サムス(ファイター)
さむす
当記事は「サムス・アラン」から分離・独立させています。
記事の肥大化を防ぐため、先方に当記事の内容を追加しないようお願い致します。
概要
『初代』から参戦しているレギュラーの一角。
ファイター番号は04、通り名は凄腕バウンティハンター。
原作スタッフの要望に合わせて声は入っておらず、星やられ時に効果音が鳴るのみ。
ちなみに原作シリーズでもサムスの声を聴ける場面は『Other M』を除いてほとんどない。
特徴
フルチャージで放てば威力・ふっとばし力共に高い通常必殺ワザ「チャージショット」を始めとした様々な飛び道具を持つ遠距離型ファイター。
つかみも「グラップリングビーム」を使うためリーチが長い。『DX』からは空中でも使用可能で、つかむ事ができない代わりに相手を痺れさせる飛び道具として機能する。
パワードスーツのおかげで重量級に属しており、ふっとびにくい。
反面、機動力は若干低めで、攻撃の出も全体的に遅いため、間合いを詰められると辛い。特に素早い相手や、反射持ちの相手を苦手とする。
地上で緊急回避したり、下必殺ワザ「ボム」を使う際にはモーフボールになる。
必殺ワザ
- 通常必殺ワザ:チャージショット
『スマブラ』におけるためてから放つ飛び道具の元祖。
最初にエネルギーをため、もう一度ボタンを押すと発射する。ためた時間に応じて大きさ・弾速・射程・攻撃力が上がっていき、最大までためたときのふっとばしはスマッシュ攻撃に匹敵する。
途中で中断してため具合を保持することもできるが、ためている間に攻撃を受けると元に戻ってしまう。
『SP』ではモーションが『Other M』準拠になり、空中でもためられるようになった。ジャンプや回避でキャンセルできるが、相応の隙が生まれるので注意。
- 横必殺ワザ:ミサイル
はじき入力の有無で性能が大きく変わる飛び道具。
普通に入力すると相手を追尾する「ミサイル」、はじき入力で出すと加速しながら水平に飛んでいく「スーパーミサイル」を発射する。
一度に出せる数も分けられており、ミサイルは2つまで出せるが、スーパーミサイルは1つしか出せない。
『SP』では「スーパーミサイル」の挙動が『for』のカスタマイズ必殺ワザにあった「急加速ミサイル」に近くなっている。
- 上必殺ワザ:スクリューアタック
回転しながら飛び上がる。原作とは違いほぼ真上に上昇する。
いわゆる無敵対空ワザで、状況次第では上方向への撃墜にも使える。反面、横にはほとんど移動できないため、これ単体の復帰性能は物足りない。
『DX』では同名のとうてきアイテムもあり、手に持つとジャンプがスクリューアタックに変わる他、相手に投げてしりもち落下にさせることもできる。『X』以降では時間制限のあるバッジ型のそうびアイテム「スクリューアタック改」として登場。
- 下必殺ワザ:ボム
モーフボールに変形して時限爆弾を設置する。
使用時にちょっとだけ浮くため、復帰距離をのばしたり、タイミングをずらしたりすることもできる。
『DX』以降では自分が置いたボムの爆風を受けると「ボムジャンプ」が発動する。これも原作再現。
- 最後の切りふだ:ゼロレーザー
極太レーザーを放つ。発射中は上下入力で角度を変えられる。
リーチは事実上無限と言っても過言ではなく、本体とレーザーに相手を引き寄せる効果もある。その代わり、切りふだにしてはふっとばし力がかなり控えめ。
『X』のみ使用後にパワードスーツが壊れ、ゼロスーツサムスに変身する。下必殺ワザで切り替えるゼルダ / シークやポケモントレーナーとは違い、基本的に切りふだを使わないと互いを切り替えることができない。(他にも方法はあるにはある。)
『for』以降ではゼロスーツサムスが単独のファイターとして独立したため、このワザを使っても変身しない。
変遷
『DX』からは撃ち分け可能な「ミサイル」をはじめ、カベジャンプや「ボムジャンプ」、そして空中で「グラップリングビーム」を使って復帰できるようになるなど、出来る事が大幅に増えている。
『X』では当時の最新作『プライム』ではなく『スーパーメトロイド』ベースのデザインが引き継がれていたが、『for』では『Other M』のものに変更された。
また、通常空中攻撃が「ターニングキック」に変更。下スマッシュ攻撃のように前→後ろの順に攻撃する珍しい空中攻撃である。
『SP』では空中で「チャージショット」をためられるようになり、「スーパーミサイル」の挙動も変更された。
新たな上投げ「グラップリングキャノン」は、『Other M』でリドリーに放った「リーサルストライク」を彷彿させるワザ。
その他
カラーバリエーション
カラーバリエーションはサムスの様々なスーツを元にしたものが多い。以下は『X』以降のもの。
勝ちあがり乱闘「違星の深淵」
ROUND | 敵 | 備考 |
---|---|---|
1 | ウルフ | |
2 | キングクルール(ジャイアント) | |
3 | ロボット×6 | 軍団戦(3体ずつ) |
4 | リドリー(ジャイアント) | |
5 | ミュウツー、クッパ、リザードン | |
6 | ダークサムス | |
BOSS | マスターハンド(&クレイジーハンド) |
全ROUNDで『メトロイド』シリーズのステージで戦う。
一部の相手は原作の敵を意識しており、ROUND1のウルフはスペースパイレーツ、ROUND2のキングクルールはクレイドをモチーフにしている。
最初の女性ファイター
素顔が見えないためあまり話題にならないが、何気に『初代』では唯一の女性ファイターである。((ピカチュウは『SP』で♀のすがたが登場したし、プリンはふくむ場合もあるが。)
同作では電撃属性のワザを喰らった時の演出が以降の作品とは異なり、中でもサムスは中身のシルエットが映るという小ネタがあった。
「ちなみに女性である」の9文字でサムスが女性である事を知ったユーザーも多いのではないだろうか。
知名度
当時は『メトロイド』の知名度が低く、1994年の『スーパーメトロイド』を最後に新作が途絶えており、「サムスって誰?」と思ったユーザーが多かった。桜井氏もその様な声があった事を認めている。(ちなみに64でサムスが出てる作品は『初代』のみである。)
しかし、『スマブラ』での参戦を機に知名度が大きく上がり、2003年の『メトロイドフュージョン』を皮切りに立て続けに新作が開発されるようになった。
今ではすっかり任天堂の看板キャラの一人となっている。