チュウ
ちゅう
概要
魚人島出身のキスの魚人で、突き出た口と暑い唇、しばしば「チュッ」と呟く口癖が特徴。ちなみに原作コミックでは丸文字フォントで「''チュッ♡''」と強調される。
元は偉大なる航路でフィッシャー・タイガー率いるタイヨウの海賊団に所属していたが、タイガーの死後船長を引き継いだジンベエとの確執により独立したアーロンに同行し、海賊団から去った。
幹部のはっちゃんやクロオビとは幼少期からの友人であり、子供時代には海から4人でシャボンディパークを覗いたりしていた(シャボンディパークは魚人の憧れらしい)。
独立後は東の海に活動拠点を移し、東の海に魚人帝国を建国するため、麦わらの一味の1人ナミの故郷「ココヤシ村」を拠点に海賊活動をしていた。
能力
口に含んだ水を弾丸のように発射する事ができ、その威力は一般的な銃レベルから大砲レベルまで幅広い。
魚人なので腕力も並の人間よりはるかに強く、接近戦もそれなり以上に戦えるが、やはり最も得意なのは水の弾丸が有効に扱える中距離戦である。
- 技
水鉄砲
口から勢いよく水の弾丸を撃ち出す、チュウの最も基本的な攻撃技。
人体を貫通するくらいの威力はあり、並の海兵相手ならこれだけで十分に倒せる。
水大砲
大量の水を腹いっぱいに溜め込み、それを一纏めにして一気に発射する。
田んぼ一つ分ほどの水が必要になるためいつでも使えるわけではないが、破壊力は水鉄砲とは比較にならない。
百発水鉄砲
マシンガンのように水鉄砲を乱発する。
一発一発に木の幹が削れていくほどの殺傷力があり、まともに浴びれば一瞬で蜂の巣。
活躍
最初の登場は東の海アーロン編で、ナミの真の仲間として登場。
しかし、それはナミの故郷を人質に取った船長アーロンの野望達成のための偽りの仲間関係で、同編終盤ではナミを取り返しに来た麦わらの一味と激突した。
アーロンパークから逃げたウソップを始末するべくココヤシ村に向かい、水鉄砲を始めとした『魚人ならではの技』で追い詰め、とうとう追いついてウソップを殴り倒す。
しかしそれはケチャップによる偽装であり、勇気を振り絞ったウソップに体に酒を掛けられて火を着けられた挙句、顔面たんこぶだらけになるまでハンマーで殴られ失神。最後は海軍に捕まり投獄された。
麦わらの一味に加入して、海賊になったウソップにとって『初めての幹部戦の相手』であり、ウソップに『勇敢なる海の戦士』という夢に向かうために必要な『海賊になることに対する覚悟』を決めさせた相手である。
ウソップは彼との一戦を経て、本当の意味での『海賊』になった。
魚人島編の過去編で、若い頃の姿が描かれている。
この頃はクロオビやはっちゃん同様コミカルな描写が多い。