概要
「全部大泉のせい」とは、2022年度大河ドラマ『鎌倉殿の13人』放送中にSNS上にあがった怨嗟の声である。
第15回「足固めの儀式」(4月17日放送)
鎌倉にいまままさに起きようとする鎌倉殿・源頼朝に対する謀反。
事情を察した源頼朝と大江広元は、小四郎義時を通じて上総介広常に事態をおさめるため、あえて謀反勢力につくことを依頼、穏便にことをすませる。
しかし、これは上総広常を抹殺するための源頼朝と大江広元の罠であり、計略にはまった広常は見せしめとして梶原景時に殺害されてしまった。
大江広元が「鎌倉のオーベルシュタイン」と呼ばれる一方、
この回以後、主要登場人物が頼朝の命で殺害されると、
「全部大泉のせい」と書かれるようになり、
とばっちりは大泉が主人公の一人・篠田敬太郎を演じる『元彼の遺言状』(フジテレビ)にまで行くハメになり、「もしや篠田が黒幕」とまでかかれるようになってしまった。
第16回「伝説の幕開け」(4月24日放送)
源義経の策略にはまり木曽義仲が敗死、平家も源義経と後白河法皇が共謀して偽の和議を結ぼうとして大敗。
一応、裏で源頼朝が糸を引いているがこの回は一応、「全部大泉のせい」は下火となった。が、
第17回「助命と宿命」(5月1日放送)
木曽義仲追討を命じた張本人でもあることから、頼朝は御家人に義仲の嫡男・義高の殺害を命令、
が、その命令は頼朝の妻・政子と娘・大姫の怒りを買い、ひそかに義高と結ぼうとする甲斐の武田信義・一条忠頼親子の策動を招いてしまう。
2人の助命嘆願を受けた頼朝は義高殺害の命令を取り消すが一歩遅れてしまい、義高の首は彼を討ち取った藤内光澄によって届けられる。
武田親子の策動は頼朝の知るところとなり忠頼が成敗される一方、義高の死に怒った政子が
「けっして許さない」と公言したため
藤内光澄もその罪を問われ、首を討たれることになってしまった。
義時は一条忠頼と、(良心の呵責に耐えながらも)藤内光澄の処刑にも関与したため、
「義時もこれから闇堕ちするのね」とSNS上に書かれ、
「これも大泉のせい」と書かれるハメになってしまった。