概要
『仮面ライダー剣』の登場人物であるプラズマチョチョンこと烏丸所長(烏丸啓)の台詞。
第8話で「急遽作ったライダーシステムのせいでオデノカラダハボドボドダ!(俺の身体はボロボロだ!!)」と主張するダディこと橘朔也に向けての台詞である。
「君の身体がそうなったのは私の責任だ。だが私は謝らない」
「その恐怖心を克服して、必ず戦いに戻ってくれると信じているからな」
自分の責任であることは認めているが、謝っていない。
自分の非を認めて「謝るのか?」と思わせて、謝らない。
要求を呑むと思わせてはっきりと否定する「だが断る」と同じような使い方が出来るとも言える。
一応言っておくと、本当に責任逃れや謝りたくないから言った言葉ではない。
上記のように、「ライダーシステムには変身者が恐怖心を抱くと心身に異常をきたす副作用があるが、恐怖心を抱かなければ大丈夫だし今恐怖心を抱いている橘も克服できると信じている」という橘さんへの厚い信頼を(やや遠回しに)表したのである。絶対伝わりづらいと思うが。
あまりにも使い勝手が良さそうなので日常生活で使う人も多いが、元ネタを知らない人に言えば普通に人間関係に支障をきたすので注意すること。
ちなみに『剣』最終回では、烏丸所長は謝った(但し橘さんではなく剣崎に対してだが)。
余談
カードダス版ラウズカードのキャラクターカードには、何と「だが私は謝らない」のカードが存在する。
ちなみにそのカード、カテゴリーが「K」で、他のカードでは効果名(CHANGEやKICKなど)が書かれているところに「KARASUMA」と書かれているので、丁度「KARASUMA K(烏丸啓)」になっているという公式が病気振りである。
烏丸所長を演じた山路和弘氏は所長のこの台詞には随分驚いていたようで、「俺だったらすぐに謝っちゃうのに」とコメントしていた。
pixivでの用法
pixivではこの台詞の出たシチュエーションを再現したもの以外にも、
何やらふざけている感じの作品にタグ付けされていたり、
作品内の主張に対するリアクションとしてのタグとして使われている。
そして2013年、『剣』との関連性がチラホラと見受けられる『ドキドキ!プリキュア』で山路氏が演じるキャラクターが悪役として登場したため、案の定この台詞もネタとして使われたようである。→オンドゥル!プリキュア、ベール所長
関連タグ
全部私のせいだ:この台詞のように自分に責任があることを自認しながら、その非を認めるどころか嘲笑った後年の平成ライダー作品の人物の台詞。
ヘンリー・ヘンダーソン:SPY×FAMILYの登場人物。中の人が烏丸所長と同じ山路和弘氏であり、アニメ第4話にて鉄拳制裁シーンが放送された際、このセリフがネタにされた。