機体データ
概要
第一期最終話でのGNフラッグとの戦闘で損傷した後、刹那・F・セイエイによって修復されたガンダムエクシア。
GNフラッグとの戦闘で突き飛ばされた頭部は回収して取り付けられているものの、スローネアインから奪取したビームサーベルで貫かれた右カメラアイは修復できずティエレンのカメラを流用して補修されており、失われた左腕はマントでカムフラージュをしているが、ソレスタルビーイングに接触できない状態が長く続いたため、殆ど修復できずそのままになっている。機体各部のGNコンデンサーも損傷してエネルギー伝達効率も落ちており武装も多く失われ(アルヴァアロン戦で7本中6本の剣とシールドを使い果たした)、残った武装は右腕のGNバルカンと損傷し刃こぼれしたGNソードの2つのみ。とはいえ稼働そのものは問題ないようで、フラッグ戦で大きく損壊したはずのコクピット内部が見ただけでは分からないほどに修復されていることからも頷ける(ハッチは代用品になってるようだが)。
コロニー「プラウド」にてアロウズのバラック・ジニン率いる小隊と交戦し、アヘッドの性能に圧倒されて大破してしまうがティエリア・アーデのセラヴィーガンダムに間一髪で救助される。その後刹那のソレスタルビーイングへの合流と同時にプトレマイオス2に回収され、GNドライヴはダブルオーガンダムの右肩に取り付けられた。
エクシアリペアは後に改修と武装の最適化を経て『ガンダムエクシアリペアⅡ』となる。
このリペアⅡの存在から本機に設定上付けられた名称がガンダムエクシアリペアであり、作中では単に「エクシア」と呼ばれていた。便宜上本機がエクシア改と呼ばれる場合もあるが、改のポジションに相当するのはリペアⅡである。
GNフィールドやトランザム、及び設定上は元のエクシアの時点で使用可能であったGNドライブのオーバーブーストは劇中では使用しておらず、機体状態を鑑みると使用できるのかは不明。いずれもゲームによっては使用できる場合がある。
作中での登場シーンは2期1話の数分間のみと極めて短く、おまけにアロウズの新型機との性能差を印象付ける言わばやられ役的な立ち位置にある本機ではあるが、外連味のある姿からファンの人気は高い。
武装
GNバルカン
右腕に装備されている小型武装。作中では未使用。
GNソード
ガンダムエクシアの主武装。刃の先端が破損しており、刃こぼれしている。
刃を折りたたんでライフルモードにすることは可能であり、これを用いてオートマトンを複数撃破している。
刹那は1期作中では「射撃が苦手」と評されていたが、本機での射撃は正確であり彼の力量向上を印象付けるシーンとなっている。
因みに、『1st』最終回の戦闘後宇宙空間を漂うエクシアのシーンをよく見ると刃こぼれしていないが、戦闘中にヒビが入り漂流中隕石にぶつかるなどで折れたのか、単なる作画ミスなのかは不明。
ゲームでの活躍
第2次スーパーロボット大戦Z再世篇では最大で2話分のみであるが自軍で使用できる。僅かな登場機会にも関わらず専用カットイン(パイロット、機体共に)が存在している。
機動戦士ガンダム EXTREME VS.ではエクシアが一定条件下で撃破されると自動的にこのリペアになる(いわゆる復活)。発動条件及び機体性能の低下から基本的には逃げ用の形態だが、何気にトランザムやオーバーブーストをこの状態でも使用できる。MAXI BOOST ONではオーバーブーストがリペアの専用技となった。
SDガンダム GジェネレーションではOO初参戦のウォーズから登場しており、ガンダムエクシアから本機に開発可能。といっても性能は逆に低下してしまうのだが、マントを付けているモビルスーツ繋がりでクロスボーンガンダムの設計材料の1つになったりする。以後の作品ではクロスボーンガンダムが設計不可となったが、クロスボーンガンダムとエクシアでエクシアリペアを設計できるのは変わっていない。開発では部品を流用しているティエレン宇宙型のほか、元のエクシアやダブルオーを開発可能。また、エクシアリペアIIはエクシアリペアからしか開発できないため、必ず通過しなければならない。
立体物
上記の通り人気の高い機体であることからか、この手の応急修理機としては立体物に恵まれている。
素のエクシア、もしくはリペアⅡ(Ⅲ)からパーツを差し替える事で再現する追加パーツとして商品化される事が多いが、その場合商品画像やパッケージにて前面に押し出されるのは大抵本機である。
またMETAL BUILDでは単独で商品化している(エクシア/リペアⅢも購入するとリペアⅡを再現できる仕様)。