概要
その名の通り、ドラゴンの外見をしている。ワイリーステージ1のボスである。
圧倒的な巨体を誇り悠々と飛行するが、当時は巨体を浮かす技術が無く、その中身は水素ガスであり、本体も大半が風船でできている。飛行時はその浮力を用いる。
ロックマンを背後から追いかける演出があるが、この段階では無敵状態であり、スクロールが停止するまではダメージを与えることができない。このときに接触するとロックマンは即死してしまう。
スクロールが止まった後は炎を吐いて攻撃してくる。
足場が少ないため、落ちないように正確に操作する必要がある。
弱点はクイックブーメラン。
メカドラゴン誕生秘話
「ロックマンを作った男たち ロックマン誕生伝説」より
実は、もともとロックマン1で没になったボスである。
当時のファミリーコンピュータではこのような巨大なキャラを激しく動かすのは処理能力の関係で不可能だったため没になったのだが、
「ボスを動かすのではなく、足場をボスに向かって動かし、ロックマンが画面右に逃げるようにすればボスが動いているように見える」
という手法を用いて登場させるに至った。
この手法を生み出したスタッフ曰く『初代で出してあげられなかったから、2で出してあげたかったんですよ』とのこと。
なお、ロックマンメガワールド版ではファミコン版と違いメカドラゴンから追いかけられている途中で逃げるロックマンに追いつけずに画面外にフェードアウトしてしまう。スクロール停止位置である戦闘エリアに到達するとようやく追いつく鈍足っぷり。
以降の登場
ロックマン8のオープニングステージの背景には、これの残骸と思われるものが登場している。
「ロックマン2・ザ・パワーファイターズ」にもボスキャラとして登場している。
「新パーツを取り戻せ!」シナリオでワイリーの前の関門として立ちはだかるが、このシナリオで手に入るハイジャンプのパーツがこのメカドラゴンとすこぶる相性がよく、ジャンプの高さをこれで調整しつつフルチャージ→セミチャージの順で押し戻し続けるだけで難なく勝ててしまう。
このため道中の6ボス戦は「ロールを救え!」シナリオのほうが楽だが、ここまで辿り着きさえすればこちらのシナリオのほうが突破難易度が低くなる。
口から吐く炎はこちらを炎上させて連続ダメージを与える他、口から吐き出す卵からミニメカドラゴンを射出するなどの攻撃を持つ。
弱点は原作同様クイックブーメランだが、前述のとおり通常ショットのほうが戦いやすい。
ちなみに対決ステージでは名曲として名高い「2」のワイリーステージ1~2のリメイクBGMが流れる。こちらも良リメイクであり、必聴。
有賀版では、ほぼ「クイックマンの専用の大型サポートメカ」という運用をされており、「R破壊指令」では、ロックマンを迎撃すべく、クイックマンを乗せてスカル衛星へ向い、その上でロックマンを待ち構えていた。しかし、一対一の決戦を望むクイックマンにより、フラッシュマン共々破壊される。
『ギガミックス』で復活し、クイックマンがワイリーシティからの脱出に使用し、「光る明日へ」ではクイックマンが搭乗し、大気圏突入後のシャドーマンを口でくわえて救助した。
また、「I_Wanna_Be_The_Guy」にもボスキャラとしてゲスト出演している。
スクロールによる移動中はロックマン2と変わらないがこちらはイエローデビルのように
ブロック状パーツに変換して分裂、合体させる能力が追加されている。
関連イラスト
関連タグ
Cuphead:メカドラゴンを参考にしたGrim Matchstickというボスキャラが登場する。