パーソナルデータ
概要
ミーノスの副官で、彼に代わって第一獄・裁きの館で亡者たちを裁く役を持つ冥闘士。唯一所属が判明しているミーノス直属の冥闘士である。
普段は冥衣の上に法衣を纏っている。
冥界に乗り込んできた星矢・瞬と対峙し、彼らを(善悪問答の末に)倒すが、実は途中からカノンの技により幻覚を見せられており自分の冥衣のマスクを瞬に憑衣したハーデスの生首と思い込んで錯乱。
ラダマンティスに遭遇して正気に戻され、姿を隠していたカノンを武器であるムチで捉えたものの、ムチを通して小宇宙を流し込まれて指先一本で粉々にされる。
人物
銀色のストレートの長髪をした落ち着いた雰囲気の美形で、静寂を好み、口調は慇懃。
善良な性格の者であってさえ些細な幼少期の悪行も許さず裁く、聖闘士らの侵入を知らせにきた雑兵・マルキーノを静寂の法廷の掟、ひいてはハーデスの権威を背景に「大声を立てた」という理由だけでムチで輪切りにして一方的に殺害するなど性格はかなり傲慢である。
(ただし、敵とはいえ純粋な心を持つ星矢達を攻撃した後は多少同情していた)
こうした点については、カノンが彼を倒した際に「神でもないお前が人を裁こうとした報い」とツッコんでいる。
技
ファイヤーウィップ
相手にムチを巻き付け、そのまま輪切りにする。如何なる防御や陰形も通じない。
相手が犯した罪が重いほど、巻き数が増える。
リーインカーネーション
相手に罪を自覚させた上で地獄へ落とす。どんな地獄に落ちるかは、相手の犯した罪次第。
ミーノスの副官を務めるだけあって実力は高く、ラダマンティスさえもがその実力を認めるほどの実力者。だが、カノンには及ばなかった。
ロストキャンバス
実は幾度もの聖戦を経てきた冥闘士であり、ロストキャンバスにも登場している。
この時はシオンを冥王軍に勧誘しようとしたが結局果たせず、シオンと戦い積尸気転霊波で倒された。
倒れる際にシオンが教皇の素質を持つ人物である事を認める。
余談
冥衣の元ネタは『指輪物語』に登場する火のモンスターバルログ(ゲーム『ウルティマ』ではバルロンと表記している)。