「これが私の覚悟です。私はソーマと共に歩みます」
プロフィール
フルネーム | リーシア・エルフリーデン |
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肩書 | エルフリーデン王国王女兼陸軍兵→フリードニア王国第1正妃(文庫10巻以降) |
異名 | 金の氷城 |
出身 | エルフリーデン王国 |
生年月日 | 大陸暦1529年(大陸暦1546年時点で17歳の為) |
種族 | 人間族 |
性別 | 女性 |
初登場話 | 文庫1巻第1章 兆し |
CV | 水瀬いのり |
概要
本作のメインとなるエルフリーデン王国の王女で、士官学校を卒業して陸軍に所属していたのだが、
父親のアルベルトが王位をソーマに丸投げしたうえに勝手に自分を婚約者に指定される(ソーマに王国を統治する正統性を与えるため)。
寝耳に水にもほどがあることに当初はいろいろと戸惑っていたのだが、ソーマの王の資質や人柄を知ったことで恋愛感情をいだき、この世界におけるソーマの「家族」となる。
また七巻において妊娠が発覚しており、ライトノベルとしては珍しい中盤で主人公との子供を成したヒロインでもある。
因みにイラストではロングヘアーだが、三公への最終勧告時、決意表明のために髪を切り、ショートヘアーになっている。
ソーマの嫁として
ソーマの嫁としては、ソーマの強さを引き出す嫁である。
反面ソーマより年下なので、自分の前では弱いところを見せまいと虚勢を張ると分かっているので、立ち振る舞いが大人びているジュナに励まして欲しいとお願いすることも。
ソーマと最初に婚約した関係で立ち位置が第一正妃であり、ソーマの嫁達を束ねるリーダー的存在となる。付き合いの長さもあってソーマの暴走しやすい所を見越して指示を出しておくなどまとめ役に近い立場になっている。
ソーマがロロア、ナデン、マリアを嫁にするときはリーシアに最終判断を仰ぐ。
ソーマの現代知識などの説明をよく聞く立場であり、士官学校を卒業していることから軍務で例えられるなどすると理解速度が速い。ソーマの一番の理解者であり、ソーマからも一番愛されている。ただしソーマからは「自分が道を間違えても覚悟を決めてついていきそう」と心配されており、事実地獄迄ついていく覚悟を決めている。
反面、第一正妃でありエルフリーデン王家の血を継いでいることが重なっているため、
権威的にナンバー2であることから国外での活動ではソーマとともに行動できないことが多々ある。
このため国外の活動が主軸になる話では、もともと群像劇に近い作風もあって出番が少なくなりやすい。
能力
士官学校を卒業してエルフリーデン王国の陸軍に所属している。其のため戦闘能力は当然ソーマより上であり、前線で戦闘を行うことも。
ソーマの革新的な政策にも慣れから比較的理解が速い方であり、慣れてないときも軍属だったため、軍事関係に絡めれば理解が速い。
戦闘時はレイピアを使う。
水属性氷魔法の使い手。
必殺技は、凍結する無数の棘「氷剣山」。
自身の技名に改めて言及されるのは恥ずかしい模様。
この能力により、ソーマが氷菓を作る際は製氷機に甘んじている。
家事全般はソーマと違い不得手。
人間関係
ソーマ家
婚約者。後に夫となる。
シアン・エルフリーデン
息子。
カズハ・エルフリーデン
娘。
第二正妃。1週間戦争を共に乗り越えた戦友でもある。気心知れたアイーシャがソーマの嫁になりたいとなった時、ソーマにアイーシャを娶って欲しいと後押した。。
第一側妃。立ち居振る舞いが大人びている。ソーマがジュナに対する態度が違うことにジト目しても、ジュナとは仲が良好である。
その為、神護の森の災害後、精神的に追い詰められていたソーマを、励まして欲しいと頼ることも。
ジュナからは立派な王妃、良妻賢母となることを予見し、同じ女性として尊敬されている。
そうしたこともあって、1週間戦争を共に乗り越えた戦友でもある。なのでジュナがソーマの嫁になりたいとなっても反対しなかった。
第三正妃。敵国であるアミドニア公国公女であったが、ロロアは有能で彼女の人となりを知り賛成した。ロロアはリーシアのことをシア姉と呼び、姉妹のような関係となっている。ソーマとイチャラブしていなかった、というよりソーマがちゃんとしないことに怒りの矛先をソーマに向けたときは2人で気が合っている。
第二側妃。婚約するかどうか決定する際、家族みたいな空気に馴染めるかどうか心配だったが、ナデンの気持ちを知り、彼女を家族に迎え入れる。
第四正妃。性格的に合うと評しており、ユリガの相談でソーマの嫁となることにも一役買う。
第三側妃。元グラン・ケイオス帝国女皇。バルム・サミットで初対面して、交流を深める。
国を割ることになって後ろ指を差されようとも、自分の意志を貫いて、守りたい者たちを守り切った。王家に生まれた者として、また一人の女性として、嫉妬するくらい立派だと思っている。
その他
義妹。
父。
母。
父アルベルトの親友で、陸軍時代の上司にあたる。
憧れの武人。
親友。生真面目な性格や、高貴な身分に生まれた女性でありながら武闘派である等、共通点が多いため、親しくしていた。彼女が反逆者となってしまった時は助命のためソーマに対し側妃に推薦した。
ゲオルグの娘。ミオは跡継ぎで軍部に関わらせてもらえないので、リーシアと面識はなかった。
ゲオルグの薫陶を受けた者なので、リーシアも気にかけていた。ミオの帰国時、感極まった出会いとなる。
グラン・ケイオス帝国陸軍総帥。魔王領出現以前の子供時代、外務大臣についてきた彼女と剣で手合わせをした。
活躍・経歴
過去
軍人になりたくて士官学校入学時、姫様のすることじゃないとカーマイン公に反対された。
だが士官学校卒業後はカーマイン公の手元に置かれて、督戦ばかりやらされた。
各地の慰問や兵士の激励など、王家の姫ならではの仕事も任されていた。
現実主義勇者の王国再建記
- 文庫1巻 第1章~文庫4巻
- 大陸暦1546年、17歳
陸軍にいたが、アルベルトが国王を退位したと知り、パルナム城に戻る。最初はソーマが王位を簒奪したと誤解したが、事情を聞き誤解していたことを謝罪する。
1週間戦争も乗り越え、アイーシャ、ジュナ、ロロアとも家族となる。
王都博物館に来て勇者の鎧を勝手に飾ったソーマを叱る。
旧貧民街で難民説得でソーマに同行する。普段泣きもしないが、難民の子供を誘拐しようとした奴隷商一味と戦う時、戦えないソーマが前に出た時は涙声になって怒った。
12月31日にソーマにプロポーズされる。
現実主義勇者の王国改造記
- 文庫5巻~文庫9巻
- 大陸暦1547年、18歳
エクセルの花嫁講座に参加する。ナデン婚約を許可し、星竜連峰に同行する。
アイーシャを心配させたのでソーマに甘やかすよう小言を言う。
星竜連峰での嵐解決後は体調崩し、フリードニア王国に残る。ヒルデに診てもらったところ、双子を妊娠していたのだった。アルベルトの旧領に戻り、大陸暦1547年12月21日に出産する。
- 文庫10巻
- 大陸暦1548年、19歳
結婚式を挙げ、正式に王妃となる。
現実主義勇者の大国建造記
- 文庫11巻~文庫15巻
- 大陸暦1548年(19歳)~大陸暦1550年(21歳)
傭兵国家ゼムの招待や九頭龍諸島連合との小競り合いではフリードニア王国に残る。
精霊王の呪い(魔虫症)対処の為、バルム・サミットに参加し、マリアと交流を深める。
現実主義勇者の帝国建立記
- 文庫16巻プロローグ・第1章・第4章・第5章・第10章・第11章・エピローグ
- 大陸暦1552年、23歳
トモエの王立アカデミー卒業を喜んだが、侍中候補にもなり、世継ぎ問題をせっつかれるようになると思うと複雑だった。そんな中、ソーマ達と共にトルギス共和国で行われるクーの結婚式に参加する。
更にスキーを楽しんだ。
その合間、ユリガの相談を受けて、ソーマの嫁達と共に
ユリガと婚約させる代わりに、大虎王国がフリードニア王国と争わないように危機感を煽らせていた。
大虎ケイオス戦争後、敗戦国の女皇となり、重責を背負うマリアを甘やかして欲しいとソーマに頼む。
ヴァロワに到着し、2年振りにマリアと再会する。ソーマに嫁ぐことを許可したが、第一正妃として立てるか不安にはなっていた。
- 世界解明の章
- 大陸暦1553年、24歳
魔王領侵攻の際、ロロア、マリアと共にフリードニア王国に残る。
- 英雄挽歌の章
- 大陸暦1553年、24歳
パルナム城へと帰還したソーマの招集として、我が国の頭脳派の1人として会議に参加する。
参加者はソーマ、リーシア、ハクヤ、イチハ、ユリウス、エクセル、ルドウィン、カエデである。
登場話リスト
関連動画
外部サイト・関連タグ
リーシア・エルフリーデン TVアニメ現実主義勇者の王国再建記
エーデルガルト=フォン=フレスベルグ……イメージカラー赤&ハイスペック繋がり。士官学校在籍も共通(こちらは事件を起こして除籍)。こちらは組織のトップで、得意とする武器は斧。ルート並びに選択肢次第では敵対せず、ソーマ・カズヤの中の人と共に轡を並べて戦う事も。(主人公が男性の場合)