メガハッサム
めがはっさむ
概要
はさみポケモン・ハッサムがメガシンカした姿。
第4世代からその頭角を現しはじめたハッサム。XYではそんなハッサムにもメガシンカが与えられる事となった。
メガシンカによってそのハサミは、コンクリートにも突き刺さる鋭いトゲが付いたホッチキスのような形へと変化。このハサミで掴んだ相手は絶対に放さず、その形状によってズタズタに引き裂いてしまうという。
各部に黒鉄の装甲が追加され、まるでヒーローのような容姿をしているが、元のハッサムをしっかり意識しておりそのデザインは崩れていない。
しかしメガシンカの過剰なエネルギーにより常にオーバーフロー気味で、更に重くなったハサミによる腕の疲労もあって長時間は戦えないらしい。まさにヒーロー。
アニメにおいては2014年のポケモン映画にて、四天王のガンピが使用している事を確認する事が出来る。
ゲームでの性能
HP | A | B | C | D | S | 合計値 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
ハッサム | 70 | 130 | 100 | 55 | 80 | 65 | 500 |
メガハッサム | 70 | 150 | 140 | 65 | 100 | 75 | 600 |
メガシンカ前との比較 | ±0 | +20 | +40 | +10 | +20 | +10 | +100 |
「ぼうぎょ」が大幅に上昇し、これに次ぐ形で「こうげき」・「とくぼう」も上昇している。
またやや不安だった「すばやさ」も75に上昇し多少の相手なら抜けるようになった。
XY出身のメガシンカ故か、あまり使わない「とくこう」も上昇しているがこれはご愛嬌。
特性はメガシンカ前同様テクニシャン。
その為メガシンカ前の戦法をほぼそのままメガハッサムの戦法として流用する事ができる。
柔軟性をかなぐり捨てる持ち物と違い、安定して火力と耐久を得られるのがメガハッサムの長所。
また、素のハッサムが「メガシンカしなくても強い」為、2匹以上のメガシンカポケモンの採用を最低限のリスクで行う事が出来る点も評価に値するだろう。
(2匹以上メガシンカポケモンを投入すると選出を縛りがちになる為)
また上がった耐久を更に活かせるはねやすめを習得するため耐久方面に強いメガハッサムも可能。
これこそがメガハッサムの最大の強みとも言えるポイントで、いわゆる「サイクル戦」と呼ばれる交代を基本とした戦術においては何度も有利相手に繰り出しながらはねやすめをし、隙あらばつるぎのまいから全抜きしていくという攻守ともに隙のない立ち回りが出来る。
物理ならばZワザで致命的なダメージを負ったとしてもリカバリー出来る程の耐久力を持っているためかなり安心して受け回せるだろう。
メガハッサムと同じく積み技を使い全抜きを狙いつつも、サイクル戦で使いやすいポケモンで多く構成された「積みサイクル」と言う構築にも入りやすい。
欠点としてはやはりテクニシャン頼りになる故の技の威力不足。
またメガシンカで大幅に上昇したとはいえ、実際に使ってみると思ったより耐久力が発揮されない事も多くジリ貧な間にゴリ押しで突破されてしまうのに弱い。これは元のHPが70しかない所からも起因している。
つまり攻撃面、耐久面共にあと一歩物足りず、はねやすめや優秀な積み技頼みになりがちな所が欠点と言えるだろう。
これらを活かして上手に立ち回る事や、味方との連携が大事である。
余談だが、XYで入手した個体ではむしくい・ばかぢから・はたきおとすと有用な技が悉く習得できず、1年後に出たORASの教え技頼りであった。
それでも最低限の技で十分立ち回る事自体はできたが。
アニメでのメガハッサム
最強メガシンカActⅣに登場。フラダリが招集したメガシンカ使い10人の内、4人目のトレーナーのポケモンとしてアランのメガリザードンXと対戦し敗北。