当記事は「ウルフ・オドネル」から分離・独立させています。
記事の肥大化を防ぐため、先方に当記事の内容を追加しないようお願い致します。
概要
第3作『大乱闘スマッシュブラザーズX』(以下、『X』)に参戦したキャラクター。通り名はスターウルフのリーダー。
第2作『大乱闘スマッシュブラザーズDX』(以下、『DX』)ではオープニング映像のフォックスとのドッグファイトシーンで少しだけ写っただけだが、次作で参戦。
桜井氏曰く「フォックスとファルコで培った技術を用いて急ピッチで制作し、超ギリギリで参戦に滑り込ませた」らしい。
そのこともあってか、骨格と多くの基本モーションをフォックスから流用している。しかし、ワザの面ではファルコ以上に差別化され、ほぼ別物となっている。
また、プリンやトゥーンリンクと同様に「亜空の使者」のシナリオには絡まず、基本的に同モードをクリアしてからようやく使えるようになる。
デザインは『スターフォックスアサルト』をベースにしつつ、大胆なアレンジを加えたもの。
特徴
ダッシュのフォックス、ジャンプのファルコに対し、ウルフは空中スピードに優れる。
通常ワザはグローブに付けられた鋭い爪で引き裂いたり、牙で噛みつくなどといったワイルドな攻撃を主体とし、スピードとパワーを兼ね備えている。
体重も上記2体よりは遥かに重く、中量級に属している。
必殺ワザはフォックスやファルコと同じような構成だが、彼らと比べるとやや変則的な性能を持つ。
必殺ワザ
- 通常必殺ワザ:クローブラスター
連射ができない代わりに攻撃力が高め。また、銃本体にも攻撃判定が付いている。
- 横必殺ワザ:ウルフフラッシュ
フォックスたちとは違い、斜め上に飛び上がる。
移動先でクリーンヒットすればかなりのダメージを与えられる。
メテオ判定がある。
- 上必殺ワザ:ウルフシュート
炎をまとわず、すばやく飛び蹴りを放つ。
移動距離はかなり短い。
- 下必殺ワザ:リフレクター
三日月のような形のリフレクターを前後に展開。
フォックスよりも出が遅い分、攻撃力が高い。
- 最後の切りふだ:ランドマスター改(フィギュア名鑑では「ランドマスター」)
出現時間が短い代わりに、フォックスやファルコのランドマスターに比べて非常に高い機動力や火力を持つ。
フィギュア名鑑によると、ウルフが分析し、改良を重ねた機体らしい。
10年ぶりの登場!
最新作『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』(以下、『SP』)で待望の復活。
ファイター番号は44、通り名は宙駆ける銀狼。
前作『大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS / Wii U』(以下、『for』)ではただ一人不参戦の理由がハッキリとしていなかった(一応、桜井氏は「未来がないシリーズのものは選びにくい」という発言をしていた)だけに、ウルフの復活もまた大きな歓喜を持って迎え入れられた。
顔のデザインは『スターフォックスゼロ』ベースだが、衣装は『X』のデザインの意匠を残しつつも改めて一新されている。
『X』の時は鉤爪グローブを装着していたのに対し、今作ではオープンフィンガーグローブになっているため、自分の爪で攻撃しているようになった。
カラーバリエーションも一新され、3P・8Pカラーは『スターフォックス アサルト』におけるチームメイトの配色に(ただし、両者共に現在は追放されている。)。
実は2Pカラーは『スターフォックス ゼロ』での衣装を意識した配色なのだが、原作では解析で上半身の3Dモデルが確認できるのみで、全身が描かれたことはなかった。
過去作からの復帰キャラは基本的に技構成が最後に出演時とほぼそのままで変えられない中、
非常に珍しく通常ワザのおよそ半数が変わった他、体重が大幅に軽くなる(102→92)など、『X』とは別物と言っても差し支えないファイターに生まれ変わっている。
主な変更点は以下の通り。
- 弱攻撃3が横に引っ掻く「ワイルドスクラッチ」に変更。
- ダッシュ攻撃が前方に跳び蹴りをする「シューティングキック」に変更。
- 横スマッシュ攻撃がその場で踏み込みながら掌底を繰り出す「ウルフクラッシュ」に変更され、多段ヒットしなくなった。
- 上スマッシュ攻撃が「スピニングレッグシザース」に変更。ただしワザ名の変更のみで、動作などに大きな変更はない。
- 通常空中攻撃がフォックスと似た飛び蹴りの「ウルフキック」に変更。
- 投げワザが全て一新された。
- 前投げは振り下ろして引っ掻く「ショートスクラッチ」。
- 後投げは振り上げて切り裂く「スクラッチアッパー」。
- 上投げは立った状態で弧を描いて切り裂く「スルースクラッチ」。
- 下投げは叩きつける「ボトムダウン」。
- 通常必殺ワザ「クローブラスター」が銃を突き出し、振り上げて射撃するモーションに変更。
- 横必殺ワザ「ウルフフラッシュ」で、上下の方向にシフト変更が可能になった。
- 最後の切りふだがスターウルフのメンバー総動員でウルフェンによる攻撃を行う「チームスターウルフ」に変更。
- フォックスやファルコの「チームスターフォックス」よりも攻撃力が高く、ふっとばす方向は両者の中間となっている。また、フォックスかファルコに当てるとセリフが変化する。
その他
勝ちあがり乱闘「参戦ふたたび」
ウルフと共に復活参戦を果たしたファイターやボスが登場。
全ROUNDが1on1で両手も出てこないため、非常に戦いやすい。
プリンやリヒター、しずえのルートから察するに、ウルフもまた復活したファイターの中で最も大きい番号であることから、このテーマになったものと思われる。
ポケモントレーナーの件もあってか、ポケットモンスターシリーズ出身のファイターが多いのも特徴。
スピリッツバトル
メインファイターとして
No. | スピリット | 登場作品 | 備考 |
---|---|---|---|
0,398 | パンサー | スターフォックスシリーズ | |
0,399 | ウルフェン | スターフォックスシリーズ | |
0,446 | カラカラ | ポケットモンスターシリーズ | |
0,479 | ヘルガー | ポケットモンスターシリーズ | |
0,492 | アブソル | ポケットモンスターシリーズ | |
0,522 | ゾロアーク | ポケットモンスターシリーズ | |
0,600 | バイオ・レックス | F-ZEROシリーズ | |
0,672 | ギャンレル | ファイアーエムブレムシリーズ | |
0,796 | ウェアホッグ | ソニックシリーズ | |
0,959 | ムムカ | ゼノブレイドシリーズ | |
0,976 | ギャング&レディ&ポリス | ホーガンズアレイ | ギャング枠で登場。 |
1,073 | 狼男 | 悪魔城ドラキュラシリーズ | 言わずもがな狼繋がり |
1,254 | トイ・プードル | nintendogsシリーズ | |
1,363 | 八神庵 | ザ・キングオブファイターズシリーズ | |
1,447 | ヴィンセント | ファイナルファンタジーシリーズ |
お供として
No. | スピリット | 登場作品 | 備考 |
---|---|---|---|
0,395 | レオン(スターフォックス) | スターフォックスシリーズ | |
0,396 | ピグマ | スターフォックスシリーズ | |
0,916 | 星河スバル&ウォーロック | 流星のロックマンシリーズ | ウォーロック枠で登場。 |
1,368 | ザシアン&ザマゼンタ | ポケットモンスターシリーズ | ザマゼンタ枠で登場。 |
1,423 | ハンイット&オフィーリア | オクトパストラベラーシリーズ |
宿敵、獣、ならず者、ライバルといったいずれかの要素が必ず入っている。
余談
「ライラットクルーズ」のスマッシュアピールでは、基本的にファイターとして参戦している場合は『X』、それ以外は『スターフォックスアサルト』のモデルが使われているが、ウルフは『for』で不参戦となった影響か、『SP』から『スターフォックス アサルト』のモデルに変更されている。
関連動画
関連項目
フォックス:ベースとなったファイター
ファルコ:ウルフと同じくフォックスをベースとしたファイター