概要
悪の秘密結社・アガスティアによって生み出された怪人のひとり。
体細胞と衣服を一時的に攻撃特化仕様に変化させる能力を持ち、ナウマンゾウも即死させる『ベート・クロー』が必殺技(コミック1巻カバー裏より)。
本来は狼男として生み出されるはずであり、本人もすっかりその気でいたのだが、肉体が完成する直前に偶然視察に訪れた、アガスティアのボス・アカシックの気まぐれから来た無茶振りの結果狼娘にされてしまう。
先に作られた人格は男子(具体的には中学生)のため一人称は「おれ」で口調は荒っぽいが、裸体を晒されていることに気づいて羞恥でダウンしたり「かわいい」と言われて赤面したり等、一応女性に近い羞恥や照れもある模様。
なお、人格が男性のままなのは予算の都合という名の大人の事情である。
電子頭脳の時から男性として意識しているため女の体に戸惑いを感じており(誕生当初はトイレや風呂に困っていた)、本人は男として扱われる事を望んでいる。しかし、多くの人物から女性として扱われており、女好きの幹部ロングレンジ・アンクルの射程範囲内である上に、コンセプトに関わったスキュラや、ブラックロアの怪人エルバッキーにやたら気に入られている。
なお、アイドルになりたいマミーからダンスの練習に付き合う際に、最初は嫌々だったがマミーから「ウルフお兄さま」と呼ばれた途端、上機嫌で承諾した。
元々身体能力特化型の怪人である為に戦闘能力は高く、初陣では剣神ブレイダーの必殺技に耐える等の善戦ぶりを見せるが、戦闘の余波で元々少なめだった装甲部分が弾けて全裸になっていたことに気づき、そのまま恥ずかしさでダウンしまった(ただし、女性に免疫がないブレイダーには刺激が強すぎる上に、アニメ版では鼻血を吹いてぶっ飛んでいたので、そっち方面では効果抜群だったりする)。
以後、人材不足気味だった怪人開発部に配属され自分の“生みの親”のひとりである黒井津燈香にくっついて回っている……というより、それ以上の感情を抱いている節がある。しかし、当の黒井津からは妹、もしくは娘扱いされている(ウルフは「せめて弟(息子)にしてくれ」と不評だった)。
味覚や趣向も中学生くらいだが、アガスティアの怪人はアルコールに酔わない体質なのでお酒が飲める。ただし、子供舌なのでビールが苦手であり、場酔いはする上に、笑い上戸且つ絡み上戸。
なお、漫画での誕生時は戦闘服を着ていたが、アニメでは全裸であった(一応、組織のマークと謎の光で恥部が隠されている)。
ちなみに漫画第2巻の番外編によると、バストサイズは黒井津さんより大きい。
余談
モチーフはフランスで目撃されたというジェヴォーダンの獣であり、劇中でカミュラが明言している。
何気に、作中でお色気シーンが多いキャラである(アニメでは黒井津さんら他の女性キャラにもお色気描写が若干増えたが)。
関連タグ
- 怪人開発部の黒井津さん
- TSF
- ミイラモンガー:黒幕の横槍のせいで誕生してしまった者つながり