CV:中川翔子
概要
『ポケットモンスター ハートゴールド・ソウルシルバー』限定で使用可能なピチューのバリエーション。ギザみみの名前どおり、普通のピチューと違い左耳がくせっ毛になっている。性別は♀。ウブのみが大好物。テーマソング「もえよギザみみピチュー!」によると、方向音痴で泣き虫な一面もある。
当時の映画『劇場版ポケットモンスター ダイヤモンド&パール アルセウス 超克の時空へ』の鍵を握るポケモンでもある。
英語名はSpiky-eared Pichu。
ゲーム本編では上記映画の特典であるピカチュウカラーのピチュー(色違い・親がしょこたん)をウバメの森に連れて行く事で入手できる。
ちなみに色違いのピチューが進化してピカチュウになっていても、会うことができる。
なお、性別は上記の通り♀固定。図鑑にも別の姿として登録される。
ただ耳の形が違うだけかと思いきや、ウツギ博士はセレビィによって別の時代から長い時を経て渡ってきた特殊個体であると推測。
その時渡りが遺伝子に影響を及ぼしており、なんとピカチュウに進化する事ができない。つまりなつき度をいくら上げようが永遠にピチューのままなのである。
正直な話、コイツは観賞用のポケモンと言っても差し支えないのだ。
それでもレアなポケモンなのでずっと手持ちに置きたい…としたいところだが甘い。
あろう事かコイツは他のソフトに送る事は一切不可能なのである。ポケシフターも無理である。
ウツギ博士からも、上記の時渡りの影響を鑑みてだが「ほかの ひとに わたしたりしないで (主人公)くんが だいじに そだてて あげると いいよ」と言われる。
ポケモンセンターにもその旨を連絡され、通信受付のお姉さんからは「ギザギザの みみを した ピチューは おとおしできない ことに なっております」と出禁宣告される始末。なんということでしょう。
ならウツギ博士に見せる前なら・・・と思いきや「ポケモンセンターの データベースには とうろくされていない しゅるいですので おとおし できません」と言われ結局追い返される。このピチューが何をしたというのだ。
話題は作れたものの、ハードが2つも変わってしまった今では影も形も見えない悲しいポケモンとなってしまった……が。
2018年に発売された『大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL』にて、同作にて復活参戦したピチューの6Pカラーとしておよそ10年越しの再登場を果たした(参考:外部リンク)。
なお、こちらは色替え扱いのため、他のカラーと同様にこおろぎさとみが声を担当している。
ちなみに以降シリーズにてユーザーによってデータが解析されているかと思いきやそれ以降のシリーズソフトの解析結果情報には書かれていないので上記ソフト限定のデータとなっている。
初期案では体が白く「ホワイトピチュー」と言う名前だった(ホワイトピチューのホワイトシチューと言う商品まで考えられていたがお蔵入りになった)。
能力
習得している技はボルテッカー・てだすけ・いばる・いたみわけ。
特にいたみわけはピカチュウ系統は習得できない特別な技となっている。
性格はやんちゃ固定。個性はランダム。
親名はプレイヤー名となっている。
持ち物はいかずちプレート。
コピーピカチュウの子供説
ギザみみピチューの見た目から「耳の模様がギザギザしているコピーピカチュウの子供なのではないか」という噂があった。しかし『アルセウス 超克の時空へ』で『ミュウツーの逆襲』の時代より過去の時代に登場したことによりその説は否定された。
漫画版
『ポケットモンスターSPECIAL』
第9章にて登場。セレビィに協力し、ウバメの森でゴールドのピチュと共に、サカキの病を治す為の薬の材料集めをしていた。
余談
ピチューの進化系のピカチュウやライチュウには♂♀で見た目違うこととギザみみピチューの友達の♂の色違いピチューの耳が普通であったこともあってか、♀のピチューはすべてギザみみと勘違いしていた人もいたとかいなかったとか。