スーパー気力バズーカ

すーぱーきりょくばずーか

スーパー気力バズーカとは、特撮テレビドラマ『五星戦隊ダイレンジャー』に登場する武器のひとつ。

概要

物語後半よりダイレンジャーが使用する新必殺武器で、龍を模した大型のバズーカ砲。当初の名称は「気力バズーカ」。

第29話にて、老道士・虞翻が再来日した際に分解した状態で持ち込まれ、続く第30話で組み立て完了直後に早速早口旅ガラス戦にて初使用、凄まじい威力を見せつけた。もっとも、この時点ではまだ未完成である事も虞翻によって言明されており、実際発射時には威力と比例するかのような強い反動が生じる結果となった。

そして第31話にて、組み立て完了時点で揃っていなかったキバレンジャーと亀夫の天宝来来の玉の力が注がれた事でようやく、「スーパー気力バズーカ」として完成を見る事となった。

本装備を一言で表すならば、「天宝来来の玉を弾丸として強力な砲撃を繰り出す」という事に尽きるのだが、その発射に至るまでのプロセスは非常に複雑で、スーパー戦隊シリーズ全体に目を向けても、本装備に比肩するほどの複雑な発射プロセスを踏む必殺武器は、それこそ片手で数えられる程度である。

そのプロセスを、順を追って具体的に説明すると・・・

これらのプロセスを経た上で、リュウレンジャーによる「スーパー気力バズーカ」、そして4人の「ファイヤー！」の発声と共に、装填した弾丸が発射されるのである。

3話もかけて鳴り物入りで登場しただけにその威力も相当なもので、厚さ10メートルもの城壁を一撃で粉砕するほどであるのだが、「スーパー気力バズーカ」として最初に使用されたのはゴーマ怪人に対してではなく、シャダム中佐によって呪いの仮面を着けられてしまった知に対してであった。

並の工具では歯が立たないこの面を破壊するためとはいえ、一歩間違えば知の命もなかったであろう事を思えば、なかなかに無茶な「デビュー戦」であった事は言うまでもあるまい。

シーズン2にて、パワーキャノンとして登場。登場に当たっては、パワーレンジャーとホワイトレンジャーによるオリジナルの発射シーンが、現地で新たに撮影された。

原典と同様にスターカッターやスターソード、天宝来来の玉をセットするシーンもあるが、スーツや装備をそのまま前シーズンより引き継いだパワーレンジャーにおいて、これらのアイテムがどういう位置付けであるかは不明である。