進化に据えられているのは、『セイバーズ』を意識したものだろう)。獣系では他にマッハガオガモンやグラップレオモンから進化するメディアもある。