人物
もともとは「がはこ」名義で自らのWEBサイトで自作の漫画を公開していた同人作家だったが、「WORKING!!(猫組)」が大いにヒットし(回線が何度もパンクしたほど)、これに注目したスクウェア・エニックスから「ヤングガンガン」での連載を提案され、同誌にて猫組のスピンオフ作品である「WORKING!!(犬組)」を連載するようになった。こちらも当然のように大ヒットし、アニメが完結までを全3期で製作、同誌を代表する作品のひとつになっている。
現在では、ネットでの名義を「がはこ」、商業連載での名義を「高津カリノ」としている。
なお、「がはこ」は高校時代に友人に付けられたもので、もともと「画伯」と呼ばれていたのを恥ずかしがったところ「じゃあがはこで」と言われたことに由来する。
主に登場人物の人間関係やすれ違う恋愛ネタをメインとしたギャグ漫画を得意とする。恋愛ネタは多いが、あまりラブコメ展開は描かず、笑いの方向に持っていくことが多い。また「変人描き」を自称しており、確かに登場人物が変人だらけの作品が多い。
WEB漫画出身だが、作画はアナログで行っている。トーン貼りとベタ塗りが大の苦手で、特にトーンを切ろうとするとナイフですぐに手を切るので今では専らアシスタントに任せているという。
「WORKING!!」に出演した声優が結婚した際には光の速さで祝福イラストを描いてtwitterにアップするのがお決まり。
(現時点では渡辺久美子・白石涼子・伊藤静・阿澄佳奈・日野聡・日笠陽子・斎藤桃子・川瀬晶子が該当。いずれも、演じたキャラに最も親しいキャラがリアクションを行うというもの。)
自画像
眼鏡をかけた茶髪ロングヘアーの女性の絵である。出版社の企画で自分自身を主人公にしたミニ漫画を描いたこともある。
自らを「不健康な引きこもり」と称していて、「WORKING!!」の単行本ソデには毎回大量の薬ビンに囲まれ、左右に「目標 健康」と書かれた自画像が描かれる。実際に左耳の難聴、バセドー氏病、パニック障害などを患っていると明かしている(おたふくかぜをこじらせて罹患してしまったといい、幼少期は活発な少女だったという)。
「WORKING!!」の登場人物で病弱で引きこもりな物書きの小鳥遊泉のモデルは彼女自身ではないかと思われることもあった(本人は否定している)。
因みに、自分の描くキャラクターに自らのことを「お母さん」と呼ばせている。
代表作
ファミリーレストランや役所など、自身の職業経験を生かした作品が多い。
また基本時に4コマ専業で、ストーリーコマは番外編として挟む程度である。
- WORKING!!(猫組/犬組) - 完結
- サーバント×サービス -完結
- ブタイウラ - 完結
- なつめネット(読み切り)
- 俺の彼女に何かようかい -完結
- ダストボックス2.5 -完結
- オウルナイト
外部リンク
- うろんなページ
- 高津カリノの運営するwebサイト。シンプルに見えてネタがふんだんに盛り込まれた、非常に凝った作りになっている。商業誌連載版も含め、各作品のコラボ企画もしばしば行われる。