概要
S.I.C. HERO SAGA『MASKED RIDER KUUGA EDITION -オデッセイ-』に登場する古代人。
その正体は、2000年前の日本で暴れ回っていたグロンギ族を倒すため、変身ベルト「アークル」でクウガに変身し、これを倒していた古代のクウガの変身者である。
親はおらず、目の見えない妹・ミオがいるなど、家族構成が現代の五代雄介に似ている。
ただし、本作はあくまでS.I.C.のオリジナル設定に基づいたオリジナル作品であり、特撮番組『仮面ライダークウガ』本編に登場する古代の戦士/先代クウガとは別人である。
本作は、一応はクウガのプロデューサーである髙寺成紀氏の協力は受けているものの、『HERO SAGA』自体が東映公式ではないのであくまでパラレルワールドであり、リントやグロンギの設定も根本的にクウガ本編のそれから大幅に変更されている。
ン・ダグバ・ゼバ目線のストーリーも登場するものの、ダグバも明らかに本編とは別人である。
作中での行動
元々リントの戦士の一人だったが、気が弱く仲間からは馬鹿にされていた(まずこの時点で、戦士という存在がクウガを生み出すまで存在せず、該当する文字も無かった原典のクウガのリントとは根本的に異なる)。
しかし、一族の占い師からクウガの変身者として選ばれ、それ以降は仲間達と共に最前線でリントの土地を侵攻しようとするグロンギと戦う(ここもグロンギの目的がゲゲルではなく、単純な侵略に変わっている)。アルティメットフォームには変身できず、当然ながら電気ショック等による現代技術で強化されたライジングフォームも持たない身でありながら、仲間が次々と殺される中でゴウラムの助けも借りて、基本の4フォームだけで大量のグロンギと真っ向から戦い倒し続けた。
そして、全てがグロンギのスパイだった占い師の策略であり自分の村が襲われた事を知り、ミオを守るべく村に戻り、そこで待っていた最強の敵・グロンギの王たるン・ダグバ・ゼバとタイタンフォームで戦って死闘の末に遂に撃破。無事だった妹のミオと再会したところで物語は幕を下ろす。
その後、本編のようにグロンギを封印する礎になったのかは不明。ただし本編の五代や先代クウガと異なり、あくまで妹を守る為だけに戦っていた彼が妹を置いて礎になるとは考え難い。
そもそも本作ではグロンギを封印している描写などなく、普通に撃破していたようなのでそもそも礎になる必要もないと思われる(当然ながら九郎ヶ岳遺跡等も一切登場しない)。