概要
元はグリフィス率いる傭兵団鷹の団所属。端整な顔立ちの小柄な少年兵。主な武器はクロスボウ(石弓)
純粋な性格と傭兵らしからぬ華奢な外見で、コルカスにしばしばいじられていた。
だがドルドレイ攻略戦においてグリフィスが背水の陣を敷いた時には
「溺れて死ぬぐらいなら戦って死んだ方がましだ」
という発言をしており、芯は強い。
捕縛されたグリフィスの救出作戦の際は別働隊として待機していたが、伯爵、ロシーヌをはじめとする使徒達の襲撃に遭い、彼を残して全滅。寸での所を髑髏の騎士に救われる。
その為、鷹の団ではガッツとキャスカとグリフィスを除けば、唯一の生き残りになる。
(アニメ版では髑髏の騎士の描写はカットされており、生死不明)
後に旅芸人の一座に助けられるが、ロシーヌの印象がトラウマになったのか、極度の妖精恐怖症に陥り、パックを見た時に激しく取り乱したという。
後に再会した時はパックに対する苦手意識は残っているものの、会話が出来る程度にはなった。
『蝕』の際には渦の外にいたため、生贄の烙印は刻まれておらず、髑髏の騎士が救い出したガッツ、キャスカと共に鍛冶屋ゴドーの住処に保護され、以降はゴドーの弟子として鍛冶の腕を振るっている。
ジュドーとは別の意味の器用さを持っており、ガッツの武器である義手大砲や連射式ボウガンは彼がゴドーの倉庫からあり合わせで作ったものである。
後に作成した炸裂弾もガッツ(ひいてはイシドロ)の戦力として重用されている。
余談
鷹の団時代の団内での立場について、作者の三浦建太郎は
「私も判らないんです(笑)古株であることは間違いないですけど。
連絡将校かもわかんないですね。グリフィスが考えそうな事だから。
閲兵とか、情報ネットが発達している部隊もおかしくないと思いますよ、他と違って」
というコメントを残している(『画集ベルセルク』のコラムより)
2ちゃんねるではグリフィスの小姓として事務や会計を手がけたんじゃないか、あるいは酌童や色子ではないか、等と噂された(英雄色を好む?)
リッケルト自身は漫画では別に奇行に走るような性格を見せないのだけれど・・。
不可解なほどの精神の健全さ
奇妙といえば逆に彼は戦場の修羅場にいるのに性格が優しく、どこかの誰かさんやドラえもんのスネ夫ように現実を斜に構えているように全然見えないのである・・・。
これは、驚異的と言えば驚異的である普通は幼少期に荒んだ環境にいればそれが『心の傷』となりガッツなどはあれは性格が過激過ぎているが・・。普通は荒れるだろうにww。
イシドロぐらいの意地悪さがすこし見えてもおかしくないのに・・。
考えられること
- リッケルトは人を自分では気付いてないのかもしれないが、人を殺すことをなんとも思ってない。(これは・・あまり黒過ぎるな・・)
- 鷹の団に来る前は育ちが良い環境だった(貴族だった、=これだと心に傷がありそうなんだけどね)
すこし話がそれるけれど、普通中世時代の文明社会で『文字』を書けるのは貴族階級に近い人間しかいなかった、騎士階級ですら文字が書けるか危ういところもあった。
鷹の団の中で文字が書けたのはグリフィス、キャスカとたぶんリッケルトじゃないか・・
ベルセルクの『文盲』 お察し下さい
ガッツ・・・文字の訓練より剣の訓練しかしていない・・
コルカス・・・山賊になるような奴だから文字は無理
ジュドー・・・頭脳は良さそうで勉強とかできたのかもしれないが、文を書いているところが無かった。それと生まれの時点で文字を書く必要がなかったら。無理だ・・。
ピピン・・・他のキャラと比べてもモンゴル族ぽいので奴隷階級出身だった、かベルセルクのミッドランド語は書けないが。元いた国の言葉とかは話せたか・・。
- リッケルトが荒れて無いように見えるということはだ精神的に心の支えがあった。心身共に満足な部分や友人などにも恵まれていたのか。どちらにしても余級不満を補うことができていた・・。
- これもまた別の考え、リッケルトは年をとらない体質(病気)なのか、本当はガッツやグリフィスと同い年かコルカスより年が上とか・・。(これは実際の病気でも疑わしい)
- 漫画だと別に性的に事情があるとかないようにみえるんだけどね。
- 個人的にはピピンとかとの関係じゃないだろうか
声
アニメ「剣風伝奇ベルセルク」での声は矢島晶子が担当。
なお矢島はクレヨンしんちゃんにおいて
野原しんのすけ
役ほか
ガンダムwのリリーナ・ピースクラフト
を勤めており、収録の合間にいわゆる「しんちゃん声」で「ガァッヅざぁぁん(´Д`;)」というセリフを発して共演者を爆笑させたというエピソードがある。
リリーナとリッケルトは似ているような気がするな。
2012年2月公開の劇場版では寿美菜子が声優を務める。