当記事は「ピカチュウ」から分離・独立させています。
記事の肥大化を防ぐため、先方に当記事の内容を追加しないようお願い致します。
概要
ポケモンを代表する形で全作品にレギュラー出演。
ファイター番号は08、通り名は雷撃のねずみポケモン。
特徴
機動力が高く、攻撃力が低い、分かりやすいスピードタイプ。
全体的に発生の速さ・持続の長さ・スキの小ささと三拍子揃っており、しっぽや電撃のおかげで判定も強い。特に1on1では滅法強く、『初代』から『SP』に至るまで常にキャラランクの上位をキープしている。
身体が小さいおかげで、相手の攻撃が当たりにくいのも強み。ただし自身のリーチも短く、体重も非常に軽いため、ここぞという場面でワザを外すとあっけなくふっとばされてしまうことも。
必殺ワザ
- 通常必殺ワザ:でんげき
電撃を飛ばす飛び道具。
ステージ上では円を描くような軌道で地形にそって、ステージ外では斜め下に飛んでいく。
- 横必殺ワザ:ロケットずつき
力をためて真横に突進。ためた時間に応じて攻撃力・飛距離・速度が上がっていく。
横方向への復帰に使える。これで距離を詰めてから上必殺ワザの上昇もできる。
- 上必殺ワザ:でんこうせっか
方向を指定して高速突進。『DX』からは突進で攻撃することも可能。ただし威力は低くてダメージはほぼない。
2回連続で突進できるため移動距離はかなり長いが、同じ方向には移動できない。ピカチュウを使うなら、まずはこのワザの練習から初めてみるのもアリ。何事もタイミングが肝心。
ちなみに『初代』の開発中は「こうそくいどう」だったらしく、ゲーム中のキャラクター紹介に名残が残っている。後に参戦したピチューが攻撃判定のない「こうそくいどう」を使うのも、この名残なのかもしれない。
- 下必殺ワザ:かみなり
遥か上空に雷雲を生み出し、かみなりを落とす。
出始めからしばらくは全ての地形をすり抜け、それ以降は地形に衝突するとそこで止まる。ピカチュウに当たると放電し、周囲の相手を強くふっとばす。
『for』からは出始めにメテオ判定が追加。うまく当てればそのまま放電部分につなげられる。
巨大な電球になり、ステージ中を動き回る。
『X』と『for』では自分で操作し、攻撃ボタンでスパークを放つ。
『X』では慣性が極端に強く思うように操作できず、攻撃力は非常に高いもののふっとばし力はかなり弱い。
『for』では小さなマーカーを動かして本体を誘導する形となり、慣性も弱まって動かしやすくなったが、攻撃力は大幅に下がり、ふっとばしの弱さも相変わらず。
『SP』では最初の突進がヒットすると、一定範囲内で乱舞攻撃を繰り出す。発動時の放電にも攻撃判定あり。1on1以外でもカメラがズームするため、思わぬ自滅を誘発することも。
ちなみにこの「ボルテッカー」は原作と全く異なるワザになっているのだが、これはポケモンよりも前にゲームフリークが開発した『パルスマン』を元にしているためである。
変遷
最も強いピカチュウは恐らく『初代』だろう。
体が小さいため攻撃が当たりづらく、それでいて火力・リーチも十分あり、かみなりで撃墜力も確保出来るスピードタイプのファイターという事から、1on1ではぶっちぎりの強さを誇っていた。
ちなみに『初代』の通常空中攻撃は1体を除いて「○○キック」で統一されているのだが、中でも「ピカチュウキック」は姿勢も相まってシュールな絵面をしていた。
逆に弱いと言われているのが、ギリギリ上位に届く程度の『DX』。
場外での空上メテオは非常に強力なのだが、阻止をするためにはまず地上で相手に触る必要がある。リスクの小さいワザが通常空中攻撃めくりと上空中攻撃の出だし(ダメージ4%)しかないので、ワンパターンになりがちという欠点も。
雑に扱うとフォックスの劣化状態になってしまうので、横強の持続置きや連打できる下強攻撃、大ジャンプ狩り上空中攻撃などを丁寧に使っていきたい。そしてワザのバリエーションが少ないため、振るワザがなくなりがちなので、時には癖を活かした攻め方で無理やりこじ開ける必要もある。
『X』では妙にリアルで不気味なデザインになっていたが、『for』からは近作に合わせてやや細身になっている。
『SP』では向きによってモーションが反転するようになった。また、通常空中攻撃が多段ヒットする「ピカチュウショック」に変わり、横強攻撃「りょうあしげり」も電撃をまとうようになった。
その他
カラーバリエーション
ピカチュウ自身の体色の変化は少なく、三角帽子や歴代男の子主人公の帽子などを付けることで区別される。
『X』では他のポケモン勢が全員5種類ずつある中、ピカチュウだけは4種類のままだったが、『for』からは他のファイターと同じく8種類に統一されている。
『SP』ではしっぽがハート型の「ピカチュウ♀」と「マスクド・ピカチュウ」が追加された。
ちなみに『X』『for』で用意されていた水泳ゴーグルは、『DX』のピチューから引き継がれたもので、『SP』でピチューの元に帰ったという経緯がある。
似たようなパターンとして、『for』ではピカチュウにこだわりハチマキ、『SP』ではピチューにきあいのハチマキを着けたものが用意されている。
亜空の使者
亜空軍に捕まって発電機にされていたところをゼロスーツサムスに助けられ、彼女と共闘する。
直後にリドリーに捕まったサムスをかみなりで救出し、恩返しを果たした。
勝ちあがり乱闘「大乱闘 ポケットモンスターズ」
ポケモンシリーズ出身のファイターが、シリーズでデビューした古い順に登場する。
ステージもポケモンシリーズのものに限定され、アイテムもモンスターボールとマスターボールしか出現しない。
ROUND3でピチューが2体同時に出てくるのは、短編映画『ピチューとピカチュウ』のピチュー兄弟が由来。
BOSSがミュウツー→マスターハンドとの連戦という変則パターンとなっており、高ホンキ度でもクレイジーハンドは登場しない。
「原作再現」の少なさ
通常必殺ワザの「でんげき」は自然すぎてわかりにくいが、原作ゲームには存在しないわざ。
ただし、他のメディアででんきタイプのポケモンが同名のわざを使う例はある。ポケモンカードにもこのわざがある。
また、原作で「じごくぐるま」と「ロケットずつき」を覚えられるのは、それらがわざマシンとして登場する第1世代のみで、弱攻撃「ずつき」も「HGSS」などでしか覚えられないが、『スマブラ』では一貫してこれらのワザを使い続けている。
一方でアイアンテール(尻尾で攻撃する技はある)やエレキボール、エレキネットといった第2世代以降のわざはおろか、アニメでの代名詞である10まんボルトすら一向に使用する気配が無い。「for」のカスタマイズ必殺ワザやモンスターボールのポケモンが使うわざにも採用されていない。
体格も原作では少年主人公の肩に乗れるくらい小柄だが、ファイターとしてのピカチュウは明らかにデカいため無理がある見た目をしている。
本作が横スクロールのためわかりにくいが、他のキャラクターと一緒にカメラを移動させれば結構な体格だとわかる。原作通りだと小さすぎてスーパーキノコで巨大化しない限り見えなくなるかもしれないが…
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ピチュー:モデル替えキャラ / 実質モデルチェンジファイター