概要
俺魔理沙とは、二次創作などで誤って一人称を「俺」にしてしまっている霧雨魔理沙の事である。東方Projectの黎明期、急激に作品の知名度が上昇していた時代に稀によくあったミスである。
魔理沙と言えば「だぜ」口調に代表される、男勝りな言葉遣いが分かりやすいキャラクター付けとして定着していたため、本編未プレイの同人作家などの間では一人称を「俺」だと誤認しているパターンが散見された。他にも極端なキャラ付けの結果に「のぜ」などがある。
実際には彼女のだぜ口調はそこまで過度なものではなく、一人称は普通に女の子らしく「私」である。
現在ではこのネタ自体が知名度を持つようになったため流石に間違える人は激減しており、もし出てきた場合は偽者として登場するといったネタが存在する程度である。但し絶滅危惧種ではあるが絶滅はしていないため注意が必要である。意図せぬところから不意打ち「俺魔理沙」を喰らうかも…。
上記の経緯から「俺魔理沙」は東方界隈でトップクラスに有名なにわか判定機となっているため、二次創作の作者ならば最低限押さえておきたい要素である。
無論これらを踏まえた上で、確固たる信念のもとに「自分は俺魔理沙を描くんだ!」という気概の持ち主ならば創作は自由だが…。
同時に「俺魔理沙」を見つけたとしても、過度な叩きやにわか煽りは控え丁寧に指摘するのが優しさである。
公式(?)のやらかし
「俺魔理沙」に関連した有名な事件として、雑誌のホビージャパンで魔理沙のフィギュアが取り上げられた際の事が挙げられる。
フィギュアの写真の横にデカデカと「俺もフィギュア化だぜ!」と「俺魔理沙」を降臨させており、更には紹介文の一部にて「自分のことを「俺」と呼ぶ彼女らしい、不敵な面構えである」なる言い逃れ不可能のミスをしてしまっており、東方ファンの間では現在でも語り草となっている。
なおこの記事を細かく読むと、著者は「魔理沙の箒が元は普通の竹箒だった」という東方求聞史紀で公開されていた妙にマニアックな部分は把握しており、なぜこのようなミスが起きたのか現在でも不思議がられている。
関連タグ
アリス・マーガロイド、八雲橙:同じく稀によくある間違い。
僕リグル:作者が正確な一人称を把握した上でボクっ子としてのリグルに魅力を見出しているパターンも多く、間違いとは言い切れない例。
じゃ布都:間違いではなくなった例。
俺妹紅、僕ナズーリン、妾レミリア、拙者妖夢:俺魔理沙ほどではないが、一人称誤認の定番ネタとして扱われている。ただし中にはネタが先行して実在が疑われているものも。
妹尾あいこ:関西人という設定故か一人称を「うち」と間違える人が多数居た。本来は「あたし」である。