アンテナ
あんてな
電波を送受信するため機器の外側に付けられることの多い部品。
概要
テレビ受信用の八木アンテナ(├┼┼┤)、衛星放送のパラボラアンテナ(∈)、ラジオや携帯電話のロッドアンテナ(│)などが日常生活ではよく見られる。
転じて、頭からピンと細いものが立っていることから、アホ毛の別名としても使われる。
アホ毛の前は妖怪アンテナ(ゲゲゲの鬼太郎)の鬼太郎の髪の毛が妖気を感じると髪の毛がつんと立つことから)と呼ばれた。
ちなみに、無線マウスや無線LAN機器(小型のもの)、BlueTooth対応機器、最近の携帯電話など外見からではアンテナが見えないものでも内部にプリント基板の配線パターンとして作られたり、専用の部品(チップアンテナやフェライトバーアンテナなど)という形でアンテナが存在する。
主なアンテナ
- 八木アンテナ
- パラボラアンテナ
- スーパーターンスタイルアンテナ VHF帯域で使用 東京タワーの頭頂部にあることで有名。TV期はNHK総合の1チャンネル(東日本大震災で曲がった、しかしアナログテレビ終了までわずかであったため、修理はせずデジタル移行後頭頂部をFM用に交換。)が使用していたが、現在はTOKYO FMが頭頂部より送信している。
東京タワーのモニュメント 頭頂部の一段だけ残されている先端は避雷針
- ループアンテナ コンポーネントステレオのチューナの採用が多い。金属板で覆われてしまうので電波が遮断されるので、ループアンテナをコンポから離した窓際に置きAMを受信する。電波状況改善のため屋外にロングワイヤーを設置してチューナーに取り込んでもループアンテナは外してはならない。(コイルとして働いているため)
- 対数周期アンテナ ジグザグアンテナと呼ばれ 初期のUHF TV受信アンテナとして使用された。古くから継続されているUHF中継局を受信するアンテナとして、デジタル化された今もわずかに残っている。
- ディスコーンアンテナ アマチュア無線での多くの周波数を送受信するために用いられる。
- カーテンアンテナ
- リングアンテナ UHF受信用リングアンテナ(更新済)
意図しないアンテナ
近年の高速デジタル機器では配線パターンや一部の部品が意図しない所でアンテナとして働いてしまい、誤動作や電波雑音放射の原因となってしまうこともあるので、設計は昔より難しくなっている。
開発時の不具合洗い出しでは、基板上の配線やLSIなどから弱いながらも洩れる電波を専用のプローブで拾って信号の様子を見ることがある。