当記事は「リンク(ゼル伝外部出演)」から分離・独立させています。
記事の肥大化を防ぐため、先方に当記事の内容を追加しないようお願い致します。
概要
マリオと双璧を成す任天堂の看板キャラだけあり、スマブラでも当然のように皆勤賞。
ファイター番号は03、通り名は勇気のトライフォース(for)、復活の英傑(SP)。
作品ごとに参戦しているリンクが異なり、『初代』と『DX』では『時のオカリナ』版、『X』と『for』では『トワイライトプリンセス』版、『SP』では『ブレス オブ ザ ワイルド』版となっている。
特徴
ブーメランや爆弾といった豊富な飛び道具で相手をけん制しつつ、マスターソードによる長いリーチと強烈な一撃を浴びせる事ができる万能ファイター。
足で攻撃する通常空中攻撃・後空中攻撃もなかなか優秀で、特に通常空中攻撃は主力ワザにもなる。
落下速度は並だが急降下速度が凄まじく速く(他のファイターよりも増加率が大きい)、着地狩りにも強い。
なお、崖の攻撃上がりのリーチは2位(1位はクッパ)。
しかしその一方で豊富な武器を持っている故に運動性能が悪く、ワザのスキも前後共に大きい。
また、飛び道具の多さから反射ワザを持つファイターが相手だと苦戦しがち。
このため優秀な反射を持ち、中~遠距離から攻撃できるゼルダには弱い。
復帰手段は豊富だが、復帰力自体は低く、ステージ外に追い出されると弱い。回転斬りで復帰する場合は真上がお留守なのでメテオで叩き落されることも。
サムスと並ぶワイヤーつかみの元祖で、リンクは「フックショット(初代・DX)」「クローショット(X・for)」を使う(『for』まで)。
SPでは直接相手を腕で掴むモーションに代わっている。男性キャラは胸倉を掴み、女性キャラは手首を掴む。なぜかセフィロスは手首を掴む(外見に上半身裸バージョンがあるからだろうか?)
経歴・変遷
大乱闘スマッシュブラザーズ/大乱闘スマッシュブラザーズDX
CV:檜山修之
初登場した『大乱闘スマッシュブラザーズ』、および続編の『大乱闘スマッシュブラザーズDX』では、「時のオカリナ」のリンクをコンセプトにスマブラ風にアレンジされている。
また、この両作品では百裂攻撃を使うことができた。
通常必殺ワザが「ブーメラン」、上必殺技が「回転切り」で下必殺技が「爆弾」だった。
通常必殺ワザが「弓矢」に変更(これに伴って「ブーメラン」は横必殺技に変更)された他、横スマッシュ攻撃に派生入力として「二段スマッシュ斬り」が追加。
盾も飾りでは無くなり飛び道具を受け止められるようになった他、つかみ攻撃の「フックショット」をガケに打ち込んでぶら下がるワイヤー復帰も可能になった。
また、この作品から空中版「回転斬り」が連続ヒットするワザに変更された。このため撃墜には使えなくなったが、代わりに上昇量が激増したため、復帰力は上がっている。
ちなみに、地上版「回転斬り」は『DX』に限り、先端を当てると斜め下(正確には0°・真横)に大きくふっとばすというとんでもないワザだった。
大乱闘スマッシュブラザーズX/大乱闘スマッシュブラザーズfor
CV:笹沼晃
『大乱闘スマッシュブラザーズX』、および続編の『大乱闘スマッシュブラザーズfor』では、「トワイライトプリンセス」のリンクをコンセプトにスマブラ風にアレンジされている。
これに伴い、横必殺ワザが「ブーメラン」から「疾風のブーメラン」に変更された。
上記以外にも細かいところの変更では、前空中攻撃が「螺旋斬り」に変更、百裂攻撃が削除、地上版「回転斬り」をためられる、などがある。
ダッシュ攻撃が『時オカ』以降でお馴染みの「ジャンプ斬り」に変更。発生がかなり遅い代わりにふっとばしが強く、ある意味リンクの第4のスマッシュ攻撃ともいえるワザ。
大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL
CV:高梨謙吾
『大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL』では、「ブレス オブ ザ ワイルド」のリンクをコンセプトにスマブラ風にアレンジされている。
原作ゲームの時点でも、ブレワイ版リンクは旧ゼルダシリーズのリンクと大幅に異なるため、スマブラ側でもブレワイ版の彼がファイターとして参戦決定したことに伴い、ファイター「リンク」自体の大幅なリニューアルが施された。
また、リンク系では初となるボイス新規収録となった。
具体的な調整内容としては、
- 登場演出がパラセールでの降下に変更された。
- マスターソードを右利きで振るうようになった。
- 弱攻撃1のワザ名が「けさ斬り」に、弱攻撃3が突きから「斬り上げ」に変更。
- 上強攻撃が後ろから前に振る「直上斬り」に変更。
- ノーダメージ(0%)時に限り、横スマッシュ攻撃でソードビームを放つようになった。
- 素手でつかむようになった。このためワイヤー復帰が出来なくなっている。
- 通常必殺ワザのワザ名が「弓矢」に戻った他、地面に刺さった矢を拾うことができるようになった。
- 横必殺ワザが『DX』までの「ブーメラン」に戻り、相手を引き押せる効果がなくなった。
- 下必殺ワザが「リモコンバクダン」に変更。
- 最後の切りふだが「古代兵装の弓矢」に変更。
- 横アピールが3D系での中構えに変更され、妖精が出現しなくなった。(従来の横アピールはこどもリンクに引き継がれている。)
…などの大幅な仕様変更が行われ、旧バージョンの彼とほぼ別のファイターと化している。
必殺ワザ
- 通常必殺ワザ(DX以降):弓矢(DX・SP) / 勇者の弓(X・for)
弓矢で相手を射抜く。ボタン長押しで弾速・飛距離・攻撃力を上げられる。
『SP』では射った矢が壁か地面に刺さるとしばらく残り、アイテムとして使う事が可能になった。持ったままでもう一度通常必殺ワザを入力すると、拾った矢と合わせて2本同時に射る事が出来る。
- 通常必殺ワザ(初代) / 横必殺ワザ(DX・SP):ブーメラン
しばらくするとリンクの元に戻ってくる飛び道具。
はじき入力で弾速・飛距離・攻撃力を上げられる他、投げる時に上下に入力していると斜めに飛ばす。
一度に出せるブーメランは1個だけ。
反射された場合は攻撃判定の権利が相手に移る。このためリンクにブーメランが当たる。
- 横必殺ワザ(X・for):疾風のブーメラン
こちらは『トワイライトプリンセス』に登場するブーメラン。
戻ってくる際に竜巻を起こし、ダメージを与えない代わりに相手を押し出す。
- 上必殺ワザ:回転斬り
回転しながら前後の相手を斬る。地上ではその場で、空中では上昇しながら攻撃する。
『初代』では地上・空中共に単発ヒット、『DX』以降では空中版のみ最大5回ヒットする。
『X』以降では地上版の仕様が変わり、ため時間に応じて攻撃力が変化する。『X』では以前よりも発生が遅い上にためないと攻撃力が低く、事実上弱体化していたが、『for』以降では『DX』までと同じ感覚で使えるようになり、たとえためなくてもかなりふっとばせる。
『X』と『for』のリンクは「回転斬り」の掛け声や、復帰できずに落ちてしまった時の声がネタにされることも。
- 下必殺ワザ(初代~for):爆弾
背中から爆弾を取り出し、アイテムのように投げて攻撃する。
爆弾は一定以上のダメージを受けるか、5秒経過すると即座に爆発する。
この爆発はリンク自身も巻き込む。これを利用し、自爆しながら強引に復帰することも可能。
- 下必殺ワザ(SP):リモコンバクダン
今までの「爆弾」とは全く異なるワザ。
スネークの「C4爆弾」のように、もう一度入力することで爆発する。この爆発には自分も巻き込まれるので注意。
再び拾って投げれる他、攻撃が当たっても余程のことがなければ誘爆しない。火薬が使われていないため炎・爆発属性も無くなっているが、炎・爆発属性で即起爆するのは同様。
崖際にバクダンを置くことで対策を知らない相手に選択肢を誘導させることができる。
- 最後の切りふだ(X・for):トライフォースラッシュ
トライフォースで相手1体を拘束して滅多切りにし、最後に突きでふっとばす。
『X』では与えるダメージが83%と暴力的な高さになっていた。
- 最後の切りふだ(SP):古代兵装の弓矢
「古代兵装・弓」を使い、超速の矢を放つ。
形としては『for』までのゼルダとシークの「光の弓矢」に似ているが、こちらは1人に当たった時点で爆発を起こし、周囲を巻き込む。
その他
カラーバリエーション
『時オカ』の「ゴロンの服」「ゾーラの服」と同じ色のものの他、初代『ゼルダの伝説』で「ブルーリング」を装備した時の青白いカラーも用意されている。
『X』からはダークリンクを意識したカラーが実装されている。原作のダークリンクは黒一色だが、『スマブラ』のダークリンクカラーは髪をはじめ一部分が白い。pixivでも『スマブラ』の配色で描かれることが大半である。
『for』では『スカイウォードソード』の私服、鬼神リンクを意識したデザインも加わった。一方で4Pカラーが紫色に変更されているが、何の偶然か『ソウルキャリバーⅡ』でも紫色のカラーがある。
『SP』では奇数カラーが「英傑の服」、偶数カラーが従来の衣装「息吹の勇者服」となる。
カラーバリエーションは4色ずつで、元ネタは以下の通り。
勝ちあがり乱闘「闇を切り裂く退魔剣」
ROUND | 敵 | 備考 |
---|---|---|
1 | ブラックピット | 主人公を模倣した存在 |
2 | リドリー(ジャイアント) | ヴァルバジア(もしくはキングドドンゴ)戦の再現 |
3 | ベヨネッタ | 黒の魔女 |
4 | ダークサムス | 主人公を模倣した存在 |
5 | ガノンドロフ | チーム乱闘(味方:ゼルダ)、アイテムなし |
6 | リンク | ダークリンクカラー |
BOSS | 魔王ガノン | 原作ではマスターソードでしかトドメを刺せない |
ゼルダシリーズと共通点のある闇系のファイターが登場。いずれも原作の戦闘の再現に当たる。
モデルチェンジについて
『時のオカリナ』当時はまだ子供の姿が基本だったが、スマブラでは当初から大人の姿がデフォルトとして扱われている。
『DX』では『時のオカリナ』の「リンクの真の姿」が、『X』と『for』では『風のタクト』版、『SP』ではその両方が、「足の速さを与え、そのかわりに攻撃力などをひかえめにしたリンク」として参戦している。
通り名に関して
理由は不明だがリンクはこどもリンクやトゥーンリンクを含めて複数のリンクがスマブラに登場しているが、どのリンクも頑なに勇者の通り名を付けてもらえない。
具体的にはSPリンクは「復活の英傑」、こどもリンクは「オカリナの冒険者」、トゥーンリンクは「大海原をゆく剣士or戦士」と言う具合。
forリンクに至っては「勇気のトライフォース」とリンクに宿してるものであってリンク本人を表してる通り名ではない。
アイクは「蒼炎の勇者」、ルカリオは「波導の勇者」とゲームや映画通り勇者の通り名が付けられていて、
勇者は原作の通り名である「伝説の勇者」と「天空の勇者」はともかく、「悪魔の子と呼ばれし勇者」と「竜の血を引きし勇者」と少々無理矢理でも4人全員勇者と付けられているのに…。