國神錬介
くにがみれんすけ
「俺はサッカーでスーパーヒーローになる」
概要
『ブルーロック』の登場人物。オレンジ色の髪と少年らしさと精悍さが入り混じった顔立ちが特徴で。足の大きさは28cm。高校名は正堂学院高校。
スポーツマンシップと漢気にあふれた熱血漢で、信念は「正々堂々」。幼い頃にサッカーで活躍する選手に憧れ、以来ヒーローになるべく夢を追い続けている。
個性豊かで我の強い選手が多い中で特に律義で誠実な性格をしているため、潔世一がチームメイトの中で早期から信頼を寄せるようになった人物でもある。
正に本作品における『良心』である。
能力
得意武器で語ったのは左足のシュート力。左足からのミドルシュートを武器としている。さらに高威力+ランダム軌道を描く無回転ロングシュートをチームV戦で編み出している。
また、恵まれた体格と強靭なフィジカルも持っており、馬狼照英もそのフィジカルの高さと球保持力を評価していた。二次選考3rdステージでは馬狼を押し退けてヘディングシュートを決める荒業も見せた。
活躍
入寮テスト~第一選考
入寮試験ではイガグリからボールを顔面に当てられるやミドルシュートをイガグリにかますも、ボールはイガグリの盾にされた潔にぶつかった。その後蜂楽廻にまとわりつかれるも、その膂力で投げ飛ばしている。
チームX戦ではチームがバラバラの中で1点を返そうとする潔からパスを受けて、ミドルシュートで1点を返した。
チームX戦以降、ストライカーとしての武器に悩んで自信を無くしていた潔に、パスのお礼のために1人でいる所を話しかける。その時になぜ自分にパスを出したかの話題から潔の武器が「ゴールの匂い」ではないかと語り、潔の自信を取り戻させた。この時、シュートを決めたらポイントがもらえ、國神はその1ポイントでステーキを注文し、「半分は潔のお陰だからこの肉も半分こな。」と半分分け与えた。
チームV戦では負けたらすべてが終わるという極限状況の中で無回転ロングシュートを放ち1点を返し、勝利に貢献した。
第二選考
1stステージを突破した後は千切豹馬、御影玲王と組み、潔・凪誠士郎・馬狼と3rdステージで対戦。
序盤から中盤は全能力がハイレベルに纏まった玲王がトップスピードを武器にする千切と自身を遺憾なく発揮させる連携をしていく事で序盤から中盤までの主導権を握る(他にも、対戦チームの一人馬狼が独断専行なプレイに走っていた事もあるが。)。しかし、潔と凪の見事なコンビネーションと潔が馬狼を上手い具合に誘導させたうえでの立ち回りによって互角の試合に持ち込まれる。最終的には化学反応を起こした潔たちの猛攻を止められずに敗北。千切を引き抜かれて2ndステージへ降格。凪に見切りを付けられ、ショックで項垂れる玲王を叱咤激励した。
2ndステージの控え室でイガグリと彼に暴力を振るう士道龍聖と遭遇。士道の暴力を止めたことが因縁となって士道から勝負を持ちかけられ、玲王が乗ったことで対戦となる。だが、士道の圧倒的な身体能力とポテンシャルの前に敗北、引き抜きで玲王が選ばれ脱落となった。
敗者となり出口へと向かう國神だが、突如目の前に出口ともう一つの「入り口」、「WILD CARD」と書かれた敗者復活の扉が現れ、一縷の望みを懸けて敗者復活の扉を選んだ。
最終選考「新英雄大戦(ネオ・エゴイスト・リーグ)」
様々な思いが交錯する中で、人知れず國神が入った敗者復活の扉が開かれ、中から國神が現れる。しかし、眼の下にクマができるなど、顔つきが別人のように変わっており、以前とは全く雰囲気が異なっていた。見た目は勿論、潔と出会い語った「サッカーでヒーローになる。」と言う夢はおろかその言葉に対して「そんな青臭い戯言は地獄に捨ててきた」と言い放つ等、性格もまるで別人のように変わってしまった。
そして、青い監獄プロジェクト第二フェーズ「新英雄対戦(ネオ・エゴイストリーグ)」において、ドイツチームに絵心甚八からの特別推薦として加入することになり、同じドイツチームに参加することを選んだ潔を驚かせた。敗者復活戦を経て身体能力は大幅に向上しており、その能力もドイツの有名クラブチーム11名を含めた21人中で3位を取って見せたほどである。
一方で、合理性を重視するドイツチームの方針とは異なるスタンドプレーに走り、チームから浮いてしまう。
絵心曰く、これまで勝ち抜いてきた「表ルート」の青い監獄メンバーとは別に、敗者へ強制的に異なった哲学を教える「裏ルート」で唯一生還した強制実験体(モンスター)とのこと。
以前とは別人のように人が変わってしまったのも、その叩き込まれた哲学と一度は完全に夢を絶たれた事から来る絶望感から来る強迫観念が原因の可能性は大いにある。