概要
メインストーリーVol.3「エデン条約編」で中心となる部。
部員は部長の阿慈谷ヒフミ、白洲アズサ、浦和ハナコ、下江コハルの4名。
落第に匹敵する程の成績不振者が現れた為に特例として発足し、その名の通り成績が芳しくなかった生徒に補習を受けさせ、成績を向上させることを目的としている。
強制編入に関しては先生を顧問に迎え入れた事により、シャーレの権限を借りて行使しているから可能になったという。
ストーリー上途中で誕生している、本作におけるキャラクターの所属組織としては特殊な存在。
(ちなみに、当初Vol.1登場時のヒフミの所属表記が補習授業部となっていたが、この時点で補習授業部であったらおかしいため、現在は帰宅部に修正されている)
また、設定上Vol.3のみでその役割は失われる……はずだったが、なんだかんだで再結成される。
部員
試験当日に彼女が大好きなマスコットキャラ「ペロロ」のゲリラ公演があり、そちらを優先してしまったために入部。試験をすっぽかしただけで成績は普通に良いので部長を務める。先生とはある事から面識がある。
最近転校してきた生徒。学習意欲は高いが、成績は悪い。そのあまりに過激な行動の数々から正義実現委員会に目を付けられている問題児。
一見勉強ができる様に見えるが、ダントツの最低成績を叩き出している。穏やかな雰囲気を持つがアズサとは別の意味で過激な言動をとる危険人物。
4人の中では唯一、元の所属組織がある(正義実現委員会)。飛び級をする為に上の学年のテストを受けるも惨敗。だが実際のところ、元の学年のテストでも落第級の成績である。プライドが邪魔をして分からない事を人に聞けず、そのままになってしまう悪循環に陥っていると思われる。
本当の目的と編入の理由
エデン条約編のネタバレを含みます
その真の目的は「エデン条約締結を阻むスパイを炙り出す為の箱」であり、生徒会にあたるティーパーティー(というか、桐藤ナギサ)はスパイをある程度まで絞り込むが特定には至らず、いざとなれば他の3名諸共スパイを退学にする事で条約締結を達成しようという考えでこの部活は作られた。
コハルは反ゲヘナかつ強大な戦力を有する正義実現委員会を牽制する為の人質であり、成績不良という口実があったために白羽の矢を立てられた。ハスミがゲヘナの事を憎んでおり、何をしでかすかわからない事から牽制をする必要があった。
他3名と異なり、コハル自身は何もしてないしそもそも疑われてすらおらず、正義実現委員会のメンバーでさえあれば誰でもいいことなので、純粋にとばっちりである。
ハナコはかつて生徒会長候補となるほどの才女でありながら、現在はその立場を放棄し、奇行に走ってばかりいる。その来歴のため上層部も含め様々なところと交流があり、特別な能力と情報を有していながら何を考えているか不明であるため、疑わざるを得なくなっている。
アズサはキヴォトスでは非常に珍しい転校生という見るからに怪しい人物であり、しかも生徒との暴力事件を起こしている事から統制不能な存在となっている。
ヒフミはナギサと親しい間柄だが、無断外出の上に出入り禁止となっているブラックマーケット等に行っていたという怪しい行動をしていたことに加え、「ヒフミと思わしき人物が犯罪集団のボスとなっていた」と言う情報を耳にしたナギサが親しい相手だからこそ盲点になっていたかもしれないという疑念を抱いてしまった。
これに対して、真相としては以下のようになる。
アズサはそもそも発端となった暴力行為がいじめを目撃し対応したアズサの事をいじめを行っていた生徒が正義実現委員会に連絡を取り、情報が歪曲されたのか暴力容疑となったことがマリーからの情報で判明している。存在が怪しいのは、ミカが書類を偽造して入学させたためである。
ハスミがゲヘナを憎んでいるというのもゲヘナのマコトに体重の事を揶揄されたと勘違いして荒れてたためで、矛先をゲヘナに向けるのではなくダイエットにいそしんでおり、トリニティ自治区内でのゲヘナの生徒との戦闘の際も事を荒立てないように動いている。
ハナコは優秀な生徒を招き入れる為に様々な部活や委員会から声を掛けられるものの誰も彼女自身を見ておらず、学園が嘘と偽りで飾られた空間と感じており、そこから逃げ出そうとしていただけで、野心は一切ない。
ヒフミはブラックマーケットへはペロロ様グッズを探しに行ったためであり、ボス容疑は事実と言えば確かに事実だが、アビドス一行の悪乗りの結果であり、当然エデン条約を脅かすような存在ではない。
しかし疑心暗鬼や情報の不足からか望む情報しか見ないナギサは試験の妨害をするだけでなくゲヘナとの抗争を起こして条約締結が阻まれる事になりかねない本末転倒ともいえる妨害行動をするようになっていき、その結果……