概要
アニメやゲーム、アニソンのことを扱っていたり、声優がパーソナリティを務めているラジオ番組のこと。
地上波
かつて90年代後半から00年代前半にかけ、このアニラジだけを取り扱ったラジオ情報誌アニラジグランプリも発売されるほどの人気を博していた。
だがインターネットラジオが普及し、特にAMが高齢者向けの傾向を強めるなどしたため、徐々に地上波から去っていった。
- TBSラジオ - 90年代後半には、0時台をアニメやラノベ番組の時間帯に据えるなど力を入れていた。
- 文化放送 - 年越し特番までアニラジ化させた年があったほど、アニラジに力を入れていた。
- 東海ラジオ - ラジオ大阪や文化放送と並ぶアニラジ放送局にして遠距離リスナーの友。
- ラジオ大阪 - アニラジ番組群を「V-STATION」と名付けて毎年夏・冬に、メイン画の國府田マリ子さんなど声優によるライブイベントや特番の放送などを行うなど力を入れていたのだが(Vステ夏の陣など)、その後はそのようなイベントは特に行われていない。
- ラジオ関西 - ここもアニラジ放送局の中では老舗。ただ、遠距離受信が他局と比べて困難。
- NHKFM - 遅咲きであり、2000年代後半になってアニソン三昧でアニラジ局として大いに知名度を高めてきた。が、それもファイナルと銘打たれて終わってしまう。そのアニソン関係の後継番組と目されるアニソンアカデミーはそのアニラジ番組としての期待と反し、司会の中川翔子の宣伝色がかなり強く、一定のリスナー層から倦厭されている。本人の冠番組ならまだ解るのだが。
- FMY(FM山口) - 1986年10月の第1回放送から2019年12月29日まで、単独パーソナリティを務める担当アナウンサーの水谷寛が続投した日本歴代最長(一時中断期間を含めて足掛け33年)のアニメ情報専門番組。サブカルチャーを主題とした地方局の深夜枠放送でありながら異例の聴取率を叩き出し、番組を通じて当時のリスナーにゆうきまさみの出世作『究極超人あ~る』を布教した。また、1990年代中盤には山口県および近隣県にBLライトノベル『炎の蜃気楼』旋風を巻き起こした功労者でもあった。
- MROラジオ(北陸放送) - 2011年10月9日から放送中のMROの西尾知亜紀アナウンサーがパーソナリティを務めるアニソン番組「ちあきのあにまにあ(現:あにまにあ)」が北陸地方の石川県と福井県を中心としたローカルアニソン番組だったのだが、2013年には九州のNBCラジオがネットする(開始時は時差ネット・一時ネット終了のち再ネットで同時ネット)事態になり、後に西日本側にネットする放送局が増えた。最南ネットは沖縄県のRBCラジオ。
キングレコードの大幅な撤退
かつてはスターチャイルドというブランドとともに、全国的にアニラジをネットさせていたキングレコードであるが、2016年9月、林原めぐみのTokyoBoogieNightを始めとする数々の番組のネット局が消えた。それに伴い、全国の地方局から貴重なアニラジ放送枠が減ったり消えたりする事態に。