CV:堀江由衣(1999年版、2004年版)/羊宮妃那(2025年版)
pixiv内のタグとしてはマルチが最も多い。
プロフィール
製造年月日 | 3月19日 |
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身長 | 147cm |
3サイズ | 68/52/73 |
血液型 | 無し |
好きなもの | 人に喜ばれること |
嫌いなもの | 運動全般 |
特技 | 掃除 |
概要
来栖川エレクトロニクス製のお手伝いアンドロイド”メイドロボ”の試作型。
正式名称(型番)は”HMX-12 マルチ”。試作機のAIには、(人間の)”感情”を試験的に搭載している。
ドジや失敗が多いものの、健気で一生懸命な一面もあり、エンディングで涙を流した人は少なくない。
何故か時間軸がずれる1999年版アニメでも、頑張り屋な様子は再現され、また迷子の面倒をみるといった場面もみられた。
ゲームのエンディング(神岸あかり編)の約1年後を描いたアニメ「ToHeart〜Remember my Memories〜」では実質的なメインヒロインになっている。ここでもゲーム中のけなげな姿は健在。さらに、他のメイドロボ、フィールやセリオとの交流も多く描かれている。
2000年代初頭のギャルゲー情報誌では 「Kanon」の月宮あゆと肩を並ぶほど上位にランクインしていた(奇しくも2人を演じている声優が堀江由衣である)。
「ToHeart2」に登場するメイドロボ、HMX-17シリーズの先輩機にあたる。「ToHeart2」の製作にいたっても彼女の影響が強く、企画当初同作にメイドロボを出す予定はなかったが、原画家のみつみ美里氏の強い意向によってサブキャラクターとして出すことになったという。しかしそのみつみ氏は「メイドロボ姉妹(HMX-17シリーズ)をデザインする時髪の毛を「緑」にするのだけはできなかった」と語った。
尚、オリジナル(18禁)版Leafのビジュアルノベル作品におけるふきふきキャラ(Hシーンで主人公にふきふきされる)は、彼女で3人目にあたる。
マルチの秘密
髙橋龍也、水無月トオルのプライベートサイト『BUNGLE BUNGLE』(サイト閉鎖。現在は髙橋龍也のツイッターで閲覧可能)によれば、マルチの設定に関しては名前と設定は髙橋龍也が、専門用語は竹林明秀がそれぞれ考えていた。
●名前の由来
多目的用に開発されたメイドロボのマルチの名前は、多目的の英単語である
【Multipurpose(マルチプルポーズ)】から付けられた。
(※正しくは「マルチパーパス」。原文ママか誤植かは不明。)
一説では、PC版発売当時まだ一大勢力を誇っていたNECのPC-9800
シリーズのエントリーライン98MULTI(PC-9821初代及びPC-9821Cシリーズ)
からとされているが、これは間違いである。
これをネタに同人誌即売会で中古の98MULTI(しかも初代)を量産型マルチと称して
売っていた者がいた。
●マルチの特技
学習型コンピュータ搭載により、どんなことでも繰り返し練習すること
で次第に上手なる。学習能力はほぼ人間と同程度。
●マルチの寿命
マルチは、製造元である来栖川エレクトロニクスでオーバーホール
を受ける限り、半永久的に活動することが可能。
●動力源
リチウムイオンバッテリーという電池が搭載されており、1日に2度ほど
充電。また補助的にメタノールから発電する燃料電池が搭載されており、
充電できない状況下でも、ある程度なら行動が可能。
●オーディオセンサー
視聴覚センサーの感度は人間とほぼ同程度に調整されている。センサーの
役割は機能としてよりも一目でロボットだとわかるようにという意味合い
のほうが大きい。
カバーの下にはちゃんと人間と同じ耳がありますが、人前で外しては
いけないと研究所で教育されている。
アニメ『ToHeart Remamber My Memories』ではセンサーには探知機能も
搭載していたようである。
マルチのバリエーション
●HM-12 量産型マルチ
ゲーム本編終了後約1年半後に発売されたマルチの量産型。
量産型には、様々な外観のバリエーションが販売されている。
とは言えその面影は外見のみに留まっており、性能はハイエンド機
HM-13 量産型セリオのスペックダウン型エントリーモデルとなっていた。
HMX-12マルチに対してセリオ以上のアンチキャラなのだが、
どういうわけか「HMX-12とは別キャラ」として人気が出てしまう。
●HMX-12B マルチB型
アクアプラスの携帯端末「P/ECE」のミニゲーム「おでかけマルチ」
に登場。マルチA型(「ToHeart」のマルチ)と同型の妹で感情回路を
搭載しており、マルチA型よりも性格は活発とされている。
彼女の目的は、メイドロボチャレンジで世界各国のライバルメイドロボ
を倒し、メイドロボの頂点に立つこと。
「ToHeart」以外の作品での活躍
※同人ソフトなどの2次創作作品は除外。
●初音のないしょ!
ミニゲーム「LEAF FIGHT'97」では、プレイヤーキャラとして登場している。
序盤は攻撃力が低く扱いづらい所があるが、レベルが上がると共に、急成長を遂げ、雑魚戦に欠かせない存在になる。
攻撃スキルは、漏電を起こして、相手を電気で攻撃する【電気ビリビリ】のほか、放水で相手に【聖】属性ダメージの【アクアシャワー】がある。
防御属性は【物理攻撃】【電波】【聖】【魔】に強く【水】【知力】に弱い。
パーティに、HM-12、セリオを加えると、戦闘中に合体攻撃が発動する。
2011年6月22日に稼動されたアーケード向け対戦格闘ゲーム「AQUAPAZZA」にも登場。
マルチ以外の「ToHeart」の主要キャラは「ToHeart2」の設定上、全員卒業しているため、登場していなかった(当然、背景も登場していない)が、「AQUAPAZZA」Ver.2では、サポートキャラとして来栖川芹香が参加。多くのアクアプラスのキャラが出てくる中で、「ToHeart」ではプレイヤーキャラ、サポートキャラそれぞれ1キャラずつの参加となった。
マルチは、飛び道具が無くメインは接近戦になるが、機動力は低いので使用技で補う立ち回りが要求される。またリーチが短い弱・中とリーチは長いが大振りな強と極端な通常技を持ち、ヒット確認が必要となる。連続技は扱いやすいが、癖が強い上級者向けキャラ。
【直伝のモップがけ】と【お掃除は何より気合が肝心です】は 突進技で、連続技にもつなげやすい技だが、ガードされると相手から反撃を受けるのは確実。なお、モップをかけた地面の上では技性能が変化する。
モップを持って回転する【サイクロン方式を取り入れました】と【吸引力は絶大です】も、反撃や連続技につなげやすい。
スプラッシュアーツ【妹たちの大掃除】は、マルチが叫んだ後、数十機の量産型マルチとセリオがなだれ込んで襲い掛かる技。ガードで防ごうにも確実に好感度の減少とガードクラッシュで大ダメージになる。
しかし、この技の発動に相当時間が掛かり、その間にマルチは無防備状態なため、相手の攻撃を受けて、技を潰されやすい。対戦プレイでの使用は自殺行為に等しい。
関連イラスト
※これらの作品は、【マルチ】及び【HMX-12】タグで付けられた作品によるもの。
関連タグ
●メイドロボ関連
セリオ イルファ 河野はるみ(ミルファ) シルファ フィール
●来栖川関連
●Leafふきふきヒロイン関連
●その他
上原メイ子:16bitセンセーションのテレビアニメ版での中の人が同じ登場人物。同作がToHeartとのコラボを実施することなり、更に言えば…。