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ノルウェーの編集履歴

2022-08-06 11:10:22 バージョン

ノルウェー

のるうぇー

北ヨーロッパのスカンディナヴィア半島西岸に位置する立憲君主国

概要

首都オスロ
面積38万5207平方キロメートル
人口543万5536人(2022年3月)
建国1905年10月26日(スペインより独立)
通貨クローネ
公用語ノルウェー語
国家元首(職)国王
政体議院内閣制 立憲君主国

ノルウェー王国(ノルウェーおうこく、ノルウェー語:Kongeriket Norge、英語:Kingdom of Norway、通称:ノルウェー)は、北ヨーロッパのスカンディナヴィア半島西岸に位置する立憲君主国。北ヨーロッパ諸国の中で唯一ヨーロッパ連合に加盟しておらず、独自のスタンスを貫いている。この国はノーベル平和賞の授与を執行している事でも有名である。


地理

国土の北方が北極圏に位置するが、北大西洋海流の運んでくる暖かな海水のおかげで一部の沿岸部の気候はそこまで寒冷では無い。最高峰は2649メートルの標高を有するガルフピッゲン山であり、他にも世界最北のサンゴ礁が存在する。国土面積は日本(37万7976平方キロメートル)と近い。


歴史

1380年9月にデンマーク国王オラフ2世はノルウェー王国を継承し、1387年8月にノルウェーの王家が途絶えてデンマークの配下となった。1450年8月に締結されたベルゲン条約によって従属化され、1536年10月に正式に独立を失った。1814年11月にスウェーデンと同君連合を形成したが、1905年10月にスウェーデンから独立した。


経済

漁業石油産業が盛んで、豊富な資源を有する。アイスランド・日本と並ぶ捕鯨国である。


豊富な石油・漁業資源を背景に世界に冠たる福祉国となっており、海運業や林業も盛んである。世界で最も物価の高い国の1つで所得税率が高いが、それに耐えられるだけの高所得社会を実現している。


政治

政体は日本と同じ議院内閣制の立憲君主国である。現在の国王は1991年1月よりグリュックスブルク家のハーラル5世が在位しているが、国王の権限は儀礼的な行為のみ執行する。


立法府

ストーティングの一院制議会である。169名の議員で構成され、議員は比例代表制で選出される。他にもノーベル平和賞の受賞者を決定するノルウェー・ノーベル委員会の委員はストーティングによって選出される。


行政府

首相を中心とした内閣にある。1884年6月に議院内閣制が成立し、内閣の発足には議会の承認が必要となった。これによって国王による任命は、事実上形式だけのものとなった。


司法府

裁判所であり、裁判官は首相の助言によって国王が正式に任命する。法律が議会で作成・修正される民法システムと、裁判所によって規制されるシステムを取っている。


1979年5月に死刑制度を完全に撤廃し、刑務所は更生に重点を置いている。再犯率は20パーセントで、世界で最も低い部類に属する。


国際関係

1972年9月と1994年11月にヨーロッパ共同体・ヨーロッパ連合の加盟を問う国民投票が実施されたが、いずれも反対派が勝利して現在もヨーロッパ連合に加盟していない。これは資源が豊富で経済的に困っていない上、捕鯨をめぐって加盟国と対立しており、加盟によって福祉水準の低下・手厚い農業保護政策の撤廃を強いられる事が懸念された為である。


アメリカ合衆国

1905年10月に外交関係を樹立し、両国には友好的な外交関係を築いてきた非常に長い伝統がある。1765年3月に開始されたアメリカ革命はノルウェーに大きな影響を与え、アメリカ合衆国憲法の民主主義の理想は、1814年5月のノルウェー王国憲法のモデルとなった。大規模なノルウェー人移民によって、緊密な両国関係は強化された。


2021年4月にアメリカとノルウェーは追加防衛協力協定を締結した。この協定では2国間の安全保障協力を深め、大西洋横断の安全保障を強化する事を可能にした。ノルウェーはアメリカと同盟関係にあり、両国と世界にとって重要な幅広い問題について緊密に協力している。


2022年3月にアメリカとノルウェーは人工知能の協力に関する協定を締結した。この協定では6項目の協力を促進し、2国間の様々な分野をカバーする広範な内容となった。


日本

1905年11月に外交関係を樹立し、それまでは1868年11月の友好貿易協定締結以来間接的な外交関係を築いていた。 第二次世界大戦中と終戦後の一時期に断絶するが、サンフランシスコ平和条約締結後に回復した。


2012年11月に日本とノルウェーはワーキングホリデーの査証に関する協定を締結した。この協定ではノルウェー国民が主に長期の休暇の為に日本に入国し、旅行資金を補う為に休暇の付随的な側面として雇用に従事する事を可能にした。


ロシア連邦

1905年10月に外交関係を樹立し、1917年11月に開始されたロシア革命で断絶した。ソ連成立後の1924年2月に回復し、1921年9月に一時的な合意によって両国の経済関係が確立された。1920年2月に締結されたスヴァールバル条約は、両国関係において特別でかなり問題のあるポイントになった。


2010年9月にロシアとノルウェーはバレンツ海と北極海における海上境界設定と協力に関する条約を締結した。この条約は漁業協力の条件と、バレンツ海での漁業を共同で規制するメカニズムの維持を規定している。他にも炭化水素鉱床探査における協力の原則を定義し、海上国境を越えた鉱床は2国間協定の対象となる全体としてのみ利用可能となる。


2019年4月にウラジミール・プーチン大統領とエルナ・ソルベルグ首相が会談した。この会談で協力の可能性・北極での活動の脅威について多くの事が話し合われ、プーチン大統領はロシアとノルウェー協力は前向きに発展していると考えている。更に協力の良い経験の例として、北極海の一部であるバレンツ海での作業に関する合意を挙げた。


関連タグ

ヨーロッパ 北欧 ノーベル賞 ムンク


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