サイカブト(タイワンカブト)
沖縄県および奄美群島に生息するカブトムシの一種。名前はサイのようなやや湾曲した短い角を持つことに由来している。
学名は「Oryctes rhinoceros」。
また台湾から沖縄県に持ち込まれたと考えられているため「タイワンカブト」とも呼ばれる。
サトウキビやパイナップルを食い荒らしたり、幼虫はヤシの木の中に入り込んで、ヤシの木を枯らしてしまうので、農作物の害虫として扱われることが多い。
サイカブト属のカブトムシは、日本にはヒサマツサイカブトが大東諸島に、世界にもヨーロッパサイカブト(ヨーロッパ)やギガスサイカブト(マダガスカル)などがいる。
おおむね小型~中型種で地味な種類とされるほか、植物防疫法に引っかかる恐れもあるためか飼育人口は多くない。
メディアでの扱い
甲虫王者ムシキングシリーズには登場しない(同属世界最大種のギガスサイカブトが登場している)。