「闇に咲く花は闇にしか憩えぬ」
「あの子の入社祝いならば、安い購(か)い物じゃ」
プロフィール
概要
ポート・マフィア五大幹部の一人で、部下に拷問専門の班を持つ。
言葉遣いは遊女のような和服姿の美しい女性で、一人称は「私(わっち)」。
武器として仕込み傘を持っている。
泉鏡花のマフィア時代の姉貴分で、その境遇に同情し彼女ことを溺愛していた故、武装探偵社に仮入社した彼女を連れ戻しに白昼堂々と現れる。
彼女を連れ戻す際、「夜叉白雪が鏡花の両親を惨殺した」という事実を暴露し、彼女を連れて行こうとするも、探偵社の妨害を受けて失敗。
さらに組合(ギルド)の襲撃に遭い、意識を失ったところを武装探偵社に捕虜として連れ去られてしまう。その後、鏡花を光の世界に導く策を持つ太宰と取引をし、自主的に探偵社内に幽閉されていたが、組合打破の為探偵社がマフィアに同盟を提唱するにあたって、使者の代わりとして首領森鴎外の元に送り返された。
組合撃退後は、マフィア再編に力を尽くすと鴎外に告げている。
ポートマフィアのことは、過去のことがあり憎んでいたが、森鴎外が首領となったことにより、「今はここが好き」と言っており、「共喰い」の異能をかけられた武装探偵社社長・福沢諭吉とポートマフィア首領・森鴎外の、組織の長二人のどちらかが二日以内に死ななければどちらも死ぬという、二組織の潰し合いを誘い出すような敵の行為を罠と解りながらも、鴎外を殺すために乗り込んだ谷崎を金色夜叉で迎え討つ。
その際、「私が忌む昔のマフィアに逆戻りする」と言い、一人の構成員として、鴎外の命を助けた(アニメ34話で放送)。
過去
彼女がポートマフィアを恨む理由は、彼女が14歳の時、当時慕っていた歳上の男性に、「光り輝く世界を見せてやろう」と言われ、彼と共にマフィアを抜けようとしたが、ポートマフィア先代首領にバレ、男を殺されたからである。
そのため、暗殺者でありながら光の世界に行こうとしていた鏡花の気持ちを解りながらも、過去の自分と重ね、闇に咲く花は闇にしか憩えぬと言っている。
しかし自身とは違い光の世界に行くことができた鏡花に、彼女匿名の依頼に見せて活動資金を半年分注ぎ込んだ「入社祝い」を贈った。
それは、鏡花の過去の真実に関する政府の機密書類であり、鏡花が夜叉白雪と和解するきっかけとなった。
異能力
鏡花の異能力と同じく刀を携えた夜叉を召喚及び操作する異能力。
鏡花とは違い、自分の意志で操作できる。
殺傷能力が高く、斬撃で空間を埋め、相手を追い込む。