「実現しない夢なら寝言と一緒だ!馬のクソ以下だぜ!」
プロフィール
CV | 西村朋紘 / 松本ヨシロウ |
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推定身長 | 173cm |
推定体重 | 66kg |
推定年齢 | 20歳 |
性別 | 男性 |
髪の色 | 黒 |
瞳の色 | 赤茶色 |
武器 | 剣、ボウガン |
原作者が語るキャラクター像 | せこくて見栄っ張り。小山の大将。グリフィスに憧れて、ガッツを煙たがっている。 |
概要
旧・鷹の団の千人長の一人。返り討ちされることに定評がある。
元は10人前後の小規模な盗賊団の頭であったが、グリフィスに挑んで敗れ、その流れで彼が率いる傭兵団鷹の団に入団した。
報奨金の強奪目当てで入団前のガッツを襲撃した際には、彼の部下の一人は斬り殺され、一人は腕を切断されており、(逆恨みではあるが)ガッツを嫌悪しつづけている。その嫌いっぷりは「背中にボウガンの狙いを定めた事も一度や二度じゃねぇ」とガッツ本人に言い放つほどである。
傭兵団としては変り種の多い鷹の団において、お調子者で皮肉屋というある意味もっとも人間臭く、傭兵らしい性格ともいえ、無謀さや言動が元でキャスカにどやされたり剣を向けられた事も少なくない。
リッケルトに対しては甘さを一蹴しつつも、ちょっかいを出すような描写がしばしば見られる。『Berserk剣風伝奇完全解析書』の設定においては、リッケルトをいつも、からかっているという設定があり、「コルカス またぁ~~~」 「うるせえっ!」というセリフと共に、リッケルトにヘッドロックをかけて満面の笑みを浮かべている彼のイラストが、挿入されている。
自分が自分だけの力で夢を掴めない人間であるというコンプレックスを持っている。それ故グリフィスに対して依存・特別視しており「自分に近いと思っている相手(彼曰く「剣を振るしか能が無い」)であるガッツがグリフィスと対等の存在になろうとしている」のが我慢出来ないと思われる。
しかし良く言えば現実主義者であり、ガッツ退団時に彼の理想論に対して真っ向から食って掛かる様は、コルカスがファンから一定の支持を集める理由となっている。
またガッツは一方的に嫌われながらもコルカスを憎からず思っていたようで、コルカスの言い分に怒ることはなく、むしろ認めるようなことも多い。愚痴は言っても戦争中にガッツの足を引っ張る様な嫌がらせもしていない様であり、いい意味でも悪い意味でも常に本音でガッツに接したという意味では陰湿な人間ではない。『蝕』の後に『鷹の団』の仲間たちを失い悲しみと怒りの溢れるがままに疾走するガッツの回想にもコルカスは登場しているため、仲間としては認められていたと見て間違いないだろう。
戦士としてはジュドーがナイフ、ピピンが膂力や機転、リッケルトが器用さなど各々の武器で戦っているのに対し、コルカスがなんらかの強みや技能を示したという描写はない。
またせっかくの見せ場である全軍突撃の号令を噛んだり、ゾッドやワイアルドといった使徒=未知の化け物達に遭遇した時には途端にパニックに陥るなど、むしろ弱さを見せてしまうシーンの方が多い。
ただし最終的には鷹の団で千人長を勤めており、それなりの腕と統率力はあると思われる。
(劇場版第二部『ドルドレイ攻略』では、槍と剣を巧みに使い分けて奮戦しているシーンが描かれている)
またコルカス自身も自負して、たびたびガッツに説教を食らわせている通り、何年も戦場で生命を危険に晒しながら、遂にグリフィスが平民でありながら爵位を授かれたという栄誉に立ち会うことができたという事実は、彼が十分に戦士たりえた証拠である。
『蝕』では部下が次々と使徒達に喰われていくのを見て、逃げ惑ううちに精神に異常をきたす。
その中で女性型の使徒の誘惑に堕ちて現実逃避し、喰われて死亡した。
(なお、この女性型使徒は原作である漫画版第一話のオープニングでガッツに倒されている)
TVアニメ「剣風伝奇ベルセルク」では西村朋紘が声優を担当。
2012年2月公開の劇場版、2016年新アニメ版(回想シーン)では松本ヨシロウ(現・松本ヨシロヲ)が声優を務める。