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神剣(小林さんちのメイドラゴン)の編集履歴

2022/03/19 20:12:34 版

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概要

第32話から登場。神がトールとの戦いの最中に作り出した大剣を思わせる巨大な剣。彼女の背中に突き刺さり、瀕死の傷を負わせた。

人間界へと逃げ延びたトールは山中の森の空き地に蹲り、死を待つ身になっていたが、そこに仕事でのストレスから酒を飲み過ぎて泥酔した小林さんが乱入。小林さんは目の前のドラゴンに怖がるどころか大興奮し、彼女から掛けられたの人間が抜こうとすると精神を破壊されるという制止の言葉も顧みず、剣の柄を握りしめ酔いの勢いで神剣を引き抜いてしまった。それだけでなく小林さんには信仰心が無かったためか、懸念に反して剣を抜いた後も泥酔したままであった。

当初は小林さんを邪険に扱っていたものの、この一件で命を救われたトールは呆気にとられて警戒心を緩めた...というか会話の主導権を小林さんに完全に渡してしまい、その後の酒盛りで打ち解けた際に「私のとこ来る?」と提案されると、「いきます」と答えるのだった。

登場エピソードの視点の都合もあって抜かれた後の剣の行方は描かれずに終わったが、第84話でテルネに問われた際にトールは酒盛りに興じている間に行方が分からなくなったと答えている。

アニメ

いずれも過去回想での登場。取っ手の各部の色は鍔が金、柄が紫、柄頭が青になっている。

  • 第1期

第1話の回想場面で初めて登場。2人の出会いが掘り下げられた第11話で再度登場した。

アニメでは刃の先端部分を抱きかかえて引っこ抜くという物理的にも危険なやり方になっており、小林さんの泥酔ぶりが強調される事になった。また、投げ捨てられた神剣が白い光を放つ粒子となって消滅していく場面が追加された。

回想そのものも原作では出会いから数か月後のある日の帰宅後だったのに対して、こちらでは一年近く経った、ある日の帰宅途中の電車で見た夢という形式であった。

  • 第2期

第11話のトールの神へと突撃場面で登場。原作では描かれていなかった神剣の生成が掘り下げられている。

襲撃を受けた当初、神は巨大なトライデントを右手に構えていたが、トールが軍勢相手に戦いを繰り広げる中で右手に白いエネルギーの塊を集中させて、トールに投げつけた。投げられた塊は剣へと変化してトールに命中、瀕死の重傷を負わせた。

神剣の行方

これより先、原作第99話以降の展開に関するネタバレを含むため、閲覧には注意されたし

神剣は小林さんの魂の中に入り込み、人間としての姿と自我を得ていた事が第99話において判明した。

それ以前にも第88話では守護者や主任といった役職に任命された結果、ドラゴンと暮らしていく生活に疑念が芽生えた小林さんに対して疑念を肯定するかのような言葉を伝えたり、第96話では朧気な剣の姿で出現したりと怪奇現象を引き起こしておりと、存在が示唆されていた。作中での本人の発言や描写を合わせると、魂に入り込んだ神剣は宿主がキムンカムイを止めるべく器ごと魔力を使い切った事で魔力の器として使われていた領域に入り込み、自分の声を伝えられるようになったのだと思われる。

人間態は民族衣装らしき服であったり、後ろに髪を一房束ねたりとカンナに近い容姿をしている。

小林さんの魂に住み着いてから、自我が目覚めるまでの間も小林さんの行動や生活を見守り続けていた。

人物像

一人称は「我」、もしくは「僕」。宿主である小林さんに対しては君付けかママと呼ぶが、小林さんには良く思われていない。

小林さんとは運命共同体であるため、積極的に危険に関わらせる事を良しとしていない。初対面の際は何度命を失いかねない危機に直面したのかと問い詰めており、以降は自分の実力に頼るよう提案する場面も少なくない。また前述の第88話での発言以外にも第108話では、ドラゴン達との交流の中で、小林さんの価値観が変わりつつあり、カンナの一件で一線を越えてしまったと指摘してもいる。

しかし小林さんの行く末を案じているのは本心であり、より良い物語になる事を望んでいる。

能力

本人の言では「どんな竜でも刺し貫くこと」のみを目的として神に生み出されたという。本来は神の加護が無ければ握る事も出来ないとされていたが、小林さんの魂に入り込んで影響を受け続けたため元の性質からは逸脱(作中では「変質」と表現。)している。

人間の姿に変身できるのもその一例ではあるが、第114話時点では普段は小林さん以外に認識されている様子が無く、例外は後述する第106話でのやり取りに口を挟んだ際にテルネに感づかれた時と第113話での彼女の狸寝入りを指摘した時の2回程しかない。(後者ではエルマが驚愕の表情を浮かべており、指摘が聞こえた事が分かる。)初登場回では魂が寄生先になっている状況を存分に利用し、小林さんの魂のスペースを借りて独自の空間を構築する、空間内部にパルテノン神殿に似たドーリア式神殿を建てる、手の一部を剣へと変化させ、オーラを纏わせて空間を切り裂いたりといった能力を披露した。姿を見せる際は大抵小林さんの隣に浮いている。

龍玉を作る時と同じ方法で剣としての具現化も可能だが、変質した影響なのか小林さんやトールが使用可能な大きさになるまでに縮んでいる上、外見も弧を描く鍔を持ち、取っ手全体が金色になった剣へと変化している。本人曰く具現化出来れば竜絡みの問題は大抵解決するくらいには強大な力を小林さんに付与できるというが、第99話で実際に具現化させようとした結果、寝室が大爆発、本人も休眠状態に入ってしまった。第106話でテルネによるエルマの政略結婚の交渉の席に姿を現し強硬策を小林さんに勧めたものの、「それを使ったところでワシには勝てぬよ」とテルネからは一笑に付され言われ、当の小林さんからも却下されてしまった。

このように神剣の能力には作中でも疑問符の付く描写や発言が目立っていたのだが、第112話の水宮殿での戦いでは具現化に成功した上、小林さんに入り込んでいた影響で神の加護が無くても小林さんに認められれば神剣の力が行使可能になっていた、言い換えれば神の加護ゆえに攻撃が効かないとされていたテルネにも攻撃が効くようになっていたと明かされた。小林さんの具現化させた神剣を受け取り、力が漲っていく様に驚くトール、そして彼女と共に結婚とは異なる新たな関係性を築く事を決めたエルマは力を合わせ、ドラゴンとしての真の姿を見せたテルネの喉元へ一撃を放ち、戦いに勝利した。(厳密にはテルネの敗因は切るという概念そのものを防ごうと急激に魔力を消費したためである。)

余談

  • 元ネタはトールが人間界にやって来た経緯や父親の異名も踏まえるならばミカエルサタンとの戦いで使った黄金の剣に加え、天叢雲剣も含まれていると思われる。(更に補足すると、アニメで小林さんがトールと出会った夜に持ち歩いていた酒の銘柄は『竜殺し』である。)
  • 神剣で負わされた傷について、『メイドラ大全』の神剣の項目では、トールは「神剣の傷は滅茶苦茶痛かったですよ!」とコメントしている上、第113話ではテルネの口から心臓を焼かれて死にかけた事が明かされた。
  • 似たようなドラゴンに傷をつけるアイテムでアーザードが装備していたような聖剣もあるが関連性は不明。
  • 前述のとおり小林さんの前に姿を見せる前から、幻聴として小林さんにはその声が聞こえていたが、作中ではそれ以外でも神剣の行方について伏線が散りばめられていた。例を挙げると、
    • 神剣の行方を尋ねる質問に対するトールの返答を聞いて、ダモクレスが小林さんを一瞥して「まさか…な」と内心呟く。(第84話)
    • 真ヶ土翔太の「魔力の器を先天的に持っているのが魔法使いであり、人間は後付けである。」という説明に対して、小林さんが「じゃあ私はいつ…」と疑問を抱く。(第95話)
    • 帰宅途中の小林さんの隣に唐突に現れる。(第97話)

といったものが挙げられる。

  • 話す時のフォントは大抵、過去回想でのトールのドラゴンとしての姿の時と同じである。しかし第99話で直接顔を合わせた時や第113話の戦闘直後のように通常のフォントになっている場面もある。
  • 第106話以降はテルネが存在を口にしたために同居人のドラゴン達も存在を把握していて良さそうなのだが、そのような描写は皆無である。第112話でイルルとカンナに戦況を打開する策を求められた際にも神剣の存在は全く話題に上らず、トールやエルマも小林さんの剣の具現化には特に驚きの表情を見せていなかった。
  • 第112話と同じく『月刊アクション』2021年11月号に掲載されたスピンオフ『ルコアは僕の××です。』第33話はルコアが翔太のために新しい杖を製作する内容になっており、原作とスピンオフの双方で神に由来するアイテムのお披露目が行われる回になった。この2つの品は人間の手に渡った際に元の大きさから縮んだという点が共通しているが、そこに至るまでの経緯は原作がギャグを交えつつのシリアスであるのに対し、スピンオフはギャグ一辺倒である。(奇しくもアニメ1期の未放送回で翔太は滝谷真に旅館のキーホルダーを買ってもらったのだが、そのキーホルダーは龍が巻き付いた黄金の剣を模っていた。)
  • 『フルカラーコミック 龍-RON-』に収録された登場回の1つである第102話のカラー版によると、人間態での髪は白色で眼は金色である。

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